2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ルカ21章 積まれたまま残ることのない

ルカ21:6「あなたがたの見ているこれらの物について言えば、石がくずされずに積まれたまま残ることのない日がやって来ます」共観福音書の3つの福音書のすべてに「小黙示録」と呼ばれる、イエス様が語る終わりの時代の話が記載されています(マタ24章、マコ13章)。どれも…

ルカ20章 何の権威によって

ルカ20:2「イエスに言った。「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。あなたにその権威を授けたのはだれですか。それを言ってください」」 イエス様にとってこの質問に答えることは簡単なことですが、あえてイエス様は答えることを避けました(8)…

ルカ18章 幼子たちを呼び寄せて

ルカ18:16「しかしイエスは、幼子たちを呼び寄せて、こう言われた。「子どもたちをわたしのところに来させなさい。止めてはいけません。神の国は、このような者たちのものです」」 2020年の文部科学省の統計では、子供たちのいじめのピークは小学2年生であると発…

ルカ17章 しもべに言うでしょうか

ルカ17:7「ところで、あなたがたのだれかに、耕作か羊飼いをするしもべがいるとして、そのしもべが野らから帰って来たとき、『さあ、さあ、ここに来て、食事をしなさい』としもべに言うでしょうか」 しもべが与えられている仕事をしたからといって、主人は感謝は…

ルカ16章 だれかが死人の中から生き返っても

ルカ16:31「アブラハムは彼に言った。『もしモーセと預言者との教えに耳を傾けないのなら、たといだれかが死人の中から生き返っても、彼らは聞き入れはしない』」同じ名前のラザロという男がヨハネの福音書に登場します。彼は、マリヤとマルタの兄弟で、死後4日…

ルカ15章 ひとりの罪人が悔い改めるなら

ルカ15:10「あなたがたに言いますが、それと同じように、ひとりの罪人が悔い改めるなら、神の御使いたちに喜びがわき起こるのです」 イエス様が羊、銅貨、放蕩息子の話をされたのは、パリサイ人や律法学者たちが「この人は、罪人たちを受け入れて、食事までいっし…

ルカ14章 招待されていた人たちの中で

ルカ14:24「言っておくが、あの招待されていた人たちの中で、私の食事を味わう者は、ひとりもいないのです」 招かれていたのに、いざ宴会の時間になると自分の用事があると言って断るのです。しかも、その言い訳はとてもまともだと思えないものです。畑を見ずに…

ルカ13章 戸をしめてしまってからでは

ルカ13:25「家の主人が、立ち上がって、戸をしめてしまってからでは、外に立って、『ご主人さま。あけてください』と言って、戸をいくらたたいても、もう主人は、『あなたがたがどこの者か、私は知らない』と答えるでしょう」ノアの箱舟の時代にもすべての動物が…

ルカ11章 人の子がこの時代のためにしるしとなる

ルカ11:30「というのは、ヨナがニネベの人々のために、しるしとなったように、人の子がこの時代のために、しるしとなるからです」ヨナのしるしと聞くと、大魚に飲み込まれ3日3晩過ごし(ヨナ1:17)、吐き出されたことを思い出します。ヨナの行なったことで大切なこと…

ルカ10章 宿屋に連れて行き介抱してやった

ルカ10:34「近寄って傷にオリーブ油とぶどう酒を注いで、ほうたいをし、自分の家畜に乗せて宿屋に連れて行き、介抱してやった」 世界では約10ヵ国で「良きサマリヤ人の法」、英語では「good Samaritan laws」という法律が施行されています。ルカの福音書の10章から引…

ルカ9章 彼らから隠されていた

ルカ9:45「しかし、弟子たちは、このみことばが理解できなかった。このみことばの意味は、わからないように、彼らから隠されていたのである。また彼らは、このみことばについてイエスに尋ねるのを恐れた」 イエス様が語られたのに弟子たちには理解できませんでし…

ルカ8章 話して聞かせなさい

ルカ8:39「「家に帰って、神があなたにどんなに大きなことをしてくださったかを、話して聞かせなさい」そこで彼は出て行って、イエスが自分にどんなに大きなことをしてくださったかを、町中に言い広めた」ゲラサはガリラヤ湖の東側にあり、ギリシャが作ったデカ…

ルカ7章 あなたの罪は赦されています

ルカ7:48「そして女に、「あなたの罪は赦されています」と言われた」罪が赦されるというテーマは福音書の中でも大きなもので、ユダヤ人たちは羊、牛、小鳩などをいけにえにすることで、神と罪過の精算をしたことになっていました。しかし、イエス様はそのような…

