2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

民数記6章 その頭には神の聖別があるからである

民6:7「父、母、兄弟、姉妹が死んだ場合でも、彼らのため身を汚してはならない。その頭には神の聖別があるからである」 バプテスマのヨハネもぶどう酒から離れていたことから、彼も生涯を通してナジル人であったようです(ヨハ1:15)。おそらくバプテスマのヨハネ…

民数記5章 妻が身を汚していて

民5:14「妻が身を汚していて、夫にねたみの心が起こって妻をねたむか、あるいは妻が身を汚していないのに、夫にねたみの心が起こって妻をねたむかする場合」 おそらく夫が妻の態度に不信を抱き、ほかの男と寝ているのではないかと疑っていた場合のことだと思い…

民数記4章 あかしの箱をそれでおおい

民4:5「宿営が進むときは、アロンとその子らは入って行って、仕切りの幕を取り降ろし、あかしの箱をそれでおおい」 よく、イスラエルの行進の絵には、契約の箱をはだかで担いでいる様子が描かれていますが、実際には何重にも覆われていたので契約の箱を見るこ…

民数記3章 父アロンの生存中から祭司として仕えた

民3:4「しかしナダブとアビフは、シナイの荒野で主の前に異なった火をささげたとき、主の前で死んだ。彼らには子どもがなかった。そこでエルアザルとイタマルは父アロンの生存中から祭司として仕えた」 もともと、ナダブ、アビフ、エルアザル、イタマルの4人が…

民数記2章 宿営の中央にあって進まなければならない

民2:17「次に会見の天幕、すなわちレビ人の宿営は、これらの宿営の中央にあって進まなければならない。彼らが宿営する場合と同じように、おのおの自分の場所について彼らの旗に従って進まなければならない」 先頭はユダ(3)、イッサカル(5)、ゼブルン(7)の3部…

民数記1章 六十万三千五百五十人であった

民1:46「すなわち、登録された者の総数は、六十万三千五百五十人であった」 ダビデが一度人口調査をしたことがあります(1歴21章)。このとき、ダビデにはサタンが入り人口を数えさせたとあります(1歴21:1)。しかし、民数記では1章で人口調査が行われ、さらに26…

レビ記26章 彼らの無割礼の心はへりくだり

レビ26:41「しかし、わたしが彼らに反抗して歩み、彼らを敵の国へ送り込んだのである。そのとき、彼らの無割礼の心はへりくだり、彼らの咎の償いをしよう」 ユダヤ人が迫害にあったのはキリスト教の普及にともなったものでした。いじめの構図は、キリスト教とユ…

レビ記25章 金を貸して利息を取ってはならない

レビ25:37「あなたは彼に金を貸して利息を取ってはならない。また食物を与えて利得を得てはならない」 ユダヤ人も出エジプトからカナンの地に入る頃は、同胞から利息を取ったりしていなかったようです。一般に、ユダヤ人は高利貸しで金に汚いと思われがちですが…

レビ記24章 目には目。歯には歯

レビ24:20「骨折には骨折。目には目。歯には歯。人に傷を負わせたように人は自分もそうされなければならない」 律法の中には「目には目」という、等価の代価を求めているものが3か所書かれています(出21:24、申19:21)。一方で、「復讐と報いとは、わたしのもの(申32…

レビ記23章 あなたがたの後の世代が知るためである

レビ23:43「これは、わたしが、エジプトの国からイスラエル人を連れ出したとき、彼らを仮庵に住まわせたことを、あなたがたの後の世代が知るためである。わたしはあなたがたの神、主である」 イスラエルでは現在でも仮庵の祭りを行なっています。家に庭があるな…

レビ記22章 傷のない雄でなければならない

レビ22:19「あなたがたが受け入れられるためには、それは牛、羊、あるいはやぎのうちの傷のない雄でなければならない」 創世記にはまだこの規定はありませんでしたが、アベルは主に捧げものをするときに、初子の中から選び、しかも最上のものを捧げました(創4:4…

レビ記21章 彼らは聖でなければならない

レビ21:6「彼らは自分の神に対して聖でなければならない。また自分の神の御名を汚してはならない。彼らは、主への火によるささげ物、彼らの神のパンをささげるからである。彼らは聖でなければならない」 どういう状態を「聖」だとされているのでしょうか。それは…

レビ記19章 霊媒や口寄せに心を移してはならない

レビ19:31「あなたがたは霊媒や口寄せに心を移してはならない。彼らを求めて、彼らに汚されてはならない。わたしはあなたがたの神、主である」 日本では口寄せをする人を「イタコ」と呼んだりしています。霊媒は、霊と交わることのできる人の総称で、口寄せは特定…

