2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ホセア2章 わたしを忘れてバアルに仕えた

ホセ2:12「わたしは、彼女がバアルに香をたき、耳輪や飾りを身につけて、恋人たちを慕って行き、わたしを忘れてバアルに仕えた日々に報いる。―主の御告げ―」ゴメルが他の恋人を慕って追いかけていたときも(7)、ホセアは穀物や新しいぶどう酒、油、さらに金や銀を…

ホセア1章 ゴメルをめとった

ホセ1:3「そこで彼は行って、ディブライムの娘ゴメルをめとった。彼女はみごもって、彼に男の子を産んだ」「彼に男の子を産んだ」は英語では「bore him a son」となります。「him」はもちろんホセアだと考えていいと思います。しかし、次の女の子と男の子が生まれたと…

ダニエル12章 多くの者が目をさます

ダニ12:2「地のちりの中に眠っている者のうち、多くの者が目をさます。ある者は永遠のいのちに、ある者はそしりと永遠の忌みに」黙示録にある第一の復活のことを指しているのでしょうか(黙20:5)。難しいダニエルの預言ですが、「終わりの時まで、秘められ、封じ…

ダニエル10章 ギリシヤの君がやって来る

ダニ10:20「そこで、彼は言った。「私が、なぜあなたのところに来たかを知っているか。今は、ペルシヤの君と戦うために帰って行く。私が出かけると、見よ、ギリシヤの君がやって来る」」 ここでギリシャの名前が出てくるのは驚きです。なぜなら、この幻の最初は…

ダニエル7章 ひと時とふた時と半時の間

ダニ7:25「彼は、いと高き方に逆らうことばを吐き、いと高き方の聖徒たちを滅ぼし尽くそうとする。彼は時と法則を変えようとし、聖徒たちは、ひと時とふた時と半時の間、彼の手にゆだねられる」第4の獣が現れてから、御座が整えられ永遠の主権を持つお方がやっ…

ダニエル5章 彼がその解き明かしをいたしましょう

ダニ5:12「王がベルテシャツァルと名づけたダニエルのうちに、すぐれた霊と、知識と、夢を解き明かし、なぞを解き、難問を解く理解力のあることがわかりましたから、今、ダニエルを召してください。そうすれば、彼がその解き明かしをいたしましょう」 史実と照…

ダニエル1章 ダニエルにはベルテシャツァル

ダニ1:7「宦官の長は彼らにほかの名をつけ、ダニエルにはベルテシャツァル、ハナヌヤにはシャデラク、ミシャエルにはメシャク、アザルヤにはアベデ・ネゴと名をつけた」 3章には彼らがネブカデネザルが作った金の像を拝まない様子が書かれています(3:14)。彼ら…

哀歌5章 そしりに目を留めてください

哀5:1「主よ。私たちに起こったことを思い出してください。私たちのそしりに目を留めてください。顧みてください」 考えてみれば、いま捕囚にあっているユダヤ人たちは自分の先祖の犯した罪のつけを払わされているようなものです。「私たちの先祖は罪を犯しまし…

哀歌4章 あなたを捕らえ移さない

哀4:22「シオンの娘。あなたの刑罰は果たされた。主はもう、あなたを捕らえ移さない。エドムの娘。主はあなたの咎を罰する。主はあなたの不義をあばく」このことばを読むときに、洪水後、神がノアに言われたことばを思い出します。「すべて肉なるものは、もはや…

哀歌3章 ただ苦しめ悩まそうとは

哀3:33「主は人の子らを、ただ苦しめ悩まそうとは、思っておられない」 2017年訳では「主が人の子らを、意味もなく、苦しめ悩ませることはない」となっています。ただ、今回のバビロン捕囚は主が忍耐の限りを尽くして、辛抱した結果です。しかし、捕囚の中にあっ…

哀歌2章 幼子を食べてよいでしょうか

哀2:20「主よ。ご覧ください。顧みてください。あなたはだれにこのようなしうちをされたでしょうか。女が、自分の産んだ子、養い育てた幼子を食べてよいでしょうか。主の聖所で、祭司や預言者が虐殺されてよいでしょうか」 イスラエル王ヨラムの時代に、アラム…

哀歌1章 エルサレムは罪に罪を重ねて

哀1:8「エルサレムは罪に罪を重ねて、汚らわしいものとなった。彼女を尊んだ者たちもみな、その裸を見て、これを卑しめる。彼女もうめいてたじろいだ」哀歌はイスラエルを女性にたとえ、主の怒りを買い、見捨てられた様子を歌にしたものです。その原因は罪に罪…

