悔い改めよ

エゼ33:11「彼らにこう言え。『わたしは誓って言う。――神である主の御告げ――わたしは決して悪者の死を喜ばない。かえって、悪者がその態度を悔い改めて、生きることを喜ぶ。悔い改めよ。悪の道から立ち返れ。イスラエルの家よ。なぜ、あなたがたは死のうとするのか』」
「わたし」は「神である主」のことであり、聖書に書かれている神のことです。アブラハム、イサク、ヤコブの神であり(出3:6)、天地創造をなさり、人を造られた神のことです(創1-3章)。神は悪を嫌い、人が悪から遠ざかることを望んでおられます(アモ5:15)。しかし、エゼキエルの預言によるならば「決して悪者の死を喜ばない」とあります。これは「ひとりとして滅びることなく(ヨハ3:16)」という有名 なことばを連想させます。そしてイエス様は「悔い改めなさい、天の御国が近づいたから」といって宣教を始めました(マタ3:2)。神は人が悪の道に入ったままで死んでいくことを良しとはしておられません。神から離れず、自分の罪を悔い改めて神に近づくなら、神はその人を見捨てず、必ず救ってくださいます。「悔い改めよ」はヘブル語「shuwb(シューブ)」が使われ、「戻る」とか「振りかえる」の意味があります。悪から離れるためには律法を守るべきですが、律法を完全に守ることはできません。キリストを信じる信仰によって神は義と認めてくださるのです(ロマ3:22)。