2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

いのちを考えるとき

ヨブ7:16「私はいのちをいといます。私はいつまでも生きたくありません。私にかまわないでください。私の日々はむなしいものです」 ついにヨブは生きていることも否定し始めました。神から与えられる喜びは、金銭や物質ではないことを知らないわけでもないと…

ヨブの隠れた部分

ヨブ6:24「私に教えよ。そうすれば、私は黙ろう。私がどんなあやまちを犯したか、私に悟らせよ」 ここらへんからヨブの心の中が浮き彫りになっていきます。ヨブの訴えは「私は正しい」でした。決められた約束や法律を守ったところで、その人が「義」と認めら…

エリファズの証し

ヨブ4:16「それは立ち止まったが、私はその顔だちを見分けることができなかった。しかし、その姿は、私の目の前にあった。静寂…、そして私は一つの声を聞いた」 エリヤも主の声を聞いたとき、かすかな細い声として聞いています(1王1912)。エリファズはエド…

試練の中のヨブ

ヨブ3:11「なぜ、私は、胎から出たとき、死ななかったのか。なぜ、私は、生まれ出たとき、息絶えなかったのか」 大富豪であったヨブに生きる意味を考えるときがきました。「死んだほうがまし」という言葉がありますが、ヨブには神に信頼し、祝福を受けた経験…

ヨブの名言

ヨブ1:21「私は裸で母の胎から出て来た。また、裸で私はかしこに帰ろう。主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな」 誰もがこの言葉に感動し、もしヨブのような信仰を持てるならどんなに主に喜ばれるだろうと想像するはずです。しかしその前に、主と…

長子の権利は誰の手に?

創49:5「シメオンとレビとは兄弟、彼らの剣は暴虐の道具」 ルベンはヤコブの子供の中で最も早く生まれ、長子でした。しかし、父のめかけビルハ(つまり他の兄弟、ダン、ナフタリにとっては母親)と関係を持ってしまったため、ヤコブから長子の権利は剥奪され…

ピラミッドは穀物倉?

創47:26「ヨセフはエジプトの土地について、五分の一はパロのものとしなくてはならないとの一つのおきてを定めた。これは今日に及んでいる。ただし祭司の土地だけはパロのものとならなかった」 どうやって、全権力がパロに移譲していったかがわかります。全…

先に遣わされ学んでいた

創45:7「それで神は私をあなたがたより先にお遣わしになりました。それは、あなたがたのために残りの者をこの地に残し、また、大いなる救いによってあなたがたを生きながらえさせるためだったのです」 イエス様の言葉でしょうか?まるでイエス様が私たちに語…

忘れさられゆくヨセフ

創41:45「パロはヨセフにツァフェナテ・パネアハという名を与え、オンの祭司ポティ・フェラの娘アセナテを彼の妻にした。こうしてヨセフはエジプトの地に知れ渡った」 ヨセフはツァフェナテ・パネアハという名前でエジプトに紹介されました。彼の妻は、太陽…

ヨセフの知恵

創39:10「それでも彼女は毎日、ヨセフに言い寄ったが、彼は、聞き入れず、彼女のそばに寝ることも、彼女といっしょにいることもしなかった」 ヨセフが主人の妻を許し、何とかして彼女の情欲を抑えることができれば良いのですが、それは無理なようです。男女…

ルベンの反抗

創35:22「イスラエルがその地に住んでいたころ、ルベンは父のそばめビルハのところに行って、これと寝た。イスラエルはこのことを聞いた。さて、ヤコブの子は十二人であった」 ヤコブはどの兄弟よりも、自分の本当に愛したラケルの子供たちを愛しました(37…

ヤコブはスコテに行き

創33:13「。「あなたもご存じのように、子どもたちは弱く、乳を飲ませている羊や牛は私が世話をしています。一日でも、ひどく追い立てると、この群れは全部、死んでしまいます」 そんなことはないと思います。どう考えても、エサウと共にセイルまで行くのを…

忍耐するヤコブ

創31:41「私はこの二十年間、あなたの家で過ごしました。十四年間はあなたのふたりの娘たちのために、六年間はあなたの群れのために、あなたに仕えてきました。それなのに、あなたは幾度も私の報酬を変えたのです」 ヤコブは忍耐強く、義理の兄ラバンに仕え…

レアへのテスト

創29:35「彼女はまたみごもって、男の子を産み、「今度は主をほめたたえよう。」と言った。それゆえ、その子を彼女はユダと名づけた。それから彼女は子を産まなくなった」 ルベンの性格を見るなら、リベカがヤコブに入れ知恵をして祝福を奪い取るようにした…

リベカの性格?

