1テモテ6章 金銭を愛することが、あらゆる悪の根

1テモ6:10「金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。ある人たちは、金を追い求めたために、信仰から迷い出て、非常な苦痛をもって自分を刺し通しました」
アメリカの大富豪デビッド・ロックフェラーは、6回も心臓移植をして、102歳で亡くなりました。心臓移植を希望したとしても、臓器提供者の臓器が適合するかどうかはわかりません。なぜ、いとも簡単に6回も心臓を移植できたのでしょうか。それは資産38兆円という背景があったからです。一説では、神の定めを破って120歳以上生きようとしたという噂もあります。心臓さえ新しければ、半永久的に生きれると考えたのかも知れません。初代ジョン・ロックフェラーは、敬虔なバプテストの信者で十一献金も欠かさなかったと言われています。それでも金銭的な背景がなければ、神の定めた人の齢120歳を超えて生きようとは思わなかったでしょう。イスカリオテ・ユダは、イエス様から金入れを預かっていましたが、その中からいつも盗んでいました(ヨハ12:6)。また、ユダが祭司長たちにイエス様を売る話を持ち掛けたとき、彼らはユダに喜んで金をやる約束をしています(ルカ22:5)。金がまつわるとき、人の判断は鈍ります。パウロが教える、この世に何も持って来ず、何も持って出れない(7)は真実であり、神の摂理だと思います。金に執着するなら、心の目は曇り、贅沢したいと思うようになります。金を取るか、信仰を取るかは自分次第です。