2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

行くだけならまだしも

エレ2:18「今、ナイル川の水を飲みにエジプトの道に向かうとは、いったいどうしたことか。ユーフラテス川の水を飲みにアッシリヤの道に向かうとは、いったいどうしたことか」 主が示した地には、満足する水はなかったのでしょうか?カナンの地ははちみつの滴…

30勇士の最後の名前

2サム23:39「ヘテ人ウリヤ。全部で三十七人である」 「あの30人」は英語では「The Thirty」で、定冠詞つきの日本語ではちょっと訳しにくい言葉だと思います。しかし30人と言っている割には、37人だと書かれ、実際に数えてみると32の名前があり30とも…

本当は誰の子?

2サム21:1「ダビデの時代に、三年間引き続いてききんがあった。そこでダビデが主のみこころを伺うと、主は仰せられた『サウルとその一族に、血を流した罪がある。彼がギブオン人たちを殺したからだ』」 ギブオンは地名で、実際にそこに住んでいたのはヒビ人で…

ツィバの大嘘

2サム19:30「メフィボシェテは王に言った『王さまが無事に王宮に帰られて後なら、彼が全部でも取ってよいのです』」 メフィボシェテはサウルの子とされていますが、最初聖書に登場したときにはヨナタンの子となっています(9:3)。ツィバはサウル時代から仕え…

そんなに嘆く前に

2サム18:33「すると王は身震いして、門の屋上に上り、そこで泣いた。彼は泣きながら、こう言い続けた『わが子アブシャロム。わが子よ。わが子アブシャロム。ああ、私がおまえに代わって死ねばよかったのに。アブシャロム。わが子よ。わが子よ』」 ダビデはアブ…

アヒトフェルが離れた理由

2サム15:12「アブシャロムは、いけにえをささげている間に、人をやって、ダビデの議官をしているギロ人アヒトフェルを、彼の町ギロから呼び寄せた。この謀反は根強く、アブシャロムにくみする民が多くなった」 ギロはユダ部族に与えられた土地のことで、アヒト…

ヨナタブとヨアブ

2サム14:19「王は言った。『これは全部、ヨアブの指図によるのであろう』」 アムノンは母がアヒノアムでダビデの長男でした(3:2)。一方、アブシャロムは母はマアカで3男です(3:3)。アムノンの友人ヨナタブは、アムノンに入れ知恵をした張本人でした(3-6…

傍若無人

2サム10:4「そこでハヌンはダビデの家来たちを捕え、彼らのひげを半分そり落とし、その衣を半分に切って尻のあたりまでにし、彼らを送り返した」 当時男性のひげは、強さの象徴でしたから、その半分をそり落とすのはかなり屈辱的なことだったはずです。しかも…

ハマテのトイ

2サム8:10「そこでトイは、その子ヨラムをダビデ王のもとにやって、安否を尋ねさせ、ダビデがハダデエゼルと戦ってこれを打ち破ったことについて、祝福のことばを述べさせた。ハダデエゼルがトイに戦いをいどんでいたからである」 アラム、モアブ…アマレク(12…

ウザだけが…

2サム6:10「ダビデは主の箱を彼のところ、ダビデの町に移したくなかったので、ガテ人オベデ・エドムの家にそれを回した」 そもそも契約の箱は、箱についている棒を通す輪に担ぎ棒を通して、レビ人ケハテ族が運ぶことがきまっていました(出25章、民4:4)。牛に…

逆切れのわけ

2サム3:7「サウルには、そばめがあって、その名はリツパといい、アヤの娘であった。あるときイシュ・ボシェテはアブネルに言った。『あなたはなぜ、私の父のそばめと通じたのか』」 リツパには他にアルモニとメフィボシェテの子がいました(21:8)。アブネルと…

戦闘能力の高いダビデ

2サム2:31「ダビデの家来たちは、アブネルの部下であるベニヤミン人のうち三百六十人を打ち殺していた」 ヨアブはダビデの甥です。ヨアブの母はダビデのお姉さんツェルヤで、3人兄弟でした(1歴2:15.16)。当時は戦略よりも戦闘能力が問われていた時代で、互…

13日の金曜は不吉?

