ルカ1章 父たちの心を子どもたちに向けさせ

ルカ1:17「彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、父たちの心を子どもたちに向けさせ、逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、こうして、整えられた民を主のために用意するのです」

マラキの最後には「彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる(マラ4:6)」と書かれ、預言者エリヤが遣わされ、実現すると預言されています(マラ4:5)。ただし、ガブリエルは生まれてくる子どもの名前を「エリヤ」でなく、「ヨハネ」と名づけるように命じています(13)。生まれてくるバプテスマのヨハネとイエス様は親類関係にあり、先に生まれたヨハネは、イエス様が宣教を開始する前に悔い改めを説き、バプテスマを授けていました(3:3)。バプテスマのヨハネは荒野で叫ぶ声だと書かれ、イザヤの「主の道を用意し、主の通られる道をまっすぐにせよ(3:4、イザ40:3)」という預言の成就とされています。聖書は一貫して神はひとりである、と言っています。しかし、ベツレヘムイスラエルの支配者が生まれることが預言されており(ミカ5:2)、これは永遠の昔からの定めだとあります。それはこの地上ができる前からの定めであり、神が最初からご計画されていたことです。神はご自分の「子」を捧げ、そのいのちを人の罪の贖いとされることを天地を造られる前からご計画されていました。天の父と子、という関係がメシアを通じて完成し、十字架によってすべてのことは成就しました。