ガイオとデオテレペス

3ヨハ11「愛する者よ。悪を見ならわないで、善を見ならいなさい。善を行なう者は神から出た者であり、悪を行なう者は神を見たことのない者です」
使徒の働きの中には、パウロに同行したガイオは2人書かれています。1人はマケドニア人ガイオ(使19:29)ともう1人はデルベ人ガイオです(使20:4)。どちらのガイオに手紙を送ったか、はっきりしません。自らを長老と名乗り、手紙のあいさつの冒頭にまず、ガイオの名前が出て、「ほんとうに愛しています」という書き出しから始まっています。ヨハネの信頼のおける兄弟だったことがわかります。しかし反対にデオテレベスというかしらになりたがっている兄弟もおなじ教会にいたようです。教会だからすべてが完璧などということはありません。12弟子の中にさえ、裏切り者がいたのです。確立でいうなら1/12の確立で堕落するものが教会の中にいるという計算になります。デオテレペスは長老たちの悪口をいい、人を受け入れようとする兄弟たちの邪魔をして追い出したとあります(10)。自分だけでなく、人にまで弊害が及ぶならキリストの愛にとどまっていません。神に出会うことなく、クリスチャンでいることは不幸です。聖霊を通して、神に出会う体験をした人は幸いだと思います。