大昔の事を思い出せ

イザ46:9「遠い大昔の事を思い出せ。わたしが神である。ほかにはいない。わたしのような神はいない」
最も遠い昔は創世記にある「光があれ(創1:3)」までさかのぼります。そうすると、天地を造られる前から、つまりまだほかの神々など影も形もないときから、創造主は存在し、すべての万物を造られました。聖書はイエス様は万物より先に存在し、万物は御子によって成り立っていると証言しています(コロ1:7)。天の父なる神も、イエス様も創造の最初であり、すべての神々は人を通して作られた後付けのものなのです(6)。「大昔」はヘブル語で「owiam(オワーム)」で聖書では「永遠の」とか「不朽の」というふうに使われています。ずっと昔には金や銀で作られた神などおら ず、人の手に作られた神はすべてその場から動けず、叫んでも答えず、悩みから救ってくれません(7)。つまり無能ででくの坊なのです。そんなまやかしの像に頼ることほど愚かなことはありません。もう何度も預言者を通して語られていることをさらにここでも繰り返しているのは、いかに人が弱く、偶像への誘惑が強いかがわかります。人の弱みに付け込むとは、まさにこのことです。十戒にもある偶像への警告は今でも生きています。