2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ルカ20章 キリストがダビデの子でしょう

ルカ20:44「こういうわけで、ダビデがキリストを主と呼んでいるのに、どうしてキリストがダビデの子でしょう」 エリコでは盲人がイエス様を「ダビデの子のイエスさま(18:38)」と呼び、そのことは否定されませんでした。預言書ではイザヤが「エッサイの根株から新芽…

ルカ19章 主がお入用なのです

ルカ19:31「もし、『なぜ、ほどくのか』と尋ねる人があったら、こう言いなさい。『主がお入用なのです。』」 イエス様がろばに乗ってエルサレムに入城することは、ゼカリヤが預言しています(ゼカ9:9)。エルサレムに行くのは年に一度の贖罪の日に、いけにえを捧げ…

ルカ18章 らくだが針の穴を通るほうが

ルカ18:25「金持ちが神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通るほうがもっとやさしい」 「針の穴」の「穴」の訳は「trymalia(トゥルマリア)」から訳されたもので「目」の意味があります。場所は特定されていませんが、当時は「針の穴」という狭い門があって、そこを通るに…

ルカ16章 その言うことを聞くべきです

ルカ16:29「しかしアブラハムは言った。『彼らには、モーセと預言者があります。その言うことを聞くべきです。』」 イエス様はアベルからザカリヤの血に至るまで、すべての預言者の血の責任を問うと言われています(11:50)。その時代ごとに、主のことばを携えた預…

ルカ15章 兄はおこって

ルカ15:28「すると、兄はおこって、家に入ろうともしなかった。それで、父が出て来て、いろいろなだめてみた」 なぜ兄は怒ったのでしょうか。弟のおかげで父から生前贈与を受けて、財政的にも潤ったはずです。弟は財産をもらって「幾日もたたぬうちに(13)」旅に出…

ルカ14章 安息日だからといって

ルカ14:5「それから、彼らに言われた。「自分の息子や牛が井戸に落ちたのに、安息日だからといって、すぐに引き上げてやらない者があなたがたのうちにいるでしょうか」」 13章でも会堂管理者が「働いてよい日は六日です。その間に来て直してもらうがよい。安息日に…

ルカ13章 安息日にはいけないのです

ルカ13:14「すると、それを見た会堂管理者は、イエスが安息日にいやされたのを憤って、群衆に言った。「働いてよい日は六日です。その間に来て直してもらうがよい。安息日には、いけないのです」」 会堂管理者がどれほどの権威を当時持っていたのかはわかりません…

ルカ12章 地に火を投げ込むためです

ルカ12:49「わたしが来たのは、地に火を投げ込むためです。だから、その火が燃えていたらと、どんなに願っていることでしょう」 マタイの福音書の中でも「わたしが来たのは地に平和をもたらすためだと思ってはなりません(マタ10:34)」と書かれ、剣をもたらすために来…

ルカ11章 ザカリヤの血に至るまでの

ルカ11:50「それは、アベルの血から、祭壇と神の家との間で殺されたザカリヤの血に至るまでの、世の初めから流されたすべての預言者の血の責任を、この時代が問われるためである。そうだ。わたしは言う。この時代はその責任を問われる」 新共同訳と2017年訳では…

ルカ9章 手を鋤につけてから

ルカ9:62「するとイエスは彼に言われた。「だれでも、手を鋤につけてから、うしろを見る者は、神の国にふさわしくありません」」 家族の人に今から宣教の旅に出かけ、戻るのはいつになるかわからない、と別れを告げに行くことが悪いことなのでしょうか(61)。「いと…

ルカ8章 試練のときになると

ルカ8:13「岩の上に落ちるとは、こういう人たちのことです。聞いたときには喜んでみことばを受け入れるが、根がないので、しばらくは信じていても、試練のときになると、身を引いてしまうのです」 福音を伝える当初から、聞いて信じても試練が来ると身を引くと書…

ルカ7章 食いしんぼうの大酒飲み

ルカ7:34「人の子が来て、食べもし、飲みもすると、『あれ見よ。食いしんぼうの大酒飲み、取税人や罪人の仲間だ』と言うのです」 断食すると「悪霊に取りつかれている(33)」と言われ、飲み食いするなら「食いしん坊の大酒飲み」と言われるのです。何をしてもパリサイ…

ルカ6章 人にもそのようにしなさい

ルカ6:31「自分にしてもらいたいと望むとおり、人にもそのようにしなさい」 黄金律と呼ばれるこのことばは、マタイにもあります(マタ7:21)。いつごろから「黄金律」と言われるようになったかは不明ですが、この1節に目を留めて人が人に対する最も大切な行ないである…

ルカ5章 うわさはますます広まり

ルカ5:15「しかし、イエスのうわさは、ますます広まり、多くの人の群れが、話を聞きに、また、病気を直してもらいに集まって来た」 イエス様自身が自分が神の子とは名乗りませんでした。弟子たちにご自分のことを話されたときも、「長老、祭司長、律法学者たちか…