ルカ6章 自分も量り返してもらうからです

ルカ6:38「与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです」 律法では「大小異なる枡を持っ…

ルカ4章 とも書いてあるからです

ルカ4:11『あなたの足が石に打ち当たることのないように、彼らの手で、あなたをささえさせる』とも書いてあるからです」サタンが引用したのは詩篇からで、「彼らは、その手で、あなたをささえ、あなたの足が石に打ち当たることのないようにする(詩91:11)」の部分…

ルカ3章 アンナスとカヤパが大祭司であったころ

ルカ3:2「アンナスとカヤパが大祭司であったころ、神のことばが、荒野でザカリヤの子ヨハネに下った」 ピラトはユダヤの総督とあり(1)、総督のギリシャ語は「hegemaneuo(ヘゲマヌーオ)」が使われています。それに対しヘロデは「tetraarcheo(テトラアーヘヨ)」が使…

箴言2章 知恵があなたの心に入り

箴2:10「知恵があなたの心に入り、知識があなたのたましいを楽しませるからだ」 知恵が心に入ってくるためには、最初の節の「もしあなたが(1、3)」という条件を満たさなければなりません。1つはソロモンの勧めに従い、知恵に耳を傾け、心を英知に向けることです(2…

箴言1章 わたしの叱責を受け入れなかった

箴1:25「あなたがたはわたしのすべての忠告を無視し、わたしの叱責を受け入れなかった」 イスラエルの歴史の中では、いつもいつわりを言う預言者と主の御心を伝える預言者がいました。エレミヤはにせ預言者たちに「わたしは彼らを遣わしたこともなく、彼らに命…

2歴代誌36章 その預言者たちをばかにした

2歴36:16「ところが、彼らは神の使者たちを笑いものにし、そのみことばを侮り、その預言者たちをばかにしたので、ついに、主の激しい憤りが、その民に対して積み重ねられ、もはや、いやされることがないまでになった」文脈からするとエレミヤのことを指してい…

2歴代誌33章 主こそ神であることを知った

2歴33:13「神に祈ったので、神は彼の願いを聞き入れ、その切なる求めを聞いて、彼をエルサレムの彼の王国に戻された。こうして、マナセは、主こそ神であることを知った」マナセが悔い改めたことを書いているのは歴代誌だけです。列王記では預言者たちの口を通…

2歴代誌29章 治世の第一年の第一の月に

2歴29:3「彼はその治世の第一年の第一の月に主の宮の戸を開き、これらを修理した」 なぜ主の宮の扉が閉まっていたかと言うと、ヒゼキヤの父アハズがダマスコの祭壇を作り、それに仕えるために主の宮に入れないように戸を閉めていたからです(28:24)。ヒゼキヤが…

2歴代誌28章 私を助けてくれるだろう

2歴28:23「彼は自分を打ったダマスコの神々にいけにえをささげて言った。「アラムの王たちの神々は彼らを助けている。この神々に私もいけにえをささげよう。そうすれば私を助けてくれるだろう。」この神々が彼を、また全イスラエルをつまずかせるものとなった」…

2歴代誌25章 全き心をもってではなかった

2歴25:2「彼は主の目にかなうことを行なったが、全き心をもってではなかった」 アマツヤは父ヨアシュのかたきを打ちましたが、主の律法に従って子どもたちは生かしておきました。この律法は申命記24章16節に書かれているもので、親の罪をその子どもに負わせる…

2歴代誌24章 王を伏し拝んだ

2歴24:17「エホヤダが死んで後、ユダのつかさたちが来て、王を伏し拝んだ。それで、王は彼らの言うことを聞き入れた」 ヨアシュが王になったのは7歳で、右も左もわからない子どもでした(1)。彼の功績は祭司エホヤダに負うものが大きいと言えます。実際に、聖書…

2歴代誌21章 アハブの娘が彼の妻であった

2歴21:6「彼はアハブの家の者がしたように、イスラエルの王たちの道に歩んだ。アハブの娘が彼の妻であったからである。彼は主の目の前に悪を行なったが」ユダ国の話をしているのに、イスラエル王アハブにならって悪の道を歩んだことが書かれています。確かにヨ…

2歴代誌19 章 主への恐れがあなたがたにあるように

2歴19:7「今、主への恐れがあなたがたにあるように。忠実に行ないなさい。私たちの神、主には、不正も、えこひいきも、わいろを取ることもないからです」イスラエルとユダが友好関係にあることは悪いことではありませんが、よりによってアハブの時代でなくても…