申命記34章 その墓を知った者はいない

申34:6「主は彼をベテ・ペオルの近くのモアブの地の谷に葬られたが、今日に至るまで、その墓を知った者はいない」
約束の地に入れなかったのは、メリバの事件のゆえだとあります(民20:24)。それほどメリバの水の事件は大きかったのでしょうか?モーセは命じられたとおりに杖を取り(民20:9)、「岩を二度打った(民20:11)」とあります。この2回目の杖が問題だったのです。一度で水がでなければ「あれ?」と疑いたくなります。この疑いの心を神は怒っているのだと思います。パウロは自分の肉体のとげを取り去ってもらうように「三度も祈った」と書いています(2コリ12:8)。何度も繰り返すことが必ずしも良いことではないのです(マタ6:7)。モーセが死んだのは肉体の衰えではなく(7)「主の命令(5)」によるものです。そして、主ご自身がモーセを葬られました(6)。聖書には「モーセのような預言者は、もう再びイスラエルには起こらなかった(10)」とあります。モーセが旧約における最も偉大な預言者であり、イエス様もモーセと語り合っておられるほどです(マタ17:3)。