エゼキエル37章 イスラエルの地に連れて行く

エゼ37:12「それゆえ、預言して彼らに言え。神である主はこう仰せられる。わたしの民よ。見よ。わたしはあなたがたの墓を開き、あなたがたをその墓から引き上げて、イスラエルの地に連れて行く」

イスラエル独立にはイギリスが大きく関わっていますが、パレスチナイスラエルの両国を作るように約束した責任は果たされませんでした。それどころか、第一次世界大戦後、パレスチナの土地の委任統治を任されていたイギリスは、相次ぐパレスチナユダヤ人によるテロで、イギリス人も巻き込まれるようになり、7月14日の撤退予定を2ヶ月前倒しにして5月14日にパレスチナから逃げ出しています。このイギリス撤退が引き金となり、イスラエル独立宣言、続いて第一次中東戦争に発展します。イギリスは第二次世界大戦ではインドにも独立を約束して、兵力を獲得しようとしています。さらに1982年にはフォークランド紛争などを引き起こし、植民地として手を広げすぎたツケを払うような形になっています。エゼキエル37章は不思議な章で、死んで骨になった状態から息が与えられ復活する預言になっています。どんなに復活が約束されても、1900年はあまりにも長い時間です。それでも聖書の預言を読んでいる人たちは、神のことばの成就に驚きを隠せませんでした。神のことばは決して地に落ちず、永遠に立つのです(イザ40:8)。