創27:14「それでヤコブは行って、取って、母のところに来た。母は父の好むおいしい料理をこしらえた」 リベカが働きものなのは知っていましたが、こうもヤコブをひいきにするとは、何があったのでしょうか?そもそもヤコブが産まれるときから、エサウのかか…

父の子が孫よりも

創25:26「そのあとで弟が出て来たが、その手はエサウのかかとをつかんでいた。それでその子をヤコブと名づけた。イサクは彼らを生んだとき、六十歳であった」 リベカは美しく(24:16)、よく気がつき、働きものでした。すべてを兼ね備えたような女性でしたが…

アブラハムの交渉術

創23:16「アブラハムはエフロンの申し出を聞き入れ、エフロンがヘテ人たちの聞いているところでつけた代価、通り相場で銀四百シェケルを計ってエフロンに渡した」 ツォハルの子エフロンはヘテ人の中でも権力者で、土地の売買、譲渡に関して権利を持つ者でし…

この子も神の国民

創21:13「しかしはしための子も、わたしは一つの国民としよう。彼もあなたの子だから」 イシュマエルの意味は「神は聞かれる」、イサクの意味は「笑う」でした。約束の子供の名前がサラが心の中で笑った失敗を表しているのです。イシュマエルは14才もイサ…

あわれみを理解せず

創19:16「しかし彼はためらっていた。すると、その人たちは彼の手と彼の妻の手と、ふたりの娘の手をつかんだ。―主の彼に対するあわれみによる。そして彼らを連れ出し、町の外に置いた」 このふたりの娘は処女でしたが、すでに婚約者がいました(14)。婿たち…

時代を超える信仰の法則

創17:11「あなたがたは、あなたがたの包皮の肉を切り捨てなさい。それが、わたしとあなたがたの間の契約のしるしである」 生まれたばかりは、皮をかぶった状態です。古い肉は切り捨て、その中にある新しい肉とともに生きなさい、と主は命令されています。割…

マムレの樫の木の場所

創13:18「そこで、アブラムは天幕を移して、ヘブロンにあるマムレの樫の木のそばに来て住んだ。そして、そこに主のための祭壇を築いた」 最初の祭壇はベテルとアイの間の場所に築きました(3)。しかしそのときはロトも一緒で、まだ別れていないときでした。…

言葉と心を一つにして

創11:8「主は仰せになった『彼らがみな、一つの民、一つのことばで、このようなことをし始めたのなら、今や彼らがしようと思うことで、とどめられることはない』」 一つの民、一つの言葉だと、彼らがしようと思うことで、とどめられることはない…主がそうお…

肉も食べてよい

創9:3「生きて動いているものはみな、あなたがたの食物である。緑の草と同じように、すべてのものをあなたがたに与えた」 創世記1章では、木の実を主食とするようにされたことが書かれています(1:30)。洪水後、生きて動いているものはみな食物である、と…

7づくし

創7:10-11「それから七日たって大洪水の大水が地の上に起こった。ノアの生涯の六百年目の第二の月の十七日、その日に、巨大な大いなる水の源が、ことごとく張り裂け、天の水門が開かれた」 2月10日に動物たちを集め、2月17日に雨が降り始めました。そ…

エノクの300年

創5:22-23「エノクはメトシェラを生んで後、三百年、神とともに歩んだ。そして、息子、娘たちを生んだ。エノクの一生は三百六十五年であった」 文面の通りに考えるなら、エノクは300年間神とともに歩んだことになります。それ以前の65年は神とともに歩…

そよ風の吹くころ

創3:8「そよ風の吹くころ、彼らは園を歩き回られる神である主の声を聞いた。それで人とその妻は、神である主の御顔を避けて園の木の間に身を隠した」 そよ風は日本訳独特の表現ですが、原語ヘブル語「ruakh(ルアク)」は風、霊、息、心などの意味があり「そよ…

最初は草食系?

創1:30「『また、地のすべての獣、空のすべての鳥、地をはうすべてのもので、いのちの息のあるもののために、食物として、すべての緑の草を与える』すると、そのようになった」 脂身はおいしく、肉を食べるとき人は満足感を得ることが知られています。しかし…