レビ記18章 これを犯してはならない

レビ18:6「あなたがたのうち、だれも、自分の肉親の女に近づいて、これを犯してはならない。わたしは主である」 「これを犯してはならない」の部分は、口語訳、新共同訳、新改訳3版とすべて同じ訳になっていますが、2017年訳からは「裸をあらわにして交わってはな…

レビ記17章 肉のいのちはその血そのもの

レビ17:14「すべての肉のいのちは、その血が、そのいのちそのものである。それゆえ、わたしはイスラエル人に言っている。『あなたがたは、どんな肉の血も食べてはならない。すべての肉のいのちは、その血そのものであるからだ。それを食べる者はだれでも断ち切…

レビ記16章 彼が贖いをするために聖所に入って

レビ16:17「彼が贖いをするために聖所に入って、再び出て来るまで、だれも会見の天幕の中にいてはならない。彼は自分と、自分の家族、それにイスラエルの全集会のために贖いをする」 「贖いのふた」がある場所は、至聖所だけです(13)。パウロによれば、大祭司は年…

レビ記15章 彼らは夕方まで汚れる

レビ15:18「男が女と寝て交わるなら、ふたりは共に水を浴びる。彼らは夕方まで汚れる」 これは夫婦の交わりとは別のことを指していると考えられます。十戒には姦淫してはならないと戒められており(出20:14)、妻以外の女と寝ることは禁じられています。しかし、…

レビ記14章 その家の壁に出ていて

レビ14:37「その患部を調べて、もしその患部がその家の壁に出ていて、それが緑がかったか、または赤みを帯びたくぼみであって、その壁よりも低く見えるならば」 おそらくツァラアトは空気感染をしないカビから生じる悪性のできもののことだと思われます。もし、…

レビ記12章 三十三日間血のきよめのために

レビ12:4「その女はさらに三十三日間、血のきよめのために、こもらなければならない。そのきよめの期間が満ちるまでは、聖なるものにいっさい触れてはならない。また聖所に入ってもならない」 1ヶ月以上のあいだ生まれた子は誰が面倒を見るのでしょうか。出エジ…

レビ11章 その死体に触れる者は夕方まで汚れる

レビ11:391「あなたがたが食用として飼っている動物の一つが死んだとき、その死体に触れる者は夕方まで汚れる」 日本でも路上などで動物の死骸を見つけたなら、市役所や保健所に連絡してその処置を任せるようになっています。勝手に持ち帰ったり、食べたりする…

レビ記10章 生き残ったエルアザルとイタマル

レビ10:161「モーセは罪のためのいけにえのやぎをけんめいに捜した。しかし、もう、焼かれてしまっていた。すると、モーセはアロンの子で生き残ったエルアザルとイタマルに怒って言った」 香油に関しては詳しくその作り方が指定されています(出30:34)。異なった…

レビ記9章 その血を祭壇の土台に注いだ

レビ9:91「アロンの子らは、その血を彼に差し出し、彼は指をその血に浸し、祭壇の角に塗った。彼はその血を祭壇の土台に注いだ」 いけにえの血は祭壇の土台(9)、祭壇の回り(12、18)に注がれています。これがささげ物を捧げるように命じられてから最初のいけにえ…

レビ8章 任職のかごにあるパン

レビ8:31「そして、モーセはまた、アロンとその子らに言った。「会見の天幕の入口の所で、その肉を煮なさい。そしてそこで、それを任職のかごにあるパンといっしょに食べなさい。私が、アロンとその子らはそれを食べよと言って命じたとおりに」」 パンは常に幕屋…

レビ記7章 脂肪をいっさい食べてはならない

レビ7:23「イスラエル人に告げて言え。あなたがたは、牛や、羊、あるいはやぎの脂肪をいっさい食べてはならない」 脂肪と血については厳しく食べないように戒められています(26)。もし、脂肪を食べてはいけないというのが、ささげ物に限らず、一般の生活でも適…

レビ記5章 証言しなければのろわれる

レビ5:1「人が罪を犯す場合、すなわち、証言しなければのろわれるという声を聞きながら――彼がそれを見ているとか、知っている証人であるのに――、そのことについて証言しないなら、その人は罪の咎を負わなければならない」 多くの国では、罪を犯した人の自由を奪…

レビ記4章 あやまって罪を犯し

レビ4:27「また、もし一般の人々のひとりが、主がするなと命じたことの一つでも行ない、あやまって罪を犯し、後で咎を覚える場合」 あやまって罪を犯すことはあり得ますが、そのときに気が付かないこともあるでしょう。それでも、その行為に対し振り返ってみて…