エズラ8章 私たちの神に願い求めた

エズ8:23「だから、私たちはこのことのために断食して、私たちの神に願い求めた。すると神は私たちの願いを聞き入れてくださった」
アルタシャスタ王前にはアハシュエロス王もおり、彼の時代にはエステル、モルデカイというイスラエルの神を信じる者たちが証しをしていました(エス1:1)。アルタシャスタ王は祭司エズラに相当な権限を与え、何をしても良いことになっています。それは手紙の中にもあり「天の神の宮のために、天の神によって命じられていることは何でも、熱心に行なえ(7:23)」とあります。そして、その最大の理由は「御怒りが王とその子たちの国に下るといけないから(7:23)」と書かれ、神を恐れる一文があります。このようないきさつでエズラに主にささげる金や銀が託され、神殿に仕える多くの奉仕者を連れてエルサレムに行くことのなったのです。それだけアルタシャスタ王が、神を恐れてるにもかかわらず、道中警護してくれるように頼むのは、神に力がないように見えるのを恐れたのだと思います(22)。神を尋ね求めるなら、主の御手がその者の上にあるはずです。それでも、エズラは断食し、主の前でへりくだったので、神はエズラの願いを聞き入れました。道中、金銀を狙う者たちから守り、無事にエルサレムまで到着できました(31)。もし、襲われたならアルタシャスタは、イスラエルの神はあてにならないと援助をことわるはめになるかもしれません。