2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

和解のいけにえ

レビ3:2「その人はささげ物の頭に手を置く。それは会見の天幕の入口の所でほふられる。そして、祭司であるアロンの子らは祭壇の回りにその血を注ぎかけなさい」 全焼のいけにえはその人を贖うためで、身代わりとなるものです(1:4)。穀物のささげ物はなだめの…

パン種を入れて作ってはならない

レビ2:11「あなたがたが主にささげる穀物のささげ物はみな、パン種を入れて作ってはならない。パン種や蜜は、少しでも、主への火によるささげ物として焼いて煙にしてはならないからである」 レビ2章には穀物のささげ物のきまりが書かれています。これは最も…

全焼のいけにえ

レビ1:2「イスラエル人に告げて言え。もし、あなたがたが主にささげ物をささげるときは、だれでも、家畜の中から牛か羊をそのささげ物としてささげなければならない」 幕屋が整ったら、その使い方の説明をしなければなりません。まず幕屋を入ってすぐにある…

主がモーセに命じられたとおり

出40:19「幕屋の上に天幕を広げ、その上に天幕のおおいを掛けた。主がモーセに命じられたとおりである」 主が1月1日に会見の天幕である幕屋を建てなければならない(2)と命令されてから、初めての1月1日はエジプトを脱出してから第2年目のことでした(17)…

心から進んで

出35:29「イスラエル人は、男も女もみな、主がモーセを通して、こうせよと命じられたすべての仕事のために、心から進んでささげたのであって、彼らはそれを進んでささげるささげ物として主に持って来た」 「心から進んで」というフレーズは35章の中で4回繰り…

その名がねたみ

出エジ34:14「あなたはほかの神を拝んではならないからである。その名がねたみである主は、ねたむ神であるから」 「ねたむ」はヘブル語で「qanna(ケナー)」が使われています。おそらく神のみに使われる前頭詞で、人の場合は「qana(カナー)」という単語が使わ…

神の指で書かれた

出31:18「こうして主は、シナイ山でモーセと語り終えられたとき、あかしの板二枚、すなわち、神の指で書かれた石の板をモーセに授けられた」 神の指で書かれたものは、モーセに授けられた2枚の石板(32:15)と、ダニエルの時代にバビロン王の宴会の席で指が…

注ぎの油

出30:23「あなたは、最上の香料を取れ。液体の没薬五百シェケル、かおりの強い肉桂をその半分―二百五十シェケル―、におい菖蒲二百五十シェケル」 これに桂枝とオリーブ油を加えて、注ぎの油ができあがり、幕屋にある器具に降り注がなければなりません(27-29)…

アロンの装束

出28:38「これがアロンの額の上にあるなら、アロンは、イスラエル人の聖別する聖なる物、すなわち、彼らのすべての聖なるささげ物に関しての咎を負う。これは、それらの物が主の前に受け入れられるために、絶えずアロンの額の上になければならない」 最初の…

純金の燭台

出25:31「また、純金の燭台を作る。その燭台は槌で打って作らなければならない。それには、台座と支柱と、がくと節と花弁がなければならない」 パンを置く机に関しては「長さは二キュビト、幅は一キュビト、高さは一キュビト半(25)」と書かれていますが、燭…

奴隷を買う場合

出21:2「あなたがヘブル人の奴隷を買う場合、彼は六年間、仕え、七年目には自由の身として無償で去ることができる」 出エジプト20章は十戒が書かれている章として有名です。十戒は人の歩むべき指針を表したもので、国の憲法に相当する重大な戒めと言うことが…

十戒論争

出20:3「あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない」 モーセの十戒の最初は「ほかの神々があってはならない」…から始まっています。これは申命記に書かれている十戒も同じです(申5:7)。同じ十戒でもプロテスタントは出エジプトのものを使い…

イテロの薦め

出18:26「いつもは彼らが民をさばき、むずかしい事件はモーセのところに持って来たが、小さい事件は、みな彼ら自身でさばいた」 イスラエルの民をエジプトから脱出するために、モーセとアロンは預言者となり神のことばを取り次ぎ民に伝えていました。ところ…

モーセとアロンにつぶやいた

出16:2「そのとき、イスラエル人の全会衆は、この荒野でモーセとアロンにつぶやいた」 つぶやくのヘブル語は「luwn(ルーン)」で、つぶやく以外に「とどまる」とか「辛抱する」などの意味があります。イスラエルの民は前進しようとせずに、そこにとどまり、現…

