詩篇94篇 ご覧にならないだろうか

詩94:9「耳を植えつけられた方が、お聞きにならないだろうか。目を造られた方が、ご覧にならないだろうか」

第2次世界大戦が終わっても、世界の各地の植民地では独立の気運が高まり、それぞれ独立戦争に発展しました。インドネシアなどは有名で、終戦直後の1945年にオランダは再植民地化のためにインドネシアに攻撃してきました。また、戦後どの年でも戦争あるいは紛争の絶える年はなく、世界のどこかでは争いが起きています。2022年ロシアはウクライナに侵攻し、領土を奪いロシア領にしようとしました。しかし、西洋諸国の武器供給や傭兵などで抵抗され、戦闘は長期化しました。国のリーダーが神を認めず、何をやっても神は見ておられない(7)と考えているなら大間違いです。神は全てをご存知で、すべてを見ておられます。隠れることはできません。「主は、人の思い計ることがいかにむなしいかを、知っておられる(11)」とあるように、人が肉の欲にまかせて思うがままに振る舞うなら、その結果はむなしいものに終わってしまいます。国を侵略する者の心にわずかでも信仰の種があるなら、国の領土や軍事力強化を広げずに、国と国との平和的な共存を計るようになるのではないでしょうか。何よりも、宗教を持たない共産主義には神の概念がありませんから、サタンの思う壺だと思います。