2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

伝道者の書3章 すべての営みには時がある

伝3:1「天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある」この言葉を3歳の子どもが言ったとしたらどうでしょう?まだ人生経験もなく、何が楽しく、美味で、快楽がどんなものかも知らない、さらに人を愛したり、裏切られたり、欺いたりし…

伝道者の書1章 知識を増す者は悲しみを増す

伝道1:18「実に、知恵が多くなれば悩みも多くなり、知識を増す者は悲しみを増す」ソロモンが知恵を用いて、一心に尋ね、探り出そうとしても(13)、簡単に答えが得られたようではなさそうです(13)。確かにソロモンは主から「あなたに何を与えようか。願え(1王3:5…

エステル9章 廃止してはならない

エス9:27「ユダヤ人は、彼らと、その子孫、および彼らにつく者たちがその文書のとおり、毎年定まった時期に、この両日を守って、これを廃止してはならないと定め、これを実行することにした」ハマンにしてみればモルデカイは自分にひざまづかない無礼なユダヤ人…

エステル8章 ユダヤ人についてあなたがたのよいと思うように

エス8:8「あなたがたはユダヤ人についてあなたがたのよいと思うように、王の名で書き、王の指輪でそれに印を押しなさい。王の名で書かれ、王の指輪で印が押された文書は、だれも取り消すことができないのだ」少なくともアハシュエロス王には、人種差別をするよ…

エステル6章 私以外にだれがあろう

エス6:6「ハマンが入って来たので、王は彼に言った。「王が栄誉を与えたいと思う者には、どうしたらよかろう。」そのとき、ハマンは心のうちで思った。「王が栄誉を与えたいと思われる者は、私以外にだれがあろう」」アハシュエロス王は常に側近の意見を聞き、気…

エステル4章 王のところに行く者は死刑

エス4:11「王の家臣も、王の諸州の民族もみな、男でも女でも、だれでも、召されないで内庭に入り、王のところに行く者は死刑に処せられるという一つの法令があることを知っております。しかし、王がその者に金の笏を差し伸ばせば、その者は生きます。でも、私は…

エステル1章 自分の民族のことばで話す

エス1:22「そこで王は、王のすべての州に書簡を送った。各州にはその文字で、各民族にはそのことばで書簡を送り、男子はみな、一家の主人となること、また、自分の民族のことばで話すことを命じた」昔は男性社会で、どこの国でも家庭を治めているのは男性だと思…

ネヘミヤ12章 年代記の書にしるされていた

ネヘ12:23「レビの子孫で、一族のかしらたちは、エルヤシブの子ヨハナンの時代まで、年代記の書にしるされていた」ネヘミヤの仕事は城壁の修理だけではありませんでした。城壁が52日という驚くべき短時間で完成させたのは(6:15)、ネヘミヤの功績と言えますが、…

ネヘミヤ10章 のろいと誓いとに加わった

ネヘ10:29「彼らの親類のすぐれた人々にたより、神のしもべモーセを通して与えられた神の律法に従って歩み、私たちの主、主のすべての命令、その定めとおきてを守り行なうための、のろいと誓いとに加わった」次の節の「すなわち」の後に、呪いと誓いの内容が書か…

ネヘミヤ8章 仮庵を作りなさい

ネヘ8:15「これを聞くと、彼らは、自分たちのすべての町々とエルサレムに、次のようなおふれを出した。「山へ出て行き、オリーブ、野生のオリーブの木、ミルトス、なつめやし、また、枝の茂った木などの枝を取って来て、書かれているとおりに仮庵を作りなさい」…

ネヘミヤ5章 神を恐れながら歩むべきではないか

ネヘ5:9「私は言い続けた。「あなたがたのしていることは良くない。あなたがたは、私たちの敵である異邦人のそしりを受けないために、私たちの神を恐れながら歩むべきではないか」」エズラの神殿再建とネヘミヤの城壁修復には大きな違いが見えます。ネヘミヤの…

ネヘミヤ4章 槍を手に取っていた

ネヘ4:21「こうして、私たちはこの工事を進めたが、その半分の者は、夜明けから星の現われる時まで、槍を手に取っていた」ネヘミヤに記されているような妨害工作があったことは、エズラ記には書かれていません。エズラ記では神殿工期が中断されてダリヨス王によ…

