2018-01-01から1年間の記事一覧

黙示録22章 わたし、イエスは

黙22:16「わたし、イエスは御使いを遣わして、諸教会について、これらのことをあなたがたにあかしした。わたしはダビデの根、また子孫、輝く明けの明星である」 イエス様がご自身の正体を明かされたのは、ペテロの「あなたは、生ける神の御子キリストです(マ…

黙示録19章 神のさばきは真実

黙19:2「神のさばきは真実で、正しいからである。神は不品行によって地を汚した大淫婦をさばき、ご自分のしもべたちの血の報復を彼女にされたからである」 さばきが行なわれると長老たちは「アーメン、ハレルヤ(4)」と言い、御座からは神を賛美せよと声がし…

黙示録20章 キリストとともに、千年の間王となった

黙20:4「また私は、多くの座を見た。彼らはその上にすわった。そしてさばきを行なう権威が彼らに与えられた。また私は、イエスのあかしと神のことばとのゆえに首をはねられた人たちのたましいと、獣やその像を拝まず、その額や手に獣の刻印を押されなかった…

黙示録18章 はなやかな物は消えうせて

黙18:14「また、あなたの心の望みである熟したくだものは、あなたから遠ざかってしまい、あらゆるはでな物、はなやかな物は消えうせて、もはや、決してそれらの物を見いだすことができません」 目に見える表向きの生活が豪華であっても、心の中が貧しければ…

黙示録17章 一時だけ王の権威を

黙17:12「あなたが見た十本の角は、十人の王たちで、彼らは、まだ国を受けてはいませんが、獣とともに、一時だけ王の権威を受けます」 「王」のギリシャ語「basileus(バシルウス)」は指導者や統率者という意味もあります。ドイツのメルケル首相は12年の任期…

黙示録16章 裸で歩く恥を人に見られない

黙16:15「見よ。わたしは盗人のように来る。目をさまして、身に着物を着け、裸で歩く恥を人に見られないようにする者は幸いである」 もうすでに6つの怒りの鉢がぶちまかれ、世界はかなり混乱しており、間もなく主が来られそうな雰囲気ですが、それでも「わ…

黙示録15章 七人の御使いが出て来た

黙15:6「そしてその聖所から、七つの災害を携えた七人の御使いが出て来た。彼らは、きよい光り輝く亜麻布を着て、胸には金の帯を締めていた」 亜麻布を着て、胸に金の帯を締めていたのは、ヨハネが最初に出会った人で、見た瞬間死人のようになった経験があり…

黙示録13章 とりこにされて行く

黙13:10「とりこになるべき者は、とりこにされて行く。剣で殺す者は、自分も剣で殺されなければならない。ここに聖徒の忍耐と信仰がある」 なぜ終わりのときが近づいているときに、獣に42か月活動する権威を与えたのでしょうか(5)?もう獣に自由など与えず、…

黙示録12章 自分の時の短いことを知り

黙12:12「それゆえ、天とその中に住む者たち。喜びなさい。しかし、地と海とには、わざわいが来る。悪魔が自分の時の短いことを知り、激しく怒って、そこに下ったからである」 聖書のいろいろなところに1260日(6)とか、ひと時とふた時と半時(ダニ7:26)、ある…

黙示録11章 この人たちは

黙11:6「この人たちは、預言をしている期間は雨が降らないように天を閉じる力を持っており、また、水を血に変え、そのうえ、思うままに、何度でも、あらゆる災害をもって地を打つ力を持っている」 エリヤは祈りによって、3年半雨を降らせないことができまし…

黙示録10章 開かれた小さな巻き物

黙10:2「その手には開かれた小さな巻き物を持ち、右足は海の上に、左足は地の上に置き」 「巻き物」には7つの封印がしてあり(5:1)、その7つ目の封印が解かれたとき、ラッパが吹かれるようになりました(8:2)。10章は7つ目のラッパが吹かれようとして神の奥義…

黙示録7章 人間を殺すことは許されず

黙9:5「しかし、人間を殺すことは許されず、ただ五か月の間苦しめることだけが許された。その与えた苦痛は、さそりが人を刺したときのような苦痛であった」 このアバドン(11)を首領とするいなごの集団と、第6のラッパを吹く御使いが解き放った4人の御使い(14…

詩篇110篇 メルキゼデク

詩110:4「主は誓い、そしてみこころを変えない。「あなたは、メルキゼデクの例にならい、とこしえに祭司である」」 創世記には4つの国と5つの国の連合軍が戦ったことが記されています(創14章)。その中にソドムが含まれており、アブラムの甥ロトが戦いの中で…

黙示録6章 数が満ちるまで

黙6:11「すると、彼らのひとりひとりに白い衣が与えられた。そして彼らは、「あなたがたと同じしもべ、また兄弟たちで、あなたがたと同じように殺されるはずの人々の数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいなさい」と言い渡された」 5番目の封印が解か…

黙示録5章 香のいっぱい入った金の鉢

黙5:8「彼が巻き物を受け取ったとき、四つの生き物と二十四人の長老は、おのおの、立琴と、香のいっぱい入った金の鉢とを持って、小羊の前にひれ伏した。この香は聖徒たちの祈りである」 「立琴」は賛美のことで、「金の鉢」は聖徒たちの祈りだと書かれてい…

