2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

クレオパが出会った人

ルカ24:39「わたしの手やわたしの足を見なさい。まさしくわたしです。わたしにさわって、よく見なさい。霊ならこんな肉や骨はありません。わたしは持っています」 クレオパともう一人の弟子は2回も復活したイエス様に会えたのです。2回ともイエス様について…

3回も釈放しようと

ルカ23:22「しかしピラトは三度目に彼らにこう言った『あの人がどんな悪いことをしたというのか。あの人には、死に当たる罪は、何も見つかりません。だから私は、懲らしめたうえで、釈放します』」 3度ピラトは無罪を主張しています。最初の訴えは「わが国民…

2回目の論議

ルカ22:24「また、彼らの間には、この中でだれが一番偉いだろうかという論議も起こった」 ルカの福音書では、この「誰が一番偉い」論議が2回描かれています(9:34)。おそらく、この論議は2回ではなく、ことあるごとに持ち上がった話題だったろうと思われます…

アブラハムの神

ルカ20:37「それに、死人がよみがえることについては、モーセも柴の個所で、主を、『アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神。』と呼んで、このことを示しました」 実際には神ご自身がモーセに対して名乗った名前が「わたしはあなたの父の神、アブラハム、イ…

たとえ話の元ネタ

ルカ19:14「しかし、その国民たちは、彼を憎んでいたので、あとから使いをやり、『この人に、私たちの王にはなってもらいたくありません。』と言った」 イエス様が生まれたときのユダヤ王は初代ヘロデ王で、2歳以下の男の子を殺した残忍な男でした(マタ2:16)…

金持ちのほうが不利?

ルカ18:25「金持ちが神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通るほうがもっとやさしい」 心の飢え乾きと、物質が不足して必要になることは別のものです。しかし、お金や物質が満足感を与えることも事実です。人は不自由のない生活の中にいては、自分の心が飢…

死体のある場所

ルカ17:37「弟子たちは答えて言った。「主よ。どこでですか。」主は言われた。「死体のある所、そこに、はげたかも集まります」」 どこ?と聞いたのは、「人の子の現われる日(30)」がどこで起きるかを聞いたものです。答えは「死体のある場所」。そこを見極…

不正の富の謎

ルカ16:9「そこで、わたしはあなたがたに言いますが、不正の富で、自分のために友をつくりなさい。そうしておけば、富がなくなったとき、彼らはあなたがたを、永遠の住まいに迎えるのです」 管理者は抜け目がないことをほめられています(8)。当時、油を借り…

話の最後

ルカ15:32「だがおまえの弟は、死んでいたのが生き返って来たのだ。いなくなっていたのが見つかったのだから、楽しんで喜ぶのは当然ではないか」 ここで放蕩息子の話は終わっています。弟は悔い改めて家に帰り、父の許しを乞い、心を入れ替えて父の元で祝宴を…

安息日には

ルカ13:16「この女はアブラハムの娘なのです。それを十八年もの間サタンが縛っていたのです。安息日だからといってこの束縛を解いてやってはいけないのですか」 安息日は働いてはならない…これは創世記から続く神のパターンです。人の体もずっと働きっぱなしだ…

いのちの長さ

ルカ12:25「あなたがたのうちのだれが、心配したからといって、自分のいのちを少しでも延ばすことができますか」 毎日、人は生まれ、死んでいきます。産婦人科の病院では産声と歓喜の声が聞こえてきます。また葬儀の場では悲しむ声がします。誰ひとりとして、…

オリジナルに向かって

ルカ11:38「そのパリサイ人は、イエスが食事の前に、まずきよめの洗いをなさらないのを見て、驚いた」 イエス様は生まれてから死ぬまでの間に一度も律法にそむきませんでした。それは人は律法を成就する生き方もできることをお示しになったからです。それでは…

どうしても必要なもの

ルカ10:38「さて、彼らが旅を続けているうち、イエスがある村にはいられると、マルタという女が喜んで家にお迎えした」 イエス様を家に招いたのはマルタです。おそらくそれまでの間に、顔見知りであったか、あるいはマルタが一方的に有名人イエス様のファンで…

エルサレムに何がある?

