エレミヤ33章 正義の若枝を芽ばえさせる

エレ33:15「その日、その時、わたしはダビデのために正義の若枝を芽ばえさせる。彼はこの国に公義と正義を行なう」
その日というのはある限られた日のことを指しています。英語では「in these days」となっており、複数形になっています。それは原語ヘブル語に「hem(ヘイム)」という複数形を指す単語が含まれているからです。いつかはわからないけれどもその時期になったら「若枝を芽生えさせる」のです。旧約では若枝はイエス・キリストを意味します。しかし、十字架によって罪があがなわれたのちも、神の忍耐は2000年も続いています。イエス様が昇天されるときに、弟子の一人が「主よ。今こそ、イスラエルのために国を再興してくださるのですか(使1:6)」と聞いたことがあります。その弟子は復活したイエス様を知り、イスラエルの国がすぐにでも再興されるのだと思っていたのです。イエス様は「いつとか、どんなときとかいうことは、あなたがたは知らなくてもよいのです(使1:7)」と言われました。聖書を読み解き何とかしてイエス様の再臨はいつなのかを調べる人は多くいます。我こそは聖書を読み解いて、いま世界では何が起きていてもうすぐこれこれの預言が成就すると豪語する聖書学者はは後を断ちません。イエス様ご自身が「天の御使いたちも子も知りません(マタ24:36)」と言われているのに、首を突っ込み人を惑わすことは越権行為です。