これから始まる奇跡

出14:15「民の逃げたことがエジプトの王に告げられると、パロとその家臣たちは民についての考えを変えて言った。「われわれはいったい何ということをしたのだ。イスラエルを去らせてしまい、われわれに仕えさせないとは」」 出エジプトのクライマックスとい…

かつてなく二度とない

出11:6「そしてエジプト全土にわたって、大きな叫びが起こる。このようなことはかつてなく、また二度とないであろう」 「かつてなく、また二度とない」というのは歴史上最悪のことです。初子はモーセたちヘブル人にとっては、家族の名を継ぐ大切な子供のこと…

心を留めなかった

出7:23「パロは身を返して自分の家に入り、これに心を留めなかった」 エジプトの呪法師たちが同じことをしたのなら、被害は倍になってしまいます。「これに」の「これ」はモーセたちの起こした技のことか(21)、エジプトの呪法師たちが同じようにナイルの水を…

三日の道のりの旅

出5:3「すると彼らは言った。「ヘブル人の神が私たちにお会いくださったのです。どうか今、私たちに荒野へ三日の道のりの旅をさせ、私たちの神、主にいけにえをささげさせてください。でないと、主は疫病か剣で、私たちを打たれるからです」」 パロの言い分…

これからのスケジュール

出3:20「わたしはこの手を伸ばし、エジプトのただ中で行なうあらゆる不思議で、エジプトを打とう。こうしたあとで、彼はあなたがたを去らせよう」 主は自分の名前のみならず、これから起きるスケジュールまで教えてくれています。パロの心をかたくなにしたの…

賢く取り扱おう

出1:10「さあ、彼らを賢く取り扱おう。彼らが多くなり、いざ戦いというときに、敵側についてわれわれと戦い、この地から出て行くといけないから」 「賢く」は英語では「wisely」で、ヘブル語は「chakam(カハーム)」が使われており、文字通り「賢くする」とか…

自分でも知りえない不思議

ヨブ42:3「知識もなくて、摂理をおおい隠す者は、だれか。まことに、私は、自分で悟りえないことを告げました。自分でも知りえない不思議を」 神のわざすべてを知ることなど到底できません。ヨブも3人の友人もできる限りの「神論」を闘わしてきました。この…

みなわたしのものだ

ヨブ41:11「だれがわたしにささげたのか、わたしが報いなければならないほどに。天の下にあるものはみな、わたしのものだ」 人がどんなに神に対して捧げものをしたとしても、もともとは主ご自身が造られた被造物からのものです。硬貨の基になる金、銀、銅な…

動物を見るなら

ヨブ39:16「だちょうは自分の子を自分のものでないかのように荒く扱い、その産みの苦しみがむだになることも気にしない」 だちょうだけではなく、爬虫類などは子供に対する執着がないものもいます。逆に魚の中には卵を一途に守り、子を育てるものもあります…

創造者の意見

ヨブ38:17「死の門があなたに現われたことがあるのか。あなたは死の陰の門を見たことがあるのか」 「死の陰」はヘブル語で「tsalmaveth(ツァルマベス)」となり、「死」の「maveth(マベス)」とは違う単語が使われています。「死の門」と「死の陰の門」の…

ちょっと南風が吹いても

ヨブ37:17「また、南風で地がもだすとき、あなたの着物がいかに熱くなるかを」 人はデリケートでか弱な存在です。ちょっと熱ければ暑いと騒ぎ、寒ければとても生きていくことはできません。エリフの言うように南風が少し強くなっただけでモンスーンになり蒸…

神は罪を告げてくれる

ヨブ36:9「そのとき、神は、彼らのしたことを彼らに告げ、彼らがおごり高ぶったそむきの罪を告げる」 ヨブはおそらくエリフに反論しようとしたのだと思います。「しばらく待て(2)」はそんなヨブがしゃべろうとするのをエリフがさえぎって話し続けた様子を表…

神に何を与ええようか

ヨブ35:7「あなたが正しくても、あなたは神に何を与ええようか。神は、あなたの手から何を受けられるだろうか」 もし神と人との関係が「give and take」ならば、神の与えたものと人のお返しできるものの格差が大きく、平等な関係とは言えません。それでも神…