ルカ9:53「しかし、イエスは御顔をエルサレムに向けて進んでおられたので、サマリヤ人はイエスを受け入れなかった」 自分の前に使いを出して、用意をさせた(52)、とあります。おそらく休憩する場所や人数分の飲み物や食べ物、足を洗う水など…いろいろな準備…

レギオン

ルカ8:33「悪霊どもは、その人から出て、豚にはいった。すると、豚の群れはいきなりがけを駆け下って湖にはいり、おぼれ死んだ」 その悪霊は「レギオン」だと名乗っています(30)。レギオン(あるいはレギオー)はローマ軍隊のことを指す言葉で、一個連隊は50…

土台のない人

ルカ6:49「聞いても実行しない人は、土台なしで地面に家を建てた人に似ています。川の水が押し寄せると、家は一ぺんに倒れてしまい、そのこわれ方はひどいものとなりました」 地震の後遺症として液状化現象というものがあります。同じ土地のように見えても、家…

古い皮袋

ルカ5:37「また、だれも新しいぶどう酒を古い皮袋に入れるようなことはしません。そんなことをすれば、新しいぶどう酒は皮袋を張り裂き、ぶどう酒は流れ出て、皮袋もだめになってしまいます」 ぶどう酒は聖霊のたとえで、皮袋は人のことです。新しい人は、新し…

キリストを伝えるのは誰?

ルカ4:41「また、悪霊どもも、「あなたこそ神の子です。」と大声で叫びながら、多くの人から出て行った。イエスは、悪霊どもをしかって、ものを言うのをお許しにならなかった。彼らはイエスがキリストであることを知っていたからである」 弟子たちにも同じよう…

読んでいるのはテオピロ

ルカ3:23「教えを始められたとき、イエスはおよそ三十歳で、人々からヨセフの子と思われていた。このヨセフは、ヘリの子、順次さかのぼって」 イエス様が宣教を開始した年齢を記しているのはルカだけです。しかも「およそ」と書かれており、ひょっとしたら30歳…

女預言者アンナ

ルカ2:38「ちょうどこのとき、彼女もそこにいて、神に感謝をささげ、そして、エルサレムの贖いを待ち望んでいるすべての人々に、この幼子のことを語った」 アンナ(ハンナ)はアセル(アシェル)族の出身だと書かれています。南ユダ王国にはユダ族とベニヤミン…

最初から綿密に

ルカ1:5「ユダヤの王ヘロデの時に、アビヤの組の者でザカリヤという祭司がいた。彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった」 なぜイエス様の誕生から書き始めないで、バプテスマのヨハネの誕生から書き始めたのでしょうか?それは、ルカ自身が「すべて…

やり方が間違っていた

2歴34:14「王は律法のことばを聞いたとき、自分の衣を裂いた」 なぜ自分の衣を引き裂いたのでしょうか?衣を引き裂くことは、激しい憤りや憤慨を表現するものです。それは見つかった律法のことばと、実際に自分たちが行っていたことが違っていたからです。王…

関係を強固にする

2歴32:26「しかしヒゼキヤが、その心の高ぶりを捨ててへりくだり、彼およびエルサレムの住民もそうしたので、主の怒りは、ヒゼキヤの時代には彼らの上に臨まなかった」 ヒゼキヤの改革は、その場限りのものではなく、改革がなされた後でも心を低くして主に仕…

書かれている通りではないが

2歴30:19「彼らは、心を定めて神、彼らの父祖の神、主を求めたのですが、聖なるもののきよめのとおりにはいたしませんでした」 身も清めず、捧げもののやり方も聖書に書かれているようにはできない、ともなると、もはや別の儀式です。しかしヒゼキヤが主に祈…

あっちのほうが良さそう

2歴28:23「彼は自分を打ったダマスコの神々にいけにえをささげて言った。「アラムの王たちの神々は彼らを助けている。この神々に私もいけにえをささげよう。そうすれば私を助けてくれるだろう。」この神々が彼を、また全イスラエルをつまずかせるものとなっ…

ウジヤの失敗

2歴26:16「しかし、彼が強くなると、彼の心は高ぶり、ついに身に滅びを招いた。彼は彼の神、主に対して不信の罪を犯した。彼は香の壇の上で香をたこうとして主の神殿にはいった」 ウジヤは最初父アマツヤに従い主の目にかなうことを行なった…とあります(4)…

アタルヤ

2歴23:1「こうして彼らは、王の子を連れ出し、彼に王冠をかぶらせ、さとしの書を渡して、彼を王と宣言した。そしてエホヤダとその子たちが彼に油をそそぎ、「王さま。ばんざい。」と叫んだ」 王の子とはヨアシュのことです。聖書の中でこれほど暗黒な時代は…