2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

民数記6章 ナジル人

民6:20「祭司はこれらを奉献物として主に向かって揺り動かす。これは聖なるものであって、奉献物の胸、奉納物のももとともに祭司のものとなる。その後に、このナジル人はぶどう酒を飲むことができる」 「誓願」が何かは具体的に書かれていませんが、聖書には…

民数記4章 庭の回りの柱と、その台座

民4:32「庭の回りの柱と、その台座、釘、ひも、これらの用具と、その奉仕に使うすべての物である。あなたがたは彼らがになう任務のある用具を名ざして割り当てなければならない」 メラリ族は主に天幕の外回りと、幕にかかわる板、台座、釘やひもなどを任務と…

民数記3章 彼らの任務は、契約の箱

民3:31「彼らの任務は、契約の箱、机、燭台、祭壇、およびこれらに用いる聖なる用具と垂れ幕と、それに関するすべての奉仕である」 任務の最初の項目に「契約の箱」があり、ケハテ族はレビ族の中でも最も重要な役割を担っていたことがわかります。幕屋の運搬…

民数記2章 宿営の中央にあって

民2:17「次に会見の天幕、すなわちレビ人の宿営は、これらの宿営の中央にあって進まなければならない。彼らが宿営する場合と同じように、おのおの自分の場所について彼らの旗に従って進まなければならない」 レビ人は12部族とは別の扱いを受け、イスラエル人…

使徒28章 自分だけの家に住むことが許された

使28:16「私たちがローマに入ると、{百人隊長は囚人たちを守備隊長に引き渡したが、}パウロは番兵付きで自分だけの家に住むことが許された」 ローマに着くならパウロは身柄を拘束され、カイザルの前に立ち話すチャンスがあったはずです(27:24)。ところが使…

使徒27章 あの人たちが船にとどまっていなければ

使27:31「パウロは百人隊長や兵士たちに、「あの人たちが船にとどまっていなければ、あなたがたも助かりません」と言った」 パウロは神の御使いからカイザルの前に立つことと同船している人が与えられたことが語られています(24)。船から勝手に脱出して命を…

使徒26章 わたしを信じる信仰によって

使26:18「それは彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、わたしを信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、聖なるものとされた人々の中にあって御国を受け継がせるためである」 「サウロ、サウロ」とイエス様に呼びかけら…

使徒24章 ナザレ人という一派

使24:5「この男は、まるでペストのような存在で、世界中のユダヤ人の間に騒ぎを起こしている者であり、ナザレ人という一派の首領でございます」 この頃になると、パウロが伝えるイエス様は「ナザレ人」という一つのユダヤ会派だと思われていたようです。しか…

使徒23章 彼の口を打てと命じた

使23:2「すると大祭司アナニヤは、パウロのそばに立っている者たちに、彼の口を打てと命じた」 たった一言しか発していないのにすぐにパウロを黙らせろという大祭司アナニヤの考えです。おそらくパウロの「全くきよい良心をもって(1)」という言葉に反応した…

使徒22章 あなたにみこころを知らせ

使22:14「彼はこう言いました。『私たちの父祖たちの神は、あなたにみこころを知らせ、義なる方を見させ、その方の口から御声を聞かせようとお定めになったのです」 サウロ(パウロ)が主に出会ったのは、エルサレムから離れたダマスコに行く途中です(6)。パウ…

使徒21章 聖霊がお告げになっています

使21:11「彼は私たちのところに来て、パウロの帯を取り、自分の両手と両足を縛って、「『この帯の持ち主は、エルサレムでユダヤ人に、こんなふうに縛られ、異邦人の手に渡される』と聖霊がお告げになっています」と言った」 預言者アガボが語った言葉です(10…

使徒20章 狂暴な狼が

使20:29「私が出発したあと、狂暴な狼があなたがたの中に入り込んで来て、群れを荒らし回ることを、私は知っています」 パウロはこれから何が起きるかはわからないが(22)、聖霊によって「なわめと苦しみが私を待っている(23)」ということは知っていました。…

使徒19章 ユダヤ人の魔よけ祈祷師

使19:13「ところが、諸国を巡回しているユダヤ人の魔よけ祈祷師の中のある者たちも、ためしに、悪霊につかれている者に向かって主イエスの御名をとなえ、「パウロの宣べ伝えているイエスによって、おまえたちに命じる」と言ってみた」 使徒たちの不思議なわ…

