2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

目をさましていなさい

マコ13:37「わたしがあなたがたに話していることは、すべての人に言っているのです。目をさましていなさい」 「目をさましていなさい」は、夜寝ないでいなさい、という意味ではなく、注意を怠らず警戒して周りを見張っていなさい…という意味です。「目をさま…

生きている者の神

マコ12:27「神は死んだ者の神ではありません。生きている者の神です。あなたがたはたいへんな思い違いをしています」 イエス様は「神は死んだ者の神」ではない、ということをサドカイ人に伝えようとしています。それは天使や復活を信じない、現実主義の現代…

尊い方

マコ10:18「イエスは彼に言われた。「なぜ、わたしを『尊い』と言うのですか。尊い方は、神おひとりのほかには、だれもありません」 「尊い」のギリシャ語「agathos(アガソス)」は、おもに「良い」と訳され、英語KJV、NIVでは「good」、新共同訳と口語訳は「…

その子がイエスを見ると

マコ9:20「そこで、人々はイエスのところにその子を連れて来た。その子がイエスを見ると、霊はすぐに彼をひきつけさせたので、彼は地面に倒れ、あわを吹きながら、ころげ回った」 この「口をきけなくし、耳を聞こえなくする霊(25)」は、なかなかしたたかな霊…

天からのしるし

マコ8:11「パリサイ人たちがやって来て、イエスに議論をしかけ、天からのしるしを求めた。イエスをためそうとしたのである」 天からのしるしを求めるのはマタイにも書かれています(マタ16:1)。なぜ天からのしるしを見ることが、「ためす」ことにつながるので…

むだなことである

マコ7:7「彼らが、わたしを拝んでも、むだなことである。人間の教えを、教えとして教えるだけだから」 イザヤ書からの引用です。「人間の教えを、教えとして教えるだけ」の部分はイザヤでは「彼らがわたしを恐れるのは、人間の命令を教え込まれてのことにす…

寂しい所へ行って

マコ6:31「そこでイエスは彼らに、「さあ、あなたがただけで、寂しい所へ行って、しばらく休みなさい」と言われた。人々の出入りが多くて、ゆっくり食事する時間さえなかったからである」 弟子たちが選んだ場所は、舟に乗ってしばらくの場所でした(32)。対岸…

医者からひどいめに

マコ5:26「この女は多くの医者からひどいめに会わされて、自分の持ち物をみな使い果たしてしまったが、何のかいもなく、かえって悪くなる一方であった」 共観福音書全部に長血の女の話がありますが、「医者」という言葉を使っているのはマルコだけです(マタ…

聖霊をけがす者

マコ3:29「しかし、聖霊をけがす者はだれでも、永遠に赦されず、とこしえの罪に定められます」 マタイでは「人はどんな罪も冒涜も赦していただけます。しかし、御霊に逆らう冒涜は赦されません(マタ12:31)」となっています。「聖霊をけがす者はだれでも」は…

安息日は人間のため

マコ2:27「また言われた。「安息日は人間のために設けられたのです。人間が安息日のために造られたのではありません」」 マルコには書かれていませんが、他の福音書では弟子たちは穂を「手でもみ出して(ルカ6:1)」とあります。穂を摘むことも、手でもむこと…

だれにも何も言わないように

マコ1:44「そのとき彼にこう言われた。「気をつけて、だれにも何も言わないようにしなさい。ただ行って、自分を祭司に見せなさい。そして、人々へのあかしのために、モーセが命じた物をもって、あなたのきよめの供え物をしなさい」」 まず汚れた霊が「私はあな…

ヤベシュに運んで

1サム31:12「勇士たちはみな、立ち上がり、夜通し歩いて行って、サウルの死体と、その息子たちの死体とをベテ・シャンの城壁から取りはずし、これをヤベシュに運んで、そこで焼いた」 ヤベシュ・ギルアデはアモン人から右目をえぐり出せば助けてやる(11:2)、…

友人であるユダの長老たち

1サム30:26「ダビデはツィケラグに帰って、友人であるユダの長老たちに分捕り物のいくらかを送って言った。「これはあなたがたへの贈り物で、主の敵からの分捕り物の一部です」」 ダビデはアマレク追跡についてこれなかった200人にも配慮を忘れていません(24…

