2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

マラキ4章 モーセの律法を記憶せよ

マラ4:4「あなたがたは、わたしのしもべモーセの律法を記憶せよ。それは、ホレブで、イスラエル全体のために、わたしが彼に命じたおきてと定めである」 イエス様が来られて、キリスト教が始まりました。最初は、ユダヤ人からユダヤ教の一派だと考えられ(使24:5)…

マラキ3章 銀のように純粋にする

マラ3:3「この方は、銀を精錬し、これをきよめる者として座に着き、レビの子らをきよめ、彼らを金のように、銀のように純粋にする。彼らは、主に、義のささげ物をささげる者となり」 神ご自身が、正しいさばきをする者を遣わすと言われています(1)。そのためには…

マラキ2章 あなたがたがわたしの道を守らず

マラ2:9「わたしもまた、あなたがたを、すべての民にさげすまれ、軽んじられる者とする。あなたがたがわたしの道を守らず、えこひいきをして教えたからだ」 この預言は祭司に向けてのものです。祭司だから高潔で清廉潔白な人物であるとは限りません。その職のタ…

マラキ1章 汚れたパンをささげて

マラ1:7「あなたがたは、わたしの祭壇の上に汚れたパンをささげて、『どのようにして、私たちがあなたを汚しましたか』と言う。『主の食卓はさげすまれてもよい』とあなたがたは思っている」 ダビデが祭司アヒメレクのところに行ったとき、食べ物を求めましたが…

ゼカリヤ13章 見るその幻で恥を見よう

ゼカ13:4「その日、その預言者たちはみな、預言するときに見るその幻で恥を見よう。彼らはもう人を欺くための毛衣を着なくなる」 私たちには聖霊が与えられ、聖霊によって何かを知らされることはあると思います。パウロはアジヤへ行こうとしたとき、聖霊によっ…

ゼカリヤ12章 その者のために激しく泣く

ゼカ12:10「わたしは、ダビデの家とエルサレムの住民の上に、恵みと哀願の霊を注ぐ。彼らは、自分たちが突き刺した者、わたしを仰ぎ見、ひとり子を失って嘆くように、その者のために嘆き、初子を失って激しく泣くように、その者のために激しく泣く」 エルサレム…

ゼカリヤ11章 それが主のことばであったことを知った

ゼカ11:11「その日、それは破られた。そのとき、私を見守っていた羊の商人たちは、それが主のことばであったことを知った」 「慈愛」と名付けられた杖を折ったとき、互いに愛する愛が失われたようなイメージがあります。「私はもう、あなたがたを飼わない。死にた…

ゼカリヤ10章 彼らは以前のように数がふえる

ゼカ10:8「わたしは彼らに合図して、彼らを集める。わたしが彼らを贖ったからだ。彼らは以前のように数がふえる」 1897年のシオニスト会議では、パレスチナに戻ろうと決議しましたが、イギリスは当時英国植民地だったウガンダをユダヤ人の国にしようとしました…

ゼカリヤ9章 黄金を道ばたの泥のよう

ゼカ9:3「ツロは自分のために、とりでを築き、銀をちりのように積み、黄金を道ばたの泥のように積み上げた」 歴史の本によれば、ツロもバビロン捕囚にあっています。また、アレキサンダー大王のときには3万人が捕らえられ、戦いに敗れています。もし、この預言…

ゼカリヤ8章 あなたがたを救って、祝福とならせる

ゼカ8:13「ユダの家よ。イスラエルの家よ。あなたがたは諸国の民の間でのろいとなったが、そのように、わたしはあなたがたを救って、祝福とならせる。恐れるな。勇気を出せ」 ユダもイスラエルもかつては、主を裏切り異教の神を拝み、そのことが近隣諸国へのわ…

ゼカリヤ7章 このわたしのために断食したのか

ゼカ7:5「この国のすべての民と祭司たちに向かってこう言え。この七十年の間、あなたがたが、第五の月と第七の月に断食して嘆いたとき、このわたしのために断食したのか」 何のために断食をするのかは大きなテーマだと思います。バビロンに連れてこられたユダヤ…

ゼカリヤ5章 その女をエパ枡の中に閉じ込め

ゼカ5:8「彼は、「これは罪悪だ」と言って、その女をエパ枡の中に閉じ込め、その口の上に鉛の重しをかぶせた」 2013年に中国が一帯一路構想を打ち出し、ユーラシア大陸を横断するシルクロードに陸海の輸送網を設け、ヨーロッパとアジアの巨大経済圏を作ろうとし…

ゼカリヤ4章 ふたりの油そそがれた者だ

ゼカ4:14「彼は言った「これらは、全地の主のそばに立つ、ふたりの油そそがれた者だ」」 ゼカリヤは2回繰り返して「2本のオリーブの木」について尋ねています(11、12)。3章では7つの目が登場し(3:9)、これも黙示録に登場するものです(黙5:6)。この2本のオリーブの木…