黙示録4章 自分の冠を御座の前に投げ出して

黙4:10「二十四人の長老は御座に着いている方の御前にひれ伏して、永遠に生きておられる方を拝み、自分の冠を御座の前に投げ出して言った」 それまで24人の長老は御座の回りの座にすわっていました(4)。そして御座から「いなずまと声と雷鳴(5)」が聞こえ、御…

黙示録3章 サルデスには

黙3:4「しかし、サルデスには、その衣を汚さなかった者が幾人かいる。彼らは白い衣を着て、わたしとともに歩む。彼らはそれにふさわしい者だからである」 どの教会にも一長一短があり、すべてが良い、あるいはすべてが悪いわけではありません。サルデスの教…

黙示録2章 そこにはサタンの王座がある

黙2:13「わたしは、あなたの住んでいる所を知っている。そこにはサタンの王座がある。しかしあなたは、わたしの名を堅く保って、わたしの忠実な証人アンテパスがサタンの住むあなたがたのところで殺されたときでも、わたしに対する信仰を捨てなかった」 7つ…

黙示録1章 七つの御霊

黙1:4「ヨハネから、アジヤにある七つの教会へ。今いまし、昔いまし、後に来られる方から、また、その御座の前におられる七つの御霊から」 黙示録1章だけで「七」という数字は11回出てきます。重複した言葉を省くと、「七つの教会(4)」「七つの御霊(4)」「七…

詩篇101篇 真実な人たちに注がれます

詩101:6「私の目は、国の中の真実な人たちに注がれます。彼らが私とともに住むために。全き道を歩む者は、私に仕えます」 ダビデがバテ・シェバと関係を持ち、その夫ウリヤを戦死させたことは(2サム11:15)、預言者ナタンの耳にも入っていました。ナタンはあ…

詩篇100篇 、賛美しつつ、その大庭に

詩100:4「感謝しつつ、主の門に、賛美しつつ、その大庭に、入れ。主に感謝し、御名をほめたたえよ」 モーセの時代では、荘厳な雰囲気の中、雲の柱が下りてきてモーセと語られたとあります(出33:9)。とても歌い踊りながら、主の宮に入るような感じではありま…

詩篇99篇 主は聖である

詩99:3「国々の民よ。大いなる、おそれおおい御名をほめたたえよ。主は聖である」 「聖」はヘブル語で「qadowsh(カドーシュ)」で、「区別される」や「分離」を意味します。現在の国語辞典では「聖い」を「きよい」と読む表記はなく、聖書独特の読み方になっ…

詩篇98篇 イスラエルの家への恵みと真実

詩98:3「主はイスラエルの家への恵みと真実を覚えておられる。地の果て果てまでもが、みな、われらの神の救いを見ている」 歴史的にみるなら、キリスト教がヨーロッパの主流になる4世紀ごろ(313年ミラノ勅令)から、ユダヤ教はマイナーに転落し、以降ユダヤ人…

詩篇97篇 あなたのさばきのために

詩97:8「シオンは聞いて、喜び、ユダの娘たちも、こおどりしました。主よ。あなたのさばきのために」 「さばき」のヘブル語「mishphat(ミシャパット)」は、いわゆる正しいことと悪いことを判断する「裁き」を意味します。主が正しい判断を下したのでシオンは…

詩篇96篇 すべての神々にまさって

詩96:4「まことに主は大いなる方、大いに賛美されるべき方。すべての神々にまさって恐れられる方だ」 聖書の中には「神々」と表記されることがしばしばあります。この場合のヘブル語はすべて「elohiym(エロヒム)」が使われており、新改訳の「主」と訳されて…

詩篇94篇 あなたに、戒められ

詩94:12「主よ。なんと幸いなことでしょう。あなたに、戒められ、あなたのみおしえを教えられる、その人は」 すべて平等な世界は、マルクスの唱えた社会主義(1867年)で実現しようとしましたが、うまく行きませんでした。それは富の分配の難しさを証明するも…

詩篇93篇 主は、王であられ

詩93:1「主は、王であられ、みいつをまとっておられます。主はまとっておられます。力を身に帯びておられます。まことに、世界は堅く建てられ、揺らぐことはありません」 モーセ、アロン、ヨシュアは偉大な指導者であり、神のことばを伝える良き導き手でした…

詩篇92篇 レバノンの杉のように

詩92:12「正しい者は、なつめやしの木のように栄え、レバノンの杉のように育ちます」 「なつめやし」のヘブル語「tamer(タマール)」は、一般的な「ヤシの木」を指します。また、レバノン杉は古代エジプトでも王宮や棺などに使われており、オリエント、メソポ…

詩篇91篇 彼がわたしを愛しているから

詩91:14「彼がわたしを愛しているから、わたしは彼を助け出そう。彼がわたしの名を知っているから、わたしは彼を高く上げよう」 この詩はサタンがイエス様を誘惑したときに使われたことで有名です(12)。サタンは「御使いたちに命じて、その手にあなたをささ…

詩篇90篇 がわざわいに会った年々に応じて

詩90:15「あなたが私たちを悩まされた日々と、私たちがわざわいに会った年々に応じて、私たちを楽しませてください」 「悩ます」はヘブル語「anah(アナー)」が使われ、「へりくだる」の意味があります。また「楽しむ」は「samach(サマーク)」で、「喜ぶ」と…