ガラテヤ5章 御霊によって歩みなさい

ガラ5:16「私は言います。御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません」
目に見えず、耳にも聞こえない御霊にどうのように従うのでしょうか。聖霊が最初に下ってきたとき、他国のことばで話したことが書かれています(使2:4)。さらにステパノなど7人の給仕係を決めるときも、御霊と知恵に満ちた者たちを選びました(使6:3)。御霊はことばと関係しており、智恵とも近い関係にあることがわかります。ペテロは御霊から3人の来訪者があることを御霊によって語られ(使10:19)、アガボは世界中にききんが起きることを御霊によって預言しました(使11:28)。何かテレパシーのようなものでもあるかのようですが、どの人々も普通の人で特別な能力など持ってはいませんでした。それは神とともに歩む人たちの特有の経験で、周りにいる人たちには「ああ、今、あの人は聖霊によって語られている」などとはわからないものです。それでも聖書に従いなさい、という心の声はどこかに響いていると思います。不品行や汚れたもの(19)に接するとき、自分の心の中に「それに近づいてはいけない」という声があるなら、それは御霊の声だと思います。その判断は誰もしてくれません。唯一、聖書に書かれていることが、自分が御霊の声を聞いたかどうかを示してくれます。神のことばと違う思いは、神からのものでなく、御霊ではありません。