1テモテ6章 金銭を愛すること

√ 1テモ6:10「金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。ある人たちは、金を追い求めたために、信仰から迷い出て、非常な苦痛をもって自分を刺し通しました」 パウロはヘブルの手紙の中でも「金銭を愛する」ことを戒めています。「金銭を愛する生活をしてはい…

1テモテ5章 家々を遊び歩くことを覚え

1テモ5:13「そのうえ、怠けて、家々を遊び歩くことを覚え、ただ怠けるだけでなく、うわさ話やおせっかいをして、話してはいけないことまで話します」 パウロの若いやもめに対する印象はかなり悪いものです。この「やもめ」のギリシャ語「chara(ケイラ)」は、未亡人や…

1テモテ4章 年が若いからといって

1テモ4:12「年が若いからといって、だれにも軽く見られないようにしなさい。かえって、ことばにも、態度にも、愛にも、信仰にも、純潔にも信者の模範になりなさい」日本のテレビでは年齢が表示されることがよくあります。人格よりも、容姿、年齢が先に観察される…

1テモテ3章 まず審査を受けさせなさい

1テモ3:10「まず審査を受けさせなさい。そして、非難される点がなければ、執事の職につかせなさい」 監督になるにしても品行方正でなければならず、信者になったばかりではだめで(6)、教会以外の人々にも評判が良くなければなりません(7)。それらの条件を全て満…

1テモテ2章 神と人との間の仲介者

1テモ2:5「神は唯一です。また、神と人との間の仲介者も唯一であって、それは人としてのキリスト・イエスです」 仲介者は間に立って、問題がこじれないように円滑にまとめる人のことです。その立場は中立で、どちらかに偏っているなら公平な話ができません。裁判…

1テモテ1章 教師でありたいと望みながら

1テモ1:7「律法の教師でありたいと望みながら、自分の言っていることも、また強く主張していることについても理解していません」 真実は1つのはずですが、世の中には多くの教派、教団があります。中には、明らかに聖書の教えから離れてしまっているものもあり、…

伝道者12章 すべては空

伝道12:8「空の空。伝道者は言う。すべては空」 日本語の「空」には、文字とおり「からっぽ」の意味が含まれています。伝道者の書の最後に最初のことばが繰り返しているのは(1:2)、人生を考えるときにこれが知恵ある者の悟った悟りだからだと思います。「結局のとこ…

伝道者11章 ずっと楽しむがよい

伝道11:8「人は長年生きて、ずっと楽しむがよい。だが、やみの日も数多くあることを忘れてはならない。すべて起こることはみな、むなしい」 英語では「apathy」と呼ばれる感情表現が少なくなる症状があります。多くの場合、老年者に見られ、アルツハイマーや認知…

伝道者10章 知恵ある者の心は右に向き

伝道者10:2「知恵ある者の心は右に向き、愚かな者の心は左に向く」聖書には古くから右を神聖視する記述が残っています。それがなぜなのかはわかりませんが、右と左の2つしかないのに右が神のポジションなのです。ヤコブが孫のマナセとエフライムに按手しようと…

伝道者9章  生きている犬は死んだ獅子にまさる

伝道9:4「すべて生きている者に連なっている者には希望がある。生きている犬は死んだ獅子にまさるからである」 すべては生きているときがチャンスです。罪を選択しようが、悔い改めようが、生きているからそれらはできるのです。いったん、死が訪れるなら、自…

伝道者8章 すべての営みには

伝道8:6「すべての営みには時とさばきがある。人に降りかかるわざわいが多いからだ」 アインシュタインは宇宙は固定しているという宇宙定数を発表していました。その後、ハッブルなどの発見で宇宙は膨張し続けていることがわかり、アインシュタインは自分の間…

伝道者7章 神は人を正しい者に造られた

伝道7:29「私が見いだした次の事だけに目を留めよ。神は人を正しい者に造られたが、人は多くの理屈を捜し求めたのだ」 アダムがエデンの園で神からなぜ禁じておいた木の実を食べたのか、と聞かれたとき「あなたが私のそばに置かれたこの女が、あの木から取って…

伝道者5章 権利と正義

伝道5:8「ある州で、貧しい者がしいたげられ、権利と正義がかすめられるのを見ても、そのことに驚いてはならない。その上役には、それを見張るもうひとりの上役がおり、彼らよりももっと高い者たちもいる」 この時代にすでに「権利と正義」が語られています。国…

伝道者4章 悪いわざを見なかった者

伝道4:3「また、この両者よりもっと良いのは、今までに存在しなかった者、日の下で行なわれる悪いわざを見なかった者だ」 ソロモンは生きながらえるより、すでに死んだ者に祝いを述べると言っています(2)。この「祝い」のヘブル語は「sabah(シャバック)」が使われ…