ネヘミヤ1章 わたしが選んだ場所に、彼らを連れて来る

ネヘ1:9「あなたがたがわたしに立ち返り、わたしの命令を守り行なうなら、たとい、あなたがたのうちの散らされた者が天の果てにいても、わたしはそこから彼らを集め、わたしの名を住ませるためにわたしが選んだ場所に、彼らを連れて来る』と」申命記からの引用…

エズラ8章 王に求めるのを恥じた

エズラ8:22「私は道中の敵から私たちを助ける部隊と騎兵たちを王に求めるのを恥じたからである。私たちは、かつて王に、「私たちの神の御手は、神を尋ね求めるすべての者の上に幸いを下し、その力と怒りとは、神を捨てるすべての者の上に下る」と言っていたから…

エズラ5章 クロス王からの命令

エズ5:17「ですから今、王さま、もしもよろしければ、あのバビロンにある王の宝物倉を捜させて、エルサレムにあるこの神の宮を建てるためにクロス王からの命令が下されたかどうかをお調べください。そして、このことについての王のご意見を私たちにお伝えくだ…

エズラ3章 礎はまだ据えられていなかった

エズ3:6「彼らは第七の月の第一日から全焼のいけにえを主にささげ始めたが、主の神殿の礎はまだ据えられていなかった」エルサレムに帰還したユダヤ人たちが、最初に行ったことは、神殿再建の準備ではなく、祭壇を築くことでした(2)。神殿を早く再建し礼拝する…

エズラ2章 合計は四万二千三百六十名

エズ2:64「全集団の合計は四万二千三百六十名であった」クロス王ほか神によって霊を奮い立たされた者たちは(1、5)、エルサレムに戻り神殿を再建しようと決心します。4万2360人には種族の名前だけの者もいて、その妻子や扶養家族を含めればもっと多かったかも…

箴言31章 私の誓願の子よ

箴31:2「私の子よ、何を言おうか。私の胎の子よ、何を言おうか。私の誓願の子よ、何を言おうか」レムエルの母は誓願を立てていたようです。サムエルの母ハンナも、自分が不妊であることを悩み、主に対して誓願を立てた記述があります(1サム1:11)。その結果とし…

箴言30編 小さいものが四つある

箴30:24「この地上には小さいものが四つある。しかし、それは知恵者中の知恵者だ」4つの小さいものとは、蟻(25)、岩だぬき(26)、いなご(27)、やもり(28)、の4つです。これらの生き物は自分たちの生きている間に経験を通して知恵を得たわけではありません。…

箴言28章 利息や高利によって

箴28:8「利息や高利によって財産をふやす者は、寄るべのない者たちに恵む者のためにそれをたくわえる」4000年も昔から利息という概念がありました。レビ記には、自分の兄弟が貧しく困窮したときに、生活を支え、兄弟から利息を取ってはならないという律法が書…

箴言27章 人の心は、その人に映る

箴27:19「顔が、水に映る顔と同じように、人の心は、その人に映る」人を見てもその人格が現れているとは限りません。外見だけが良い人もいるでしょう。そのような美貌を持って生まれてきた人は幸いなのかもしれません。しかし、心が人に反映するとなると、美…

箴言26章 誉れが愚かな者にふさわしくない

箴26:1「誉れが愚かな者にふさわしくないのは、夏の雪、刈り入れ時の雨のようだ」夏に雪が降ることも、刈り入れ時に雨が降ることもイスラエルの気候を考えるとほとんどありえないことです。26章では「愚か者」についての記述と(1-11)、「なまけ者」についての箴…

箴言25章 彼の頭に燃える炭火を積む

箴25:22「あなたはこうして彼の頭に燃える炭火を積むことになり、主があなたに報いてくださる」詩篇では「燃えている炭火が彼らの上に降りかかりますように(詩140:10)」という一節があり、神に正面切って報いをお願いするものがあります。ソロモンの知恵では、…

箴言24章 いばらが一面に生え

箴24:31「すると、いばらが一面に生え、いらくさが地面をおおい、その石垣はこわれていた」ソロモンはなまけ者の畑と、思慮に欠ける者のぶどう畑を見ています(31)。いばらはとげがあり、いらくさも葉に触るとチクッと棘毛が刺さります。いばら、いらくさは雑草…

箴言23章 心のうちでは勘定ずく

箴23:7「彼は、心のうちでは勘定ずくだから。あなたに、「食え、飲め」と言っても、その心はあなたとともにない」「勘定ずく」というのは、英語では「cost」と訳され、それがいくらかかるかを計算しているという意味になります。ヘブル語では「nephesh(ネフェシュ)…