詩94:19｢私のうちで、思い煩いが増すときに、あなたの慰めが、私のたましいを喜ばしてくださいますように｣
これはイエス様の言われた｢悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるからです(ﾏﾀ5:4)｣と同じ内容です。慰めを知る者は、それだけ思い煩いを経験していることになります。この詩の歌い手は、誰が主にさばかれ、誰が主の御加護を得るかを歌っています。神はご自分の民を苦しめる者には、さばきを下されます。それはアブラハム契約から来ていますが(創12:3)、現在のイスラエルでは本来の旧約聖書に従って生活している人は全体の1割もいません。ユダヤ人の約半数はアメリカに住み、イスラエルとの行き来もさかんで、イスラエルでもアメリカの思想がかなり深くまで根付いています。現在では軍事大国となったイスラエルは、非公式には核保有国であり、アメリカの軍事基地がイスラエルにあります。彼らはこの詩篇の言うように、長い歴史の差別、弾圧から開放されて慰めを受けたのでしょうか。アジア、中東地区では最大のLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)パレードが毎年行われているイスラエルは、旧約聖書に書かれている祖先たちの過ちをまた繰り返そうとしてるみたいです。｢さばきは再び義に戻り、心の直ぐな人はみな、これに従うでしょう(15)｣とあるように、神が選んだ民でも、神の義に従わなければ主のさばきを受けるのです。
