2歴代誌19 章 主への恐れがあなたがたにあるように

2歴19:7「今、主への恐れがあなたがたにあるように。忠実に行ないなさい。私たちの神、主には、不正も、えこひいきも、わいろを取ることもないからです」
イスラエルとユダが友好関係にあることは悪いことではありませんが、よりによってアハブの時代でなくてもよかったように思います。アハブの妻はイゼベルで、彼女のせいでバアル信仰をイスラエルに持ち込み、ヤロブアムの罪の上に加えて主に背くはめになります(1王16:31)。ヨシャバテはアハブのどこが気に入ったのか、自分の息子ヨラムとアハブの娘を結婚させ、より強い同盟を結ぼうとしました(2王8:18)。このアハブの娘がアタルヤで、マナセに匹敵するユダ国の最悪の王となります(2王11:1)。しかし、ヨシャパテがアハブが戦死して帰国したのち、預言者エフーの預言によって再び、主への信仰を取り戻すのです(2)。もともとヨシャパテはアシェラ像を取り除き、主に対する態度はまっすぐな王でした(3)。主を恐れたヨシャパテは国を治めるためのさばきつかさを立てました。そして、彼らに自分たちの仕えている神は不正も、えこひいきも、わいろを取ることもない神なのだから、自分たちの態度もそれに準ずるものでなければならないとしたのです。ヨシャパテは「勇気を出して実行しなさい。主が善人とともにいてくださるように(11)」とさばく人たちを力づけ、主を恐れることを第一としたのです。