詩篇92篇 まぬけ者は知らず

詩92:6「まぬけ者は知らず、愚か者にはこれがわかりません」

愚かかどうかはテストの点数や偏差値で決まるわけではありません。知恵者ソロモンは「主を恐れることは知恵のはじめ(箴1:7)」だと語り、どんなに世の中で地位があろうが、認められようが、神を知らないのなら愚か者になってしまいます。神を知る者は神の偉大さを知り、その計画の深さに感嘆するでしょう(5)。神の偉大さを知るなら、自分で努力しようとせず、主にゆだねることができるはずです。このような者こそ愚か者ではなく、知恵ある者だとソロモンは語ります。どの国でも政府官僚は腐敗しがちで、権力に就く者には常に誘惑があることがわかります。日本も例外ではなく、官僚の天下りなどは撤廃すべき悪習だと言えます。彼らに神を知る知恵があれば、世の政治はもっとまともに機能すると思いますが、これも神のご計画なのかもしれません。人が治める国には限界があり、どうしても権力に就く者はサタンの誘惑に支配されがちです(ルカ4:6)。それでもやがてイエス様が帰ってこられ、神が支配する国が1000年続くことが聖書に書かれています(黙20:4)。主を知る知恵は、主とともに歩む知恵でもあります。主には不正がなく(15)、頼るにふさわしく、ゆだねるのに信頼おけるおかたです。