2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧
箴21:9「争い好きな女と社交場にいるよりは、屋根の片隅に住むほうがよい 」 19節では争い好きに加えて「うるさい女(19)」と書かれています。社交場のヘブル語「bayith(バイアス)」は「家」と訳されることが多く、「家」と「屋根」を対比させた表現になって…
箴20」15「金があり、多くの真珠があっても、知識のくちびるが宝の器」 「多く」のヘブル語は「rob(ロブ)」で「あり余る」という意味で、「真珠」の「peniyn(ペニイン)」は「サンゴ」や「ルビー」など高価な石を表わす男性名詞になっています。当時やはり金…
箴19:25「あざける者を打て。そうすれば、わきまえのない者は利口になる。悟りのある者を責めよ。そうすれば、彼は知識をわきまえる 」 箴言の中によく出てくる「わきまえのない者(9:6、14:15など)」はヘブル語で「pethiy(ペシー)」で「単純な」とか「純真…
箴18:2「愚かな者は英知を喜ばない。ただ自分の意見だけを表わす 」 「英知」のヘブル語「tabuwn(タブーン)」は「理解する」という意味もあり、愚かな者が積極的に神の戒めを聞こうとしない様子がうかがえます。もともと「箴言」のヘブル語「mashal(マシャー…
箴15」33「くじは、ひざに投げられるが、そのすべての決定は、主から来る」 「くじ」のヘブル語は「gowral(ゴラール)」で聖書に最初に登場するのはスケープゴートの語源になった、くじに当たったやぎを荒野に放つときの主の命令が最初です(レビ16:8)。それ以…
箴15:3「主の御目はどこにでもあり、悪人と善人とを見張っている」 原文では「悪」と「善」を見張っているとなっています。「悪」はヘブル語「ra’(ラー)」で「善」は「towb(トウブ)」です。エデンの園にあった「善悪を知る木(創2:9)」はこの「ra’(ラー)」と…
箴14:27「主を恐れることはいのちの泉、死のわなからのがれさせる 」 ソロモンの箴言の最初に書かれている「主を恐れることは知識の初め(1;7)」は、ソロモンの悟りの中でも中心的なテーマだと思います。以降、箴言31篇の内、17篇に主を恐れることが語ら…
箴13:3「自分の口を見張る者は自分のいのちを守り、くちびるを大きく開く者には滅びが来る」 「口」や「くちびる」は言葉を発する場所です。また「舌」も同様に警戒すべき体の一部です。新約ヤコブの手紙では「舌を制御することは、だれにもできません(ヤコ3…
箴12:15「愚か者は自分の道を正しいと思う。しかし知恵のある者は忠告を聞き入れる 」 「愚か者」はヘブル語「eviyl(エビール)」で、「知恵のある者」は「chakam(ハハーム)」となっており、ソロモンの箴言はほとんどがこのような対比型になっています。多く…
箴11:22「美しいが、たしなみのない女は、金の輪が豚の鼻にあるようだ 」 「たしなみ」のヘブル語「ta'am(タアーム)」は、「判断」とか「味わう」という意味があります。ある程度の人生経験がないと身につかないものです。「美しい」のヘブル語は「yapheh(ヤ…
箴9:17「「盗んだ水は甘く、こっそり食べる食べ物はうまい」と 」 「わきまえのない者はだれでもここに来なさい(4,16) 」と2人の人に誘われています。一人は知恵で(1)、もう一人は愚かな女(16)です。知恵は「わきまえのないことを捨てて、生きなさい (6)」と…
箴8:22「主は、その働きを始める前から、そのみわざの初めから、わたしを得ておられた」 新約の時代にコロサイの教会には「むなしい、だましごとの哲学(コロ2:8)」が蔓延しており、パウロとテモテはその火消しに躍起になっていたことが手紙に書かれています…
箴7:5「それは、あなたを他人の妻から守り、ことばのなめらかな見知らぬ女から守るためだ 」 ある日ソロモンが家の窓から町を見下ろしていると、一人の「思慮に欠けた若者」を見つけます(7)。「思慮」はヘブル語で「leb(レイブ)」で「心」や「中心」とい…