ゼカリヤ3章 一つの若枝を来させる

ゼカ3:8「聞け。大祭司ヨシュアよ。あなたとあなたの前にすわっているあなたの同僚たちは、しるしとなる人々だ。見よ。わたしは、わたしのしもべ、一つの若枝を来させる」「若枝」はイエス様を示す旧約のことばです。大祭司ヨシュアと総督ゼルバベルは神殿再建の…

ゼカリヤ2章 エルサレムを再び選ばれる

ゼカ2:12「主は、聖なる地で、ユダに割り当て地を分け与え、エルサレムを再び選ばれる」 最初に測り縄を持った御使いが現れます(1)。彼は「エルサレムを測りに行く。その幅と長さがどれほどあるかを見るために(2)」と言い、エルサレムを測りに行きます。それはダ…

ゼカリヤ1章 わたしの宮が建て直される

ゼカ1:16「それゆえ、主はこう仰せられる。『わたしは、あわれみをもってエルサレムに帰る。そこにわたしの宮が建て直される。―万軍の主の御告げ―測りなわはエルサレムの上に張られる』」 主の使いははっきりと70年について言及しています(12)。それはエレミヤ…

ハガイ2章 立ち枯れと黒穂病

ハガ2:17「わたしは、あなたがたを立ち枯れと黒穂病とで打ち、あなたがたの手がけた物をことごとく雹で打った。しかし、あなたがたのうちだれひとり、わたしに帰って来なかった。―主の御告げ―」 エズラ記によれば、帰還したユダヤ人たちの神殿再建の作業を妨害…

ゼパニヤ3章 一つになって主に仕える

ゼパ3:9「そのとき、わたしは、国々の民のくちびるを変えてきよくする。彼らはみな主の御名によって祈り、一つになって主に仕える」 この預言がいつ成就するのかはわかりませんが、主が不正を明るみに出し、町には人が住むこともないと書かれています(5-6)。…

ゼパニヤ2章 主の怒りの日に

ゼパ2:3「主の定めを行なうこの国のすべてのへりくだる者よ。主を尋ね求めよ。義を求めよ。柔和を求めよ。そうすれば、主の怒りの日にかくまわれるかもしれない」 この預言が「主が、彼らを訪れ、彼らの繁栄を元どおりにするからだ(7)」と同じ頃に起きるとするな…

ゼパニヤ1章 主の大いなる日は近い

ゼパ1:14「主の大いなる日は近い。それは近く、非常に早く来る。聞け。主の日を。勇士も激しく叫ぶ」ゼパニヤはヨシヤ王の時代の人だと書かれています(1)。ヨシヤ王は8歳で王になり31年間王であったので、そのあいだに活躍したことになります。彼の4代前にはヒ…

ハバクク3章 私は静かに待とう

ハバ3:16「私は聞き、私のはらわたはわななき、私のくちびるはその音のために震える。腐れは私の骨のうちに入り、私の足もとはぐらつく。私たちを攻める民に襲いかかる悩みの日を、私は静かに待とう」 もし、現代にも預言者がいてハバククのように終わりの幻を…

ハバクク2章 遅れることはない

ハバ2:3「この幻は、定めの時について証言しており、終わりについて告げ、まやかしを言ってはいない。もしおそくなっても、それを待て。それは必ず来る。遅れることはない」 おそくなっても、遅れることはない、というのは矛盾しているように思えます。英語NIV…

ハバクク1章 彼を据えられました

ハバ1:12「主よ。あなたは昔から、私の神、私の聖なる方ではありませんか。私たちは死ぬことはありません。主よ。あなたはさばきのために、彼を立て、岩よ、あなたは叱責のために、彼を据えられました」 主はアッシリアをイスラエルとユダのさばきのために据え…

ナホム2章 破壊、滅亡、荒廃

ナホ2:10「破壊、滅亡、荒廃。心はしなえ、ひざは震え、すべての腰はわななき、だれの顔も青ざめる」 紀元前ではどの国も滅びるときは悲惨な最期を迎えます。歴史の本によればアッシリア最後の王はアッシュール・ウバリト2世とされ、テントで暮らしていた時代か…

ナホム1章 エルコシュ人ナホムの幻の書

ナホム1:1「ニネベに対する宣告。エルコシュ人ナホムの幻の書」 エルコシュという地名が現在の地名と同じなら、イラクの北部にある人口5000人ほどの村のことになります。ヒゼキヤの時代にユダを攻めたアッシリア王セナケリブは、一夜にして18万5千人の兵を失い、…

ミカ7章 私の救いの神を待ち望む

ミカ7:7「しかし、私は主を仰ぎ見、私の救いの神を待ち望む。私の神は私の願いを聞いてくださる」 神のなさることは人間のタイミングとはずれることがあります。今まさに必要、というときに自分の願っていることがかなわないと落ち込むでしょう。ユダヤ人は、キ…

ミカ6章 神とともに歩むことではないか

ミカ6:8「主はあなたに告げられた。人よ。何が良いことなのか。主は何をあなたに求めておられるのか。それは、ただ公義を行ない、誠実を愛し、へりくだってあなたの神とともに歩むことではないか」 「公義」にあたるヘブル語「mispat(ミシュファット)」は、「さばきび…