ゼカリヤ10章 彼らは以前のように数がふえる

ゼカ10:8「わたしは彼らに合図して、彼らを集める。わたしが彼らを贖ったからだ。彼らは以前のように数がふえる」

1897年のシオニスト会議では、パレスチナに戻ろうと決議しましたが、イギリスは当時英国植民地だったウガンダユダヤ人の国にしようとしました。しかし、パレスチナの所有している土地には、使われていなかったり、未住居の土地が多くあり、ロスチャイルドの資金でこれらの土地を購入していました。ただし、全部の地域で正当に購入した土地に移植したわけではなく、いくつかのパレスチナの村はユダヤ人に破壊されたとのちに判明しています。パレスチナ難民のスタートはこの時代に始まっています。シオニズムによる入植活動は第一次世界大戦のころから始まっていましたが、世界に散らばっているユダヤ人が一斉にパレスチナに集まる原因となったのが、ドイツの大虐殺です。同時にロシアのユダヤ人迫害ポグロムもあり、第二次世界大戦後に一気に加速していきます。1800年代の終わりに始まったシオニズム運動は50年経った1948年に実現することになったのです。途中、イギリスの3枚舌外交やドイツの大虐殺などの出来事がありましたが、実際には複雑な神のご計画が絡まっており、すべてを解き明かすには、絡まった糸を1本1本ほどいていく必要があります。それらのどの糸の1本を見ても、主のご計画の奥深さを現しています。