2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

申命記23章 エドム人を忌みきらってはならない

申23:7「エドム人を忌みきらってはならない。あなたの親類だからである。エジプト人を忌みきらってはならない。あなたはその国で、在留異国人であったからである」 イエス様の時代のヘロデ王はエドム人だとされ、純粋なユダヤ人ではありませんでした。ヘロデが…

申命記22章 夫のある女と寝ている男

申22:22「夫のある女と寝ている男が見つかった場合は、その女と寝ていた男もその女も、ふたりとも死ななければならない。あなたはイスラエルのうちから悪を除き去りなさい」 日本では不倫は民法で離婚できる条件に定められています。しかし、刑法にはなにも定…

申命記21章 神にのろわれた者

申21:23「その死体を次の日まで木に残しておいてはならない。その日のうちに必ず埋葬しなければならない。木につるされた者は、神にのろわれた者だからである。あなたの神、主が相続地としてあなたに与えようとしておられる地を汚してはならない」 この記述の…

申命記20章 必ず聖絶しなければならない

申20:17「すなわち、ヘテ人、エモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人は、あなたの神、主が命じられたとおり、必ず聖絶しなければならない」 聖絶に関しては、いくつかの失敗が聖書には書かれています。約束の地に入って、ヒビ人がイスラエルが強いの…

申命記18章 奉仕することができる

申18:7「彼は、その所で主の前に仕えている自分の同族レビ人と全く同じように、彼の神、主の御名によって奉仕することができる」 レビ人には約束の地での割り当てはなく、それぞれほかの部族からレビ人用に割り当てられた町囲いの中に住むようになっていました…

申命記17章 ひとりの証言で死刑にしてはならない

申17:6「ふたりの証人または三人の証人の証言によって、死刑に処さなければならない。ひとりの証言で死刑にしてはならない」 日本の司法制度では、証人として証言するなら嘘をついてはなりません。もし、嘘だとわかったなら偽証罪となり重い罰に処せられます。…

申命記16章 パン種があなたの領土のどこにも

申16:4「七日間は、パン種があなたの領土のどこにも見あたらないようにしなければならない。また、第一日目の夕方にいけにえとしてほふったその肉を、朝まで残してはならない」 パン種を入れなければ、せんべいのようになってしまい、味気ないものになってしま…

申命記15章 心に未練を持ってはならない

申15:10「必ず彼に与えなさい。また与えるとき、心に未練を持ってはならない。このことのために、あなたの神、主は、あなたのすべての働きと手のわざを祝福してくださる」 ヘブル語には「tzedakah(ツェダカ)」という単語があり、「慈善」の意味で、「行なって当然」…

申命記14章 あなたはそれを金に換え

申14:25「あなたはそれを金に換え、その金を手に結びつけ、あなたの神、主の選ぶ場所に行きなさい」 ここでいう「金(かね)」は、ヘブル語「kasep(カセフ)」が使われており、もともとは「銀」を指す言葉です。聖書は創世記のころから物の売り買いのことが書かれていま…

申命記13章 あなたがたを試みておられる

申13:3「その預言者、夢見る者のことばに従ってはならない。あなたがたの神、主は、あなたがたが心を尽くし、精神を尽くして、ほんとうに、あなたがたの神、主を愛するかどうかを知るために、あなたがたを試みておられるからである」 世界のどの地域でも占いや…

申命記11章 みわざのすべてをその目で見たのは

申11:7「これら主がなされた偉大なみわざのすべてをその目で見たのは、あなたがたである」 モーセは代表的なみわざとして、葦の海が別れたこと(4)と地が割れて不敬虔者を飲み込んだこと(6)をあげています。もちろん、火の柱、雲の柱は常に民の前にあり(出13:22…

申命記10章 板を私が作った箱の中に納めた

申10:5「私は向き直って、山を下り、その板を私が作った箱の中に納めたので、それはそこにある。主が命じられたとおりである」 モーセが十戒を記した板を箱に収めたのは、山を降りてからでした。そのため、イスラエルの民は板を直接見ることはできず、十戒の板…

申命記9章 ちりになるまでよくすりつぶした

申9:21「私はあなたがたが作った罪、その子牛を取って、火で焼き、打ち砕き、ちりになるまでよくすりつぶした。そして私は、そのちりを山から流れ下る川に投げ捨てた」 出エジプトでは金の子牛をつぶしたあと、イスラエルの民に飲ませたと書かれています(出32:…

