申命記20章 必ず聖絶しなければならない

申20:17「すなわち、ヘテ人、エモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人は、あなたの神、主が命じられたとおり、必ず聖絶しなければならない」

聖絶に関しては、いくつかの失敗が聖書には書かれています。約束の地に入って、ヒビ人がイスラエルが強いのを見て、見すぼらしい服を着て放浪の民だと偽り、ヨシュアと盟約を結び滅ぼされませんでした(ヨシュ9:3-15)。また、ユダ族のアカンが聖絶のものの中から盗みを働いています(ヨシュ7:1-11)。さらにマナセ族はカナン人を追い出すことに失敗し、結局カナン人と一緒に住むことになってしまいます(ヨシュ7:11-13)。王の時代に入り、サウルがアマレクを聖絶せよという主の命令に背き、金目のものを残して、王座から追われています(1サム15:15-23)。「聖絶」は、何一つ残すことなく消し去ることを意味します。主に従うときに、後を振り返ることがあってはなりません。イエス様がガリラヤ湖畔でヨハネヤコブをお呼びになると、彼らはすぐに従っています(マタ4:21-22)。また、ある弟子がイエス様に父を葬ることを許してほしいと願ったとき、死人の人たちに葬らせよと言われています(マタ8:22)。創世記ではロトの妻が振り返ってはならないと言われたのにも関わらず、振り返り塩の柱になりました(創19:26)。すべては、罪と決別するために書かれている聖書の教えで、心をしっかり保たないと罪の生活に戻ってしまうのです。