エゼキエル35章 永遠に荒れ果てさせる

エゼ35:9「わたしはおまえを永遠に荒れ果てさせる。おまえの町々は回復しない。おまえたちは、わたしが主であることを知ろう」
セイルはネゲブの南で、セイルからさらに南下すると紅海に行き付きます。ユダ国の最南端がネゲブ砂漠で、それより南は荒野と砂漠が広がる土地です。そのような土地にエドム人が住み着き、世界遺産にもなったペトラ遺跡を残しました。セイルは現在のヨルダンの領土内にあります。ヨルダンの観光名所はペトラ遺跡モーセが死んだネボ山(申34:1)などがありますが、どこも岩と砂だらけの場所で、緑豊かな土地とは言えません。第一次中東戦争の際、どさくさ紛れでエルサレム東部を占領したヨルダンは、エルサレムの所有を主張しましたが、2018年にアメリカのトランプ大統領が、エルサレムイスラエルの首都と認め、現在に至っています。そういう経緯で、大都市エルサレムはセイルには含まれず、エゼキエルの預言した通りに、セイル全体は荒野と砂漠の国だと言えます。ヨルダン政府の財政事情もありますが、GDP91位で人口1000万に足らずの国が、ドバイのように砂漠国でありながら水のあふれるようになるのは難しそうです。アラブ系でありながら、産油国でないのは、やはり神のご計画なのでしょうか?