ミカ5章 わたしに聞き従わなかった国々

ミカ5:15「わたしは怒りと憤りをもって、わたしに聞き従わなかった国々に復讐する」アッシリアとバビロンは現在のイラクの位置にあり、イラクイラクに与するイスラム諸国を指しているのだと思われます。主は7人の牧者と8人の指導者を立てて、アッシリアからエルサレムを守るようにされています(5)。イラクが世界の表舞台に立つようになったのは、やはり湾岸戦争のときではないでしょうか。クゥエートを併合しようと軍を差し向けたことで、国の主権を侵害したことで国連軍と戦争になった戦争です。これ以来、フセインという独裁者の存在もあり、西側諸国とイラクの関係は悪化しています。一方、ペルシャにあたるイランも石油利権でイギリス、アメリカと衝突し、アラブ国家とは別の道を歩んでいます。イスラム国のやっかいなところは、ユダヤ人と同じ聖書を用いているところです。彼らは聖書よりも、預言者ムハンマドのことばを収めたコーランを読み、その教えに従っています。そのため、聖書に書かれているオリジナルの律法とはかなり違った戒律が定められ、何か違う雰囲気があります。神に聞き従っているようで、実はそうではないのです。キリスト教のように、旧約と新約をセットにした聖書は彼らにはありません。主はそれらを見過ごすこともありません。神に従わなかった者として数えられ、さばきの対象になるような気がします。