ハガイとイドの子ゼカリヤ

エズラ6:14「ユダヤ人の長老たちは、預言者ハガイとイドの子ゼカリヤの預言によって、これを建てて成功した。彼らはイスラエルの神の命令により、また、クロスと、ダリヨスと、ペルシヤの王アルタシャスタの命令によって、これを建て終えた 」
神殿再建はクロス王だけの命令でなされたわけではありません。多くの人が介在しています。王の名前だけでもクロス、ダリヨス、アルタシャスタの3人がの名が書かれています。そしてハガイ、ゼカリヤの預言者です。エズラ、ネヘミヤ記はハガイとゼカリヤを並行して読まないと、主のご計画がわかりません。主はハガイを通して、シェアルティエルの子、ユダの総督ゼルバベルの心と、エホツァダクの子、大祭司ヨシュア に具体的な行動を指示しています。エルサレムに帰国したイスラエル人たちが、同胞から嫌がらせを受けたときも(4:4-16)、ハガイではダリヨス王2年の6月11日に「主の宮を建てる時はまだ来ない (ハガ1:2)」という預言がされています。次いで7月21日には「仕事に取りかかれ(ハガ2:4)」とGOサインが出るのです。これはエズラ5章のとき語られた言葉です(5:1)。エルサレムに戻って、敵からの妨害にありながらも、二人の預言者は正確に主の言葉をゼルバベルや大祭司ヨシュアに伝え(5:2)、民もその声に従いました。エズラ記の最初は主の霊がクロス王を奮い立たせるところから始まっています(1:1)。主が働いておられ、ご計画の通りにすべてのことを成されたのです。それはエレミヤの70年後にエルサレムに集めると言われたことの成就でもあるのです(エレ29:10)。