エゼキエル35章 セイルの山よ

エゼ35:3「言え。神である主はこう仰せられる。セイルの山よ。わたしはおまえに立ち向かい、おまえにわたしは手を伸ばし、おまえを荒れ果てさせ、荒廃した地とする」

エドム人はユダ国より南に国をかまえました。ユダのネゲブも相当な砂漠地ですが、それより南となると本当に不毛の地のようになってしまいます。そのためエドム人は岩をくり抜き、岩の中に住んでいました。現在ではヨルダンのペトラ遺跡として残っています。世界遺産にも指定されたこの遺跡は映画のインディー・ジョーンズ シリーズにも登場しました。ヨルダンはイスラム帝国支配下になると次第にイスラム化していき、徐々にエドム色を失い、現在ではほとんどアラブ系が住んでいる状態です。本来ならエドムはヤコブの双子の兄エサウの子孫で、イスラエルとは親戚関係にあったはずです。しかし、異教に染まりイスラエルの神から離れ、独自の道を歩みました。イスラエル、ユダがアッシリアから圧迫されているときも、助けようとはせず、むしろ隙あらば2つの国を占領しようと画策していいたのです(10)。そのような企みもすべて主はご存じで、ある一線を越えるなら主は容赦なくさばきを下すことが書かれています。現在の社会でもネオコンだのディープステートなどいろいろうわさされていますが、どんなに悪知恵を働かせても天から見ておられる主は全て見ておられることを知るべきです。

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