2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

1列王記20章 王は不きげんになり

1王20:43「イスラエルの王は不きげんになり、激しく怒って、自分の家に戻って行き、サマリヤに着いた」 アハブは好き勝手に判断し、もし悪いことが起きると不機嫌になる子どものような性格が見て取れます。それに対して妻のイゼベルは狡猾で残忍でした。エリ…

1列王記17章 幾羽かの烏が

1王17:6「幾羽かの烏が、朝になると彼のところにパンと肉とを運んで来、また、夕方になるとパンと肉とを運んで来た。彼はその川から水を飲んだ」 聖書の時代では1日2食が普通だったので、カラスは1日分の食料を運んできたことになります。とは言え、カラス(…

1列王記14章 彼の母の名はナアマ

1王14:31「レハブアムは彼の先祖たちとともに眠り、先祖たちとともにダビデの町に葬られた。彼の母の名はナアマといい、アモン人であった。彼の子アビヤムが代わって王となった」 ソロモンの次の王アビヤ(アビヤム)の母はアモン人でした。ソロモンが異邦人の…

1列王記11章 ヤロブアムは立ち去り

1王11:40「ソロモンはヤロブアムを殺そうとしたが、ヤロブアムは立ち去り、エジプトにのがれ、エジプトの王シシャクのもとに行き、ソロモンが死ぬまでエジプトにいた」 サウル王の最初が主に従う者だったように(1サム11:15)、ソロモンの王の初めは祝福に満ちて…

1列王記10章 ソロモンに謁見を求めた

1王10:24「全世界の者は、神が彼の心に授けられた知恵を聞こうとして、ソロモンに謁見を求めた」 もちろんソロモンに謁見し知恵を聞いて、「ただ」というわけにはいきません。多くの品々が贈り物としてソロモンに差し出されたことが書かれています(25-26)。…

1列王記7章 ナフタリ族のやもめの子

1王7:14「彼はナフタリ族のやもめの子であった。彼の父はツロの人で、青銅の細工師であった。それでヒラムは青銅の細工物全般に関する知恵と、英知と、知識とに満ちていた。彼はソロモン王のもとにやって来て、そのいっさいの細工を行なった」 唯一、この箇…

1列王記5章 レバノンから海へ下らせます

1王5:9「私のしもべたちはそれをレバノンから海へ下らせます。私はそれをいかだに組んで、海路、あなたが指定される場所まで送り、そこで、それを解かせましょう。あなたはそれを受け取ってください。それから、あなたは、私の一族に食物を与え、私の願いを…

1列王記3章 最も重要な高き所

1王3:4「王はいけにえをささげるためにギブオンへ行った。そこは最も重要な高き所であったからである。ソロモンはそこの祭壇の上に一千頭の全焼のいけにえをささげた」 メソポタミア地方には古くから異教の神を高い場所で拝む習慣がありました(2王21:3)。そ…

エレミヤ52章 合計は四千六百人

エレ52:30「ネブカデレザルの第二十三年には、侍従長ネブザルアダンが、七百四十五人のユダヤ人を捕らえ移し、その合計は四千六百人であった」 ネブカデネザルが第7年から23年までに捕囚した人数が4600人となっています。この前にエホヤキンがバビロンに囲まれ…

エレミヤ51章 他国人が主の宮の聖所に

エレ51:51「私たちは、そしりを聞いて、はずかしめを受けた。他国人が主の宮の聖所に入ったので、侮辱が私たちの顔をおおった」 聖所に入るには身を清め(2歴4:6)、いけにえを捧げ(出32:6)、特別な衣装を着なければなりませんでした(出39:41)。サムエルの息子た…

エレミヤ50章 主に争いをしかけた

エレ50:24「バビロンよ。わたしがおまえにわなをかけ、おまえは捕らえられた。おまえはそれを知らなかった。おまえは見つけられてつかまえられた。おまえが主に争いをしかけたからだ」 バビロンが滅びる前の記述はダニエルに書かれています。それによると、ネ…

エレミヤ49章 あの杯を飲むように

エレ49:12「まことに主はこう仰せられる。「見よ。あの杯を飲むように定められていない者も、それを飲まなければならない。あなただけが罰を免れることができようか。罰を受けずには済まない。いや、あなたは必ずそれを飲まなければならない」」 罰を受けるこ…

エレミヤ48章 あなたの物笑い

エレ48:27「イスラエルは、あなたの物笑いではなかったのか。それとも、あなたが彼のことを語るたびごとに彼に向かって頭を振っていたのは、彼が見つけられた盗人のひとりであったためか」 イスラエルが約束の地に到達したときから、先住民モアブとの争いは絶…

