2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

詩篇32篇 くつわや手綱の馬具で押さえなければ

詩32:9「あなたがたは、悟りのない馬や騾馬のようであってはならない。それらは、くつわや手綱の馬具で押さえなければ、あなたに近づかない」 世の中にはいつも怒っている人がいます。いつもイライラして、心に平安がなく、自分は不幸だと思い込み、誰かのせい…

詩篇30篇 私はとこしえまでも、あなたに感謝します

詩30:12「私のたましいがあなたをほめ歌い、黙っていることがないために。私の神、主よ。私はとこしえまでも、あなたに感謝します」 人が「とこしえ」を語るのはちょっと不自然な気がしますが、ダビデが永遠に生きるわけでもないでしょう。それとも、ダビデは死…

詩篇26篇 悪者とともにすわりません

詩26:5「私は、悪を行なう者の集まりを憎み、悪者とともにすわりません」 ダビデは自分の部下でも人を見下げたり、高慢になる者を起用しませんでした。あるとき、ダビデがベツレヘムの水を飲みたいと欲しましたが、ベツレヘムはペリシテに占領されており取りに…

詩篇23篇 私のたましいを生き返らせ

詩23:3「主は私のたましいを生き返らせ、御名のために、私を義の道に導かれます」 やがて歴史は移り、イエス様の時代には、イエス様自身が「わたしは、良い牧者です(ヨハ10:11)」と言われています。そして、「良い牧者は羊のためにいのちを捨てます(ヨハ10:11)」とも言…

詩篇21篇 あなたの威力をほめ歌います

詩21:13「主よ。御力のゆえに、あなたがあがめられますように。私たちは歌い、あなたの威力をほめ歌います」 「純金の冠(4)」が登場しているので、おそらくアモン人との戦いに勝利した後に歌った詩だと思われます(1歴20:2)。ダビデは金の冠を被ろうが、被るまい…

詩篇20篇 今こそ、私は知る

詩20:6「今こそ、私は知る。主は、油をそそがれた者を、お救いになる。主は、右の手の救いの力をもって聖なる天から、お答えになる」 ダビデが最後までサウルに対して反撃の姿勢を見せなかったのも、サウルが油そそがれた者だったからです(1サム24:6)。たとえ、…

詩篇17篇 無法な者の道を避けました

詩17:4「人としての行ないについては、あなたのくちびるのことばによりました。私は無法な者の道を避けました」 ダビデは誠実に神の道を歩もうとしています。しかし、敵はいつもダビデを狙っており、ともすれば引き摺り下ろそうとしています。ダビデのことばを…

詩篇16篇 ほかの神へ走った者の痛みは

詩16:4「ほかの神へ走った者の痛みは増し加わりましょう。私は、彼らの注ぐ血の酒を注がず、その名を口に唱えません」 ほかの神とは世界中にある神々のことでしょう。日本人なら、子どもが生まれたなら神社へお参りし、死んだらお寺でお経をあげてもらい、結婚…

詩篇12篇 主よ。お救いください

詩12:1「主よ。お救いください。聖徒はあとを絶ち、誠実な人は人の子らの中から消え去りました」 歴史の中で神ご自身がさばきを判断したのは、荒野でモーセを通して行われたものがあります。その後、ヨシュアがモーセの後を継いでイスラエルを導きましたが、約…

篇9篇 おのれがただ人間にすぎないことを

詩9:20「主よ。彼らに恐れを起こさせてください。おのれが、ただ、人間にすぎないことを、国々に思い知らせてください。セラ」 神と人との区別は創造者と被創造物の違いです。何を根拠に人は思い上がり、高ぶるのでしょうか。高ぶる理由は権威、力、財力などい…

詩篇8篇 これに栄光と誉れの冠をかぶらせました

詩8:5「あなたは、人を、神よりいくらか劣るものとし、これに栄光と誉れの冠をかぶらせました」 最初に神が人を造られたときに、「われわれに似せて(創1:26)」と言われています。「似せる」のヘブル語「denut(デヌース)」は、「類似」や「のような」という意味があります…

詩篇6篇 私のたましいを助け出してください

詩6:4「帰って来てください。主よ。私のたましいを助け出してください。あなたの恵みのゆえに、私をお救いください」 ダビデの基本的な姿勢は、自分ではさばかないことです。サウル王に追われたときも、ダビデには反撃できる力はあっても決してサウルと撃ち合…

詩篇3篇 私の神。私をお救いください

詩3:7「主よ。立ち上がってください。私の神。私をお救いください。あなたは私のすべての敵の頬を打ち、悪者の歯を打ち砕いてくださいます」 アブシャロム自身も兄を殺して逃げたことがあります(2サム13:34)。しかし、アブシャロムの場合はダビデのように主に撚…

