エゼキエル44章 ツァドクの子孫のレビ人

エゼ44:15「しかし、イスラエル人が迷ってわたしから離れたときもわたしの聖所の任務を果たした、ツァドクの子孫のレビ人の祭司たちは、わたしに近づいてわたしに仕え、わたしに脂肪と血とをささげてわたしに仕えることができる。-神である主の御告げ-」
ツァドクはレビ族の中でもメラリ族の末裔で、アロンの子孫でもあります(2サム8;17)。メラリ族は契約の箱の運搬を任せられており(民4:15)、ほかのケハテ、ゲルションよりもエリートのレビ人です。そのようなツァドクの子孫だけがエゼキエル神殿で神に仕えることが許されています(15)。彼らは「君主(3)」が来られるために、君主に仕えるために聖別されなければならないのです(8-31)。エゼキエルの預言の「君主」は、メシヤすなわちイエス様を指すという解釈が一般的ですが、現在のイスラエルの君主と言えば大統領になります。2019年では第10代大統領ルーベン・リブリンが2014年からその地位についています。イスラエルの民族は、ユダ国の子孫になり、ユダ国にはユダ、ベニヤミン、レビの3支族がいました。現在のユダヤ人と呼ばれる人は、この3支族の子孫にあたります。現大統領のルーベンは「ルベン」のことで、今でもヤコブの12部族の名を子どもにつけるのは珍しくないようです。君主は特別に主の前でパンを食べることが許されています(3)。君主は単数なので1人です。神と共に食事ができるこの君主は、神と顔を合わせて話をするのでしょうか?