箴6:29「隣の人の妻と姦通する者は、これと同じこと、その女に触れた者はだれでも罰を免れない」 聖書の中でも勇士たちはそれぞれ女性に関するトラブルを抱えていました。ヨセフはパロの侍従長ポテファルの妻に「私と寝ておくれ」と迫られました(創39:7)。サ…
箴5:3「他国の女のくちびるは蜂の巣の蜜をしたたらせ、その口は油よりもなめらかだ 」 「蜜」ヘブル語で「nopheth(ノフェス)」と「苦よもぎ(4)」ヘブル語「la'anah(ラアナ)」は対比させて書かれています。蜜はみことばを象徴するものとして聖書に登場しま…
箴4:10「わが子よ。聞け。私の言うことを受け入れよ。そうすれば、あなたのいのちの年は多くなる 」 この章の最初は「子どもらよ(1)」となっており、複数の自分の子らに教えを授けようとしています。ここでの「わが子」は単数形で、単純に考えてソロモンの後…
箴2:6「主が知恵を与え、御口を通して知識と英知を与えられるからだ 」 ソロモンが王になったときに、主に「聞き分ける心をしもべに与えてください(1王3:9)」と言いました。この願いは主の御心にかなった…とあります(1王3:10)。「聞き分ける」は英語で「disc…
箴1;23「わたしの叱責に心を留めるなら、今すぐ、あなたがたにわたしの霊を注ぎ、あなたがたにわたしのことばを知らせよう」 この言葉を言ったのは「知恵」です(20)。ソロモンの代名詞のようになった知恵ですが、ここでは町の入り口に立って大声で罪人たち(1…
2歴35:22「しかし、ヨシヤは身を引かず、かえって、彼と戦おうとして変装し、神の御口から出たネコのことばを聞かなかった。そして、メギドの平地で戦うために行った 」 「変装」してというのは、王だと気づかれずに敵の的を絞らせない手法ですが、第一…
2歴34:33「ヨシヤはイスラエル人の全地から、忌みきらうべきものを除き去り、イスラエルにいるすべての者を、その神、主に仕えさせた。彼の生きている間、彼らはその父祖の神、主に従う道からはずれなかった 」 「律法の書」のヘブル語「cepher(セイフェル) …
2歴31:20「ヒゼキヤはユダ全国にこのように行ない、その神、主の目の前に、良いこと、正しいこと、誠実なことを行なった 」 ヒゼキヤはどこでまことの神を知り、主に従う信仰を養ったのでしょうか?現在のユダヤ人の中でも昔ながらのしきたりとおきてを守っ…
2歴30:26「エルサレムには大きな喜びがあった。イスラエルの王、ダビデの子ソロモンの時代からこのかた、こうしたことはエルサレムになかった」 ソロモンが主の宮を完成させた時にも、主の栄光が宮に満ち、誰も入ることができないほどでした(7:2)。それ以来…
2歴25:27「アマツヤが主から離れた時、エルサレムで人々が彼に対して謀反を企てたので、彼はラキシュに逃げた。しかし、彼らはラキシュまで追いかけて、そこで彼を殺した 」 アマツヤはもっぱら軍事に関心があったようで、非常に血の気の多いイメージがあり…
2歴23:17「民はみなバアルの宮に行って、それを取りこわし、その祭壇とその像を打ち砕き、バアルの祭司マタンを祭壇の前で殺した」 祭司エホヤダのおかげでアタルヤとバアルをユダ国から排除することに成功しました。しかし、疑問点があります。ユダ族の生き…
2歴22:9「彼がアハズヤを捜したので、人々は彼を捕らえた。彼はサマリヤに身を隠していたのである。こうして、人々は、彼をエフーのもとに引いて来て殺したが、これは心を尽くして主を求めたヨシャパテの子であると言って、彼を葬った。アハズヤの家は王国を…
2歴19:11「ご覧なさい。あなたがたの上のかしら、祭司アマルヤは、主の事がら全体に当たります。また、ユダの家のつかさイシュマエルの子ゼバデヤは王の事がら全体に当たってくれます。さらに、あなたがたの前のレビ人はつかさです。勇気を出して実行しなさ…
2歴17:5「そこで、主は、王国を彼の手によって確立された。ユダの人々はみなヨシャパテに贈り物をささげた。彼には、富と誉れが豊かに与えられた」 ヨシャバテはソロモン以降では最大の領土と繁栄をもたらしました。彼の賢さは「主を恐れる」こと尽きると思…