ヨシュア記23章 あなたがたの神、主を愛しなさい

ヨシュ23:11「あなたがたは、十分に気をつけて、あなたがたの神、主を愛しなさい」
割り当て地が決定してからは、どのように生活すれば良いのでしょうか。それには「モーセの律法の書にしるされていることを、ことごとく断固として守り行ない(6)」とあるように、与えられた律法を守ることが求められています。律法が守れないようなら「あなたがたの神、主にすがらなければならない(8)」と書かれています。自分たちの力だけで守ろうとしてもだめなのです。パウロは律法は罪の意識を生じさせるものだと言いました(ロマ3:20)。そこに主が介在しない限り、律法の全てを守り行うことはできません。ヨシュアはさらに進んで「あなたがたの神、主を愛しなさい(11)」と勧めています。これはイエス様の教えられたものと一致します(マタ22:37)。律法を守る、主にすがる、主を愛する、という3つの条件を満たすなら、主はイスラエルに与えた安住の地で平和を与えられるでしょう。しかし、堕落して異教の民を受け入れ、彼らを追い払わななければ、彼らはイスラエルの民にとって落とし穴となり、わなとなり、脇腹のむちとなり、目のとげとなると書かれています(12-13)。ヨシュアが死ぬ前に遺言として語った内容は、イスラエルの民が主とともに歩むようにと願ったものでした。それはヨシュアモーセと同じように神の御心を知っていて、主の契約を破って他の神に走るなら、主がイスラエルを滅ぼすことを理解していたからです。