申命記8章 私の手の力がこの富を築き上げたのだ

申8:17「あなたは心のうちで、「この私の力、私の手の力が、この富を築き上げたのだ」と言わないように気をつけなさい」 たとえ神を信じる者であっても成功するなら、その功績は自分の力で成し得たものだと勘違いするでしょう。ヨブのようにすべてが神の恵みだ…

申命記7章 神々の彫像を火で焼かなければならない

申7:25「あなたがたは彼らの神々の彫像を火で焼かなければならない。それにかぶせた銀や金を欲しがってはならない。自分のものとしてはならない。あなたがわなにかけられないために。それは、あなたの神、主の忌みきらわれるものである」 ユダヤ人がほかの宗教…

申命記6章 奴隷の家から連れ出された主を

申6:12「あなたは気をつけて、あなたをエジプトの地、奴隷の家から連れ出された主を忘れないようにしなさい」 出エジプトはイスラエルにとって大きな出来事でした。それは、創世記に書かれているヤコブと12人の子どもたちの話だけでは国家とか部族という感覚は…

申命記4章 過ぎ去った時代に尋ねてみるがよい

申4:32「さあ、あなたより前の過ぎ去った時代に尋ねてみるがよい。神が地上に人を造られた日からこのかた、天のこの果てからかの果てまでに、これほど偉大なことが起こったであろうか。このようなことが聞かれたであろうか」 確かにユダヤ人にとって過ぎ越しの…

申命記3章 レファイムの生存者として

申3:11「バシャンの王オグだけが、レファイムの生存者として残っていた。見よ。彼の寝台は鉄の寝台、それはアモン人のラバにあるではないか。その長さは、規準のキュビトで九キュビト、その幅は四キュビトである」 9キュビトは、新改訳の1キュビト44センチを参…

申命記2章 彼らに争いをしかけてはならない

申2:19「それで、アモン人に近づくが、彼らに敵対してはならない。彼らに争いをしかけてはならない。あなたには、アモン人の地を所有地としては与えない。ロトの子孫に、それを所有地として与えているからである」 ロトの子孫はロトとその娘たちによって受け継…

申命記1章 あなたもそこに入れない

申1:37「主はあなたがたのために、この私に対しても怒って言われた。「あなたも、そこに、入れない」」 申命記の記述によれば、偵察隊が戻って来たときには口を揃えて「私たちの神、主が、私たちに与えようとしておられる地は良い地です(25)」と言っていたようで…

詩篇46篇 山々が海のまなかに移ろうとも

詩46:2「それゆえ、われらは恐れない。たとい、地は変わり山々が海のまなかに移ろうとも」 本当に山が海に動いたなら、相当な恐怖だと思います。地震の際の津波でさえどうすることもできず、人は黙って波が通り過ぎるのを待つだけです。イエス様も疑うことがな…

詩篇43篇 私はなおも神をほめたたえる

詩43:5「わがたましいよ。なぜ、おまえはうなだれているのか。なぜ、私の前で思い乱れているのか。神を待ち望め。私はなおも神をほめたたえる。私の顔の救い、私の神を」 この節は詩篇42篇11節のものと同じ内容です。多くの聖書学者は詩篇42篇から詩篇の「第2巻…

詩篇39篇 私の口に口輪をはめておこう

詩39:1「私は言った。私は自分の道に気をつけよう。私が舌で罪を犯さないために。私の口に口輪をはめておこう。悪者が私の前にいる間は」 賢い人ほど「黙して語らず」という姿勢を貫いています。それは、語れば語るほど自らの無知をさらけ出すことになり、相手に…

詩篇38篇 私のいのちを求める者はわな

詩38:12「私のいのちを求める者はわなを仕掛け、私を痛めつけようとする者は私の破滅を告げ、一日中、欺きを語っています」 強い者に挑みたくなるのはどの時代でも同じです。名の売れた者に挑戦し勝つならば、その名以上の称号を得たことになるからです。かの…

詩篇35篇 休みなく私を中傷した

詩35:15「だが、彼らは私がつまずくと喜び、相つどい、私の知らない攻撃者どもが、共に私を目ざして集まり、休みなく私を中傷した」 ダビデの人生は王になってからも順風満帆とはいかなかったようです。サムエル記の中には具体的に敵がダビデを中傷し、ダビデ…

詩篇33篇 勇者は力の強いことによっては

詩33:16「王は軍勢の多いことによっては救われない。勇者は力の強いことによっては救い出されない」 世界は核保有国によってバランスが保たれています。国連の常任理事国5ヵ国はすべて核を保有しており、このパワーバランスが崩れると国連決議に影響が出てきま…