エレミヤ47章 カフトルの島に残っているペリシテ人

エレ47:4「すべてのペリシテ人を破滅させる日が来たからだ。その日には、ツロとシドンを、生き残って助ける者もみな、断ち滅ぼされる。主が、カフトルの島に残っているペリシテ人も破滅させるからだ」 ペリシテのルーツはノアの次男ハムから生まれたミツライム…

エレミヤ45章 あなたは、自分のために

エレ45:5「あなたは、自分のために大きなことを求めるのか。求めるな。見よ。わたしがすべての肉なる者に、わざわいを下すからだ。…主の御告げ…しかし、わたしは、あなたの行くどんな所ででも、あなたのいのちを分捕り物としてあなたに与える」 エホヤキム第4…

エレミヤ44章 天の女王にいけにえをささげ

エレ44:18「私たちが天の女王にいけにえをささげ、それに注ぎのぶどう酒を注ぐのをやめた時から、私たちは万事に不足し、剣とききんに滅ぼされた」 聖書の中で最も多く登場する女性神の名はアシュタロテです。バアルの妻とされ、バアルは豊作、アシュタロテは…

エレミヤ43章 わたしが隠したこれらの石の上に

エレ43:10「彼らに言え。イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。見よ。わたしは人を送り、わたしのしもべバビロンの王ネブカデレザルを連れて来て、彼の王座を、わたしが隠したこれらの石の上に据える。彼はその石の上に本営を張ろう」 1896年イギリス…

エレミヤ42章 しあわせを得るためです

エレ42:6「私たちは良くても悪くても、あなたを遣わされた私たちの神、主の御声に聞き従います。私たちが私たちの神、主の御声に聞き従ってしあわせを得るためです」 ヨハナンたちが主の声を聞きたいと思うのは「しあわせを得たい」からです。ヨハナンたちはエ…

エレミヤ41章 死体を投げ入れた穴

エレ41:9「イシュマエルが打ち殺した、ゲダルヤの指揮下の人たちのすべての死体を投げ入れた穴は、アサ王がイスラエルの王バシャを恐れて作ったものであった。ネタヌヤの子イシュマエルはそれを、殺された者で満たした」 アサ王もバシャ王もBC900年ごろの王た…

エレミヤ40章 あなたを釈放する

エレ40:4「そこで今、見よ、私はきょう、あなたの手にある鎖を解いてあなたを釈放する。もし、私とともにバビロンへ行くのがよいと思うなら、行きなさい。私はあなたに目をかけよう。しかし、もし、私といっしょにバビロンへ行くのが気に入らないならやめなさ…

エレミヤ38章 私をなぶりものにするかもしれない

エレ38:19「しかし、ゼデキヤ王はエレミヤに言った。「私は、カルデヤ人に投降したユダヤ人たちを恐れる。カルデヤ人が私を彼らの手に渡し、彼らが私をなぶりものにするかもしれない」」 今までカルデヤ人(バビロン)によってユダが滅びる預言ばかりでしたが、…

エレミヤ37章 エルサレムから退却したとき

エレ37:5「パロの軍勢がエジプトから出て来たので、エルサレムを包囲中のカルデヤ人は、そのうわさを聞いて、エルサレムから退却したときであった」 この文だけを読むなら、あたかもエジプトを恐れたバビロンが退却したかのように思えます。そのため、ユダ国で…

エレミヤ36章 再びもう一つの巻き物を取り

エレ36:28「あなたは再びもう一つの巻き物を取り、ユダの王エホヤキムが焼いた先の巻き物にあった先のことばを残らず、それに書きしるせ」 エホヤキムの第4年というのは、ネブカデネザル王の元年にあたります(25:1)。そして、エレミヤがバルクに口述して書き取…

エレミヤ35章 わたしの前に立つ人が絶えることはない

エレ35:15「それゆえ、イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。『レカブの子、ヨナダブには、いつも、わたしの前に立つ人が絶えることはない。』」 レカブの子ヨナダブが登場するのはイスラエル国のエフー王の時代です。エフーは自分はバアルをたくさん…

エレミヤ34章 あなたは安らかに死んで

エレ34:5「あなたは安らかに死んで、人々は、あなたの先祖たち、あなたの先にいた王たちのために香をたいたように、あなたのためにも香をたき、ああ主君よと言ってあなたをいたむ。このことを語るのはわたしだ。』…主の御告げ…」 バビロンがユダを包囲したとき…

エレミヤ33章 すべての咎を赦す

エレ33:8「わたしは、彼らがわたしに犯したすべての咎から彼らをきよめ、彼らがわたしに犯し、わたしにそむいたすべての咎を赦す」 エレミヤは散々ユダ国に対して、滅びの預言をしてきました。そして今、監視の庭に閉じ込められ(1)、間もなくユダはバビロンに…