ユダのネゲブとか

1サム27:10「アキシュが、「きょうは、どこを襲ったのか」と尋ねると、ダビデはいつも、ユダのネゲブとか、エラフメエル人のネゲブとか、ケニ人のネゲブとか答えていた」 確かにユダネゲブとの境界にはユダ族の割り当て地がありました(ヨシュ15:1)。しかし、…

ケイラを救え

1サム23:2「そこでダビデは主に伺って言った。「私が行って、このペリシテ人を打つべきでしょうか。」主はダビデに仰せられた。「行け。ペリシテ人を打ち、ケイラを救え」」 このころのダビデは必ず主に伺いを立てています。ケイラとはユダ族に与えられた土…

その名はドエグ

1サム21:7「その日、そこにはサウルのしもべのひとりが主の前に引き止められていた。その名はドエグといって、エドム人であり、サウルの牧者たちの中のつわものであった」 「引き止められていた」のヘブル語は「atsar(アトサー)」が使われており、「黙らせる…

矢はおまえのこちら側

1サム20:21「いいですか。私が子どもをやって、『行って矢を見つけて来い』と言い、もし私がその子どもに、『それ、矢はおまえのこちら側にある。それを取って来い』と言ったら、そのとき、あなたは出て来てください。主は生きておられます。あなたは安全で…

サウルの手には槍が

1サム18:19「その翌日、わざわいをもたらす、神の霊がサウルに激しく下り、彼は家の中で狂いわめいた。ダビデは、いつものように、琴を手にしてひいたが、サウルの手には槍があった」 「いつものように」にあたるヘブル語は「yowm(ヨーム)」で、おもに時間を…

そむくことは占いの罪

1サム15:23「まことに、そむくことは占いの罪、従わないことは偶像礼拝の罪だ。あなたが主のことばを退けたので、主もあなたを王位から退けた」 「占い」はヘブル語で「qecem(ケシム)」で「偶像礼拝」は「teraphiym(テラフィム)」が使われています。どちらも…

鍛冶屋がいなかった

1サム13:19「イスラエルの地のどこにも鍛冶屋がいなかった。ヘブル人が剣や槍を作るといけないから、とペリシテ人が言っていたからである」 イスラエルにとっては不利な条件ばかりです。ペリシテは「戦車三万、騎兵六千、それに海辺の砂のように多い民(5)」…

ベニヤミンの人

1サム9:16「あすの今ごろ、わたしはひとりの人をベニヤミンの地からあなたのところに遣わす。あなたは彼に油をそそいで、わたしの民イスラエルの君主とせよ。彼はわたしの民をペリシテ人の手から救うであろう。民の叫びがわたしに届いたので、わたしは自分の…

主を慕い求めていた

1サム7:2「その箱がキルヤテ・エアリムにとどまった日から長い年月がたって、二十年になった。イスラエルの全家は主を慕い求めていた」 契約の箱は20年もの間、アビナダブの家にあったとあります(1)。幕屋でもなく、神殿でもなく祭司の家に置かれていたので…

腫物ができた

1サム5:9「それがガテに移されて後、主の手はこの町に下り、非常な大恐慌を引き起こし、この町の人々を、上の者も下の者もみな打ったので、彼らに腫物ができた」 聖書には腫物がどういうものかは具体的には書かれていませんが、ペリシテ人がすぐに「ねずみ」…

ああ、困ったことだ

1サム4:8「ああ、困ったことだ。だれがこの力ある神々の手から、われわれを救い出してくれよう。これらの神々は、荒野で、ありとあらゆる災害をもってエジプトを打った神々だ」 出エジプトはもう400年以上前の出来事です。にもかかわらず、ペリシテ人はその…

この子を主にお渡しいたします

1サム1:28「「それで私もまた、この子を主にお渡しいたします。この子は一生涯、主に渡されたものです。」こうして彼らはそこで主を礼拝した」 日本のことわざに「子供は三歳までに一生分の親孝行をする」というものがありますが、ハンナがサムエルの最もか…

娘さん

ルツ3:10「すると、ボアズは言った。「娘さん。主があなたを祝福されるように。あなたのあとからの真実は、先の真実にまさっています。あなたは貧しい者でも、富む者でも、若い男たちのあとを追わなかったからです」 ルツは自分を「はしため」だと名乗ってい…