使徒17章 エピクロス派とストア派

使17:18「エピクロス派とストア派の哲学者たちも幾人かいて、パウロと論じ合っていたが、その中のある者たちは、「このおしゃべりは、何を言うつもりなのか」と言い、ほかの者たちは、「彼は外国の神々を伝えているらしい」と言った。パウロがイエスと復活と…

使徒16章 ローマ人である私たち

使16:37「ところが、パウロは、警吏たちにこう言った。「彼らは、ローマ人である私たちを、取り調べもせずに公衆の前でむち打ち、牢に入れてしまいました。それなのに今になって、ひそかに私たちを送り出そうとするのですか。とんでもない。彼ら自身で出向い…

使徒15章 彼らのためにあかしをし

使15:8「そして、人の心の中を知っておられる神は、私たちに与えられたと同じように異邦人にも聖霊を与えて、彼らのためにあかしをし」 聖書ではパウロの書簡が多いので、異邦人への伝道はパウロ中心に思いがちですが、最初のきっかけはペテロでした(10:44)…

使徒14章 付近の地方に難を避け

使14:6「ふたりはそれを知って、ルカオニヤの町であるルステラとデルベ、およびその付近の地方に難を避け」 アンテオケ(13:14)とイコニウム(1)は当時の大都市と呼ばれた町です。アンテオケでパウロとバルナバは召命を受け(13:2)2人はパートナーとなり宣教に…

使徒13章 詩篇の第二篇

使13:33「神は、イエスをよみがえらせ、それによって、私たち子孫にその約束を果たされました。詩篇の第二篇に、『あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ』と書いてあるとおりです」 パウロがアンテオケのユダヤ人に宣教した中の一節です(16…

使徒12章 次にはペテロをも捕らえにかかった

使12:3「それがユダヤ人の気に入ったのを見て、次にはペテロをも捕らえにかかった。それは、種なしパンの祝いの時期であった」 この12章に出てくるヘロデ王は歴史書にはヘロデ・アグリッパ1世という名で登場します。イエス様が誕生したとき(マタ2章)のヘロデ…

使徒10章 生きている者と死んだ者とのさばき主

使10:42「イエスは私たちに命じて、このイエスこそ生きている者と死んだ者とのさばき主として、神によって定められた方であることを人々に宣べ伝え、そのあかしをするように、言われたのです」 人が一度死ぬことと死後にさばきを受けることは、神による定め…

使徒9章 アナニヤという弟子がいた

使9:10「さて、ダマスコにアナニヤという弟子がいた。主が彼に幻の中で、「アナニヤよ」と言われたので、「主よ。ここにおります」と答えた」 ダマスコはギリシャ語では「Damaskos(ダマスカス)」と言い、現在のシリアの首都と同じ言葉です。東西の文化が入り…

使徒8章 この権威を私にも下さい

使8:19「『私が手を置いた者がだれでも聖霊を受けられるように、この権威を私にも下さい』と言った」 サウロ(パウロ)のおかげで教会の人々は離散してしまいました(3-4)。ステパノと同期に配膳係に任命されたピリポはサマリアで伝道を始めます(5)。そこにはシ…

使徒7章 それを守ったことはありません

使7:53「あなたがたは、御使いたちによって定められた律法を受けたが、それを守ったことはありません」 この言葉ではかろうじてステパノに手を下すことを抑えました。聖書には「はらわたが煮え返る思いで、ステパノに向かって歯ぎしりした(54)」とあります。…

使徒6章 『あのナザレ人イエスは

使6:14「『あのナザレ人イエスはこの聖なる所をこわし、モーセが私たちに伝えた慣例を変えてしまう』と彼が言うのを、私たちは聞きました 」 これはリベルテン派(9)の人たちが、人を雇って偽証させた言葉です(13)。リベルテン会堂には、いわゆるシナゴーグと…

使徒5章 サタンに心を奪われ

使5:3「そこで、ペテロがこう言った。「アナニヤ。どうしてあなたはサタンに心を奪われ、聖霊を欺いて、地所の代金の一部を自分のために残しておいたのか 」 使徒たちは共同生活を始め、財産を共有するという生活スタイルを取っていました(4:32)。「地所や家…