マタ28:1「さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方、マグダラのマリヤと、ほかのマリヤが墓を見に来た」 過ぎ越しの祭りはニサン(1月)の15日から始まります。当時は前日の14日に神殿で過ぎ越しの羊が捧げられます。そして夕方になり日付が変わると、…

おそらく複数

マタ26:13「まことに、あなたがたに告げます。世界中のどこででも、この福音が宣べ伝えられる所なら、この人のした事も語られて、この人の記念となるでしょう」 マタイとマルコのこの話には共通点が多く、このイエス様の言葉もまったく同じ(マコ14:9)なので同…

スケープゴートたち

マタ25:31-32「そして、すべての国々の民が、その御前に集められます。彼は、羊飼いが羊と山羊とを分けるように、彼らをより分け、羊を自分の右に、山羊を左に置きます」 全焼のいけにえには、牛、羊、山羊、鳥が捧げられました(民7章など)。和解、穀物、罪…

携挙じゃないですよ

マタ24:40-41「そのとき、畑にふたりいると、ひとりは取られ、ひとりは残されます。ふたりの女が臼をひいていると、ひとりは取られ、ひとりは残されます」 どうも携挙とここにある取られる女の話がごちゃ混ぜになって理解されている気がします。テサロニケにあ…

まねするな

マタ23:3「ですから、彼らがあなたがたに言うことはみな、行ない、守りなさい。けれども、彼らの行ないをまねてはいけません。彼らは言うことは言うが、実行しないからです」 パリサイ人が言うことには、長い間に律法の本質を失い、捻じ曲げられた変なものも多…

ヘロデ党もサドカイ人も

マタ22:32「『わたしは、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である。』とあります。神は死んだ者の神ではありません。生きている者の神です」 ヘロデ党はヘロデによるユダヤ支配を良しとするグループで、パリサイ人とは真逆の思想の持ち主です。ヘロデは…

プロが使わない石

マタ21:42「イエスは彼らに言われた。「あなたがたは、次の聖書のことばを読んだことがないのですか。『家を建てる者たちの見捨てた石。それが礎の石になった。これは主のなさったことだ。私たちの目には、不思議なことである』 」 詩篇118、22節と23節…

12と12

マタ19:28「まことに、あなたがたに告げます。世が改まって人の子がその栄光の座に着く時、わたしに従って来たあなたがたも十二の座に着いて、イスラエルの十二の部族をさばくのです」 黙示録には24の座があり、12部族と12使徒がすわるであろうと考えられて…

エクレシア

マタ18:17「それでもなお、言うことを聞き入れようとしないなら、教会に告げなさい。教会の言うことさえも聞こうとしないなら、彼を異邦人か取税人のように扱いなさい」 すでにユダヤ社会では「シナゴーグ」と呼ばれる会堂がありました。イエス様も安息日のた…

それから6日たって

マタ17:1「それから六日たって、イエスは、ペテロとヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に導いて行かれた」 「それから」というのは、イエス様がキリストであることを弟子たちに示し、十字架にかかることを教えてからということです(16章)。6日たっ…

行いに応じて…

マタ16:27「人の子は父の栄光を帯びて、御使いたちとともに、やがて来ようとしているのです。その時には、おのおのその行ないに応じて報いをします」 もし、イエス・キリストを救い主として受け入れず、十字架によって自分の罪が清められたことを信じないなら…

肝心なことは何?

マタ15:8-9「この民は、口先ではわたしを敬うが、その心は、わたしから遠く離れている。彼らが、わたしを拝んでも、むだなことである。人間の教えを、教えとして教えるだけだから」 かつて学校の変な規則が話題になり、行き過ぎた管理が問題になったことがあり…