ルカ4章 ヨセフの子ではないか

ルカ4:22「みなイエスをほめ、その口から出て来る恵みのことばに驚いた。そしてまた、「この人は、ヨセフの子ではないか」と彼らは言った」 イスラエルの社会ではどこの部族で、どの人の子なのかを重要な情報として扱ってきました。イスラエルの王の中でも多くは…

ルカ2章 そしてようやく三日の後に

ルカ2:46「そしてようやく三日の後に、イエスが宮で教師たちの真ん中にすわって、話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた」 3日もの間どこで寝泊まりしていたのでしょうか。食事はどうしていたのでしょうか。イエス様の幼少期が書かれているのは唯一ル…

ルカ1章 父たちの心を子どもたちに向けさせ

ルカ1:17「彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、父たちの心を子どもたちに向けさせ、逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、こうして、整えられた民を主のために用意するのです」 マラキの最後には「彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる(マラ4:…

ヨシュア記24章 ヨシュアの生きている間

ヨシュ24:31「イスラエルは、ヨシュアの生きている間、また、ヨシュアのあとまで生き残って、主がイスラエルに行なわれたすべてのわざを知っていた長老たちの生きている間、主に仕えていた」 神が約束を守るお方でも、人間の方に問題はあります。ヨシュア記の最後…

ヨシュア記21章 一つもたがわず、みな実現した

ヨシュ21:45「主がイスラエルの家に約束されたすべての良いことは、一つもたがわず、みな実現した」 レビ族の割り当ての地には「のがれの町」と放牧地がセットになって与えられています(13、21、27、32、38)。それは、逃れの町に逃亡してきた者の話を祭司が聞き、そのこ…

ヨシュア記20章 これらの町の一つに逃げ込む場合

ヨシュ20:4「人が、これらの町の一つに逃げ込む場合、その者は、その町の門の入口に立ち、その町の長老たちに聞こえるように、そのわけを述べなさい。彼らは、自分たちの町に彼を受け入れ、彼に一つの場所を与え、彼は、彼らとともに住む」 たとえ過失であっても…

ヨシュア記18章 ユダ族とヨセフ族の間にあった

ヨシュ18:11「ベニヤミン部族の諸氏族がくじを引いた。彼らのくじに当たった地域は、ユダ族とヨセフ族の間にあった」 相続地の中で最も広い土地を持つのはマナセ族でしょう。それはヨルダン川を挟んで東西に半部族ずつ与えられていたからです。ヨセフ族、すなわち…

ヨシュア記12章 バシャンの王オグの王国の全部

ヨシュ13:30「彼らの地域は、マハナイムからバシャンの全部、バシャンの王オグの王国の全部、バシャンにあるハボテ・ヤイルの全部、その六十の町」 バシャンの地で60の町を取ったのは(申3:4)、オグがイスラエルのバシャン通過を認めず、攻撃してきたからです(民21…

ヨシュア記12章 山地、低地、アラバ、傾斜地、荒野、およびネゲブ

ヨシュ12:8「これらは、山地、低地、アラバ、傾斜地、荒野、およびネゲブにおり、ヘテ人、エモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人であった」 ヨルダン川を渡ってすぐにエリコの町があり、エリコの隣の町アイになるとすでに山地のなっており、「傾斜地」と…

ヨシュア記10章 日よ。ギブオンの上で動くな

ヨシュ10:12「主がエモリ人をイスラエル人の前に渡したその日、ヨシュアは主に語り、イスラエルの見ている前で言った。「日よ。ギブオンの上で動くな。月よ。アヤロンの谷で」」 太陽は太陽系の中心なので、太陽自身が動くことはありません。太陽も月も止まったの…

ヨシュア記8章 うしろから町に向かう伏兵

ヨシュ8:4「そのとき、ヨシュアは彼らに命じて言った。「聞きなさい。あなたがたは町のうしろから町に向かう伏兵である。町からあまり遠く離れないで、みな用意をしていなさい」」 孫子の兵法では、10倍の戦力差があるなら敵を包囲し、5倍の戦力差なら正攻法で攻め…

ヨシュア記5章 抜き身の剣を手に持って

ヨシュ5:13「さて、ヨシュアがエリコの近くにいたとき、彼が目を上げて見ると、見よ、ひとりの人が抜き身の剣を手に持って、彼の前方に立っていた。ヨシュアはその人のところへ行って、言った。「あなたは、私たちの味方ですか。それとも私たちの敵なのですか」」 …

ヨシュア記3章 わたしがモーセとともにいたように

ヨシュ3:7「主はヨシュアに仰せられた。「きょうから、わたしはイスラエル全体の見ている前で、あなたを大いなる者としよう。それは、わたしがモーセとともにいたように、あなたとともにいることを、彼らが知るためである」」 モーセのときのように葦の海が2つに分…