主は地をさばくために来られる

詩98:9「確かに、主は地をさばくために来られる。主は義をもって世界をさばき、公正をもって国々の民を、さばかれる」
旧約聖書だけを信じるなら、主は必ず来られ、ユダヤ人を苦難の中から救い出してくださると考えるでしょう。ユダヤ人たちはユダヤ教のために布教をしません。現在、数えられているユダヤ人は約1600万人ほどで、自然増加と減少だけならば、この数から劇的に増えることはないと思います。一方、キリスト教では、ユダヤ人の血に関係なく誰でもイエスを信じる信仰によって救いを得ることができます(ピリ3:9など)。それは神が誰一人として滅びることを望んでおられないからです(ヨハ3:16)。ここらがユダヤ教キリスト教の大きな違いです。唯一の神を信じ る信仰は同じでも、選ばれた民と異邦人との間には大きな隔たりがあります。ユダヤ人は今も、メシヤが現れユダヤ人を安息に導いてくれると信じています。決してユダヤ人を非難したり、差別しようとは思っていません。逆に、彼らには神の備えた大きな計画があるので、存在してもらわないと困るのです。そして、何よりも彼らの存在こそが神の存在を確信させ、聖書のことばは心理であることを裏付けています。