詩篇2編 御子に口づけせよ

詩2:12「御子に口づけせよ。主が怒り、おまえたちが道で滅びないために。怒りは、いまにも燃えようとしている。幸いなことよ。すべて主に身を避ける人は」 幸いなことは、詩篇1篇では「悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなか…

民数記34章 その終わりは塩の海である

民34:12「さらにその境界線は、ヨルダンに下り、その終わりは塩の海である。以上が周囲の境界線によるあなたがたの地である」 4000年以上も前から死海は「塩の海」として知られていました。聖書の記述には「アラバの海(申4:49)」というのもあり、このアラバ地方も…

民数32章 あなたがたとともにヨルダンを渡り

民32:29「モーセは彼らに言った。「もし、ガド族とルベン族の戦いのために武装した者がみな、あなたがたとともにヨルダンを渡り、主の前に戦い、その地があなたがたの前に征服されたなら、あなたがたはギルアデの地を所有地として彼らに与えなさい」」 ガド族と…

民数記30章 やもめや離婚された女の誓願で

民30:9「やもめや離婚された女の誓願で、物断ちをするものはすべて有効としなければならない」 聖書の中で有名な請願の話は、サムエルの誕生のものです。サムエルの母ハンナは子どもが与えられず、主の宮で祈り請願を立てていました。その際に、「このはしため…

民数記27章 神の霊の宿っている人、ヌンの子ヨシュア

民27:18「主はモーセに仰せられた。「あなたは神の霊の宿っている人、ヌンの子ヨシュアを取り、あなたの手を彼の上に置け」」 確かにヨシュアはモーセよりも若く、知恵と力に満ちていました。それでも、荒野で40年が過ぎるならヨシュアも最初に約束の地に偵察に…

民数記26章 エルとオナンはカナンの地で死んだ

民26:19「ユダの子はエルとオナン。しかしエルとオナンはカナンの地で死んだ」 創世記によれば一時期ユダは兄弟たちから離れ、カナンに移り住んだことがありました(創38:1)。そして、カナン人の妻を迎え、彼女の名前はシェアといいます(創38:2)。彼女がユダ人…

民数記24章 あなたは三度までも彼らを祝福した

民24:10「そこでバラクはバラムに対して怒りを燃やし、手を打ち鳴らした。バラクはバラムに言った。「私の敵をのろうためにあなたを招いたのに、かえってあなたは三度までも彼らを祝福した」」 バラクが激怒するほど、バラムはバラクの期待を裏切りました。しか…

民数記20章 彼らを迎え撃つために出て来た

民20:20「しかし、エドムは、「通ってはならない」と言って、強力な大軍勢を率いて彼らを迎え撃つために出て来た」 近隣諸国は出エジプトしたイスラエルの噂を聞いていたはずです。恐ろしい10の災いや、葦の海が2つに分かれたことはすぐに多くの国に伝わったこ…

民数記18章 人の初子は必ず贖わなければならない

民18:15「人でも、獣でも、すべての肉なるものの最初に生まれるもので主にささげられるものはみな、あなたのものとなる。ただし、人の初子は、必ず贖わなければならない。また、汚れた獣の初子も贖わなければならない」 初子、長子が大切なものなら、12部族の…

民数記15章 同一のおしえがなければならない

民15:29「イスラエル人のうちの、この国に生まれた者にも、あなたがたのうちにいる在留異国人にも、あやまって罪を犯す者には、あなたがたと同一のおしえがなければならない」 イスラエルの律法は、イスラエルの民の中にいる在留異国人にも適応されると書かれ…

民数記14章 主はあなたがたとともにはおられない

民14:43「そこにはアマレク人とカナン人とがあなたがたの前にいるから、あなたがたは剣で打ち倒されよう。あなたがたが主にそむいて従わなかったのだから、主はあなたがたとともにはおられない」 すでに決定は下されています。カレブとヨシュア以外の不平を言…

民数記11章 きゅうりも、すいか、にら、たまねぎ、にんにく

民11:5「エジプトで、ただで魚を食べていたことを思い出す。きゅうりも、すいか、にら、たまねぎ、にんにくも」 ここでエジプトでの生活が垣間見えます。奴隷の身分であれほど苦役に嘆き(出6:5)、苦しみから解放されたがっていたのに、いざ荒野での生活を体験…

民数記10章 主の命令によって初めて旅立ち

民10・13「彼らは、モーセを通して示された主の命令によって初めて旅立ち」 9章では2日でも1日でも、あるいは一年でも雲が幕屋の上にとどまって、去らなければ旅立たなかった(9:22)とあるので、もうすでに何度も旅たっているように思えましたが、雲の柱が動いた…