2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

高慢から離れる

1コリ5:6「あなたがたの高慢は、よくないことです。あなたがたは、ほんのわずかのパン種が、粉のかたまり全体をふくらませることを知らないのですか」 イエス様もパン種に気をつけなさいと言われました(マコ8:15)。イエス様の言われたパン種は「教え」のた…

裁かないように

1コリ4:3「しかし、私にとっては、あなたがたによる判定、あるいは、およそ人間による判決を受けることは、非常に小さなことです。事実、私は自分で自分をさばくことさえしません」 裁きはときによって、人の権利を制限するものになります。裁判制度は人が確…

火による試し

1コリ3:13「各人の働きは明瞭になります。その日がそれを明らかにするのです。というのは、その日は火とともに現われ、この火がその力で各人の働きの真価をためすからです」 いきなり、「その日」という言葉が使われています。原語では単純に日を表す「hemer…

天地創造の前から

1コリ2:7「私たちの語るのは、隠された奥義としての神の知恵であって、それは、神が、私たちの栄光のために、世界の始まる前から、あらかじめ定められたものです」 聖書は神と人との関係をあらわした書物です。創世記の最初には、神が天地を造られたことが書…

知恵と愚かさ

1コリ1:27「しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです」 すでに得ている知識を捨てることは難しいことです。クイズでも出題されて、答えが分かっているのに、分か…

パウロの代筆者

ロマ16:22「この手紙を筆記した私、テルテオも、主にあってあなたがたにごあいさつ申し上げます」 パウロが代筆者を使っていることが分かるのはローマの手紙だけです。しかも、突然名前が登場し、びっくりさせられます。パウロの手紙の中に自らが書いたこと…

パウロの心構え

ロマ14:8「もし生きるなら、主のために生き、もし死ぬなら、主のために死ぬのです。ですから、生きるにしても、死ぬにしても、私たちは主のものです」 生きるのは自分のためだという人がほとんどでしょう。牧師や献身者たちだけが、主のために身を捧げて、主…

愛の貸し借り

ロマ13:8「だれに対しても、何の借りもあってはいけません。ただし、互いに愛し合うことについては別です。他の人を愛する者は、律法を完全に守っているのです」 借りはギリシャ語では「aphelio(アファイリオ)」となっており、おもにお金を借りる意味に用い…

高ぶる心を捨てて

ロマ12:16「互いに一つ心になり、高ぶった思いを持たず、かえって身分の低い者に順応しなさい。自分こそ知者だなどと思ってはいけません」 高慢になると、裁きが始まります。この人を裁く心が問題なのです。自信と高慢は紙一重です。自分を客観的に判断でき…

ひとりじゃない

ロマ11:4「ところが彼に対して何とお答えになりましたか。『バアルにひざをかがめていない男子七千人が、わたしのために残してある』」 真の奉仕者は、「長」や「師」などのタイトルをもたず、へりくだり、おもてに出たがらず、仕えている人たちのことです。…

何の言葉を聞くのか

ロマ10:17「そのように、信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです」 口から出るものが人を汚すのだ、とイエス様は言われました(マコ7:20)。もちろん人の話す言葉のことですが、もしそうなら、その逆もまた真実なの…

かたくなな心を見たなら

ロマ9:18「こういうわけで、神は、人をみこころのままにあわれみ、またみこころのままにかたくなにされるのです」 主が心をあやつることは分かっていますが、それが御心だとどれだけの人が理解しているでしょうか?モーセの時代、パロは何度も心変わりをし、…

救われたからこそ

ロマ7:20「もし私が自分でしたくないことをしているのであれば、それを行なっているのは、もはや私ではなくて、私のうちに住む罪です」救われたなら立派なクリスチャンになって、罪も犯さなくなる…などと考えているなら大間違いです。あるいは長い間クリスチ…

キリストとともに死ぬ

ロマ6:8「もし私たちがキリストとともに死んだのであれば、キリストとともに生きることにもなる、と信じます」 罪のために受ける報酬を受けずにいられるのは、イエス様のおかげです。受けるべき報酬は死です(23)。もし「わたしは生涯でたった1回しか嘘を…

ちょっと難しい解釈

ロマ5:20「律法がはいって来たのは、違反が増し加わるためです。しかし、罪の増し加わるところには、恵みも満ちあふれました」 まるで振り子の振り幅が大きくなると、その反動で反対方向にも大きく振られるようなものです。罪が増し加わるなら、赦される許容…

義となる信仰

ロマ4:24「また私たちのためです。すなわち、私たちの主イエスを死者の中からよみがえらせた方を信じる私たちも、その信仰を義とみなされるのです」 福音の中には信じがたい要素が含まれています。処女から子供が生まれることや、死人が復活することはその代…

再教育

ロマ3:20「なぜなら、律法を行なうことによっては、だれひとり神の前に義と認められないからです。律法によっては、かえって罪の意識が生じるのです」 キリストの時代が2000年だとすると、モーセ以降約2000年が律法の時代になります。長い時間をかけ…

ローマ教会では

ロマ2:25「もし律法を守るなら、割礼には価値があります。しかし、もしあなたが律法にそむいているなら、あなたの割礼は、無割礼になったのです」 警官の制服を着ている人は、採用試験を受けて合格した人たちです。もし、警官でもないのに警官の制服を着てい…

巻末の問題

マコ16:8「女たちは、墓を出て、そこから逃げ去った。すっかり震え上がって、気も転倒していたからである。そしてだれにも何も言わなかった。恐ろしかったからである」 聖書は写本という形で伝承されてきました。コピーのない時代に当たり前といえば、当たり…

一瞬たりとも

マコ15;34「そして、三時に、イエスは大声で、「エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ。」と叫ばれた。それは訳すと「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」という意味である」 神が人を見捨てるわけがありません。ましてや、自分の子…

条件が重なって逮捕

マコ14:53「彼らがイエスを大祭司のところに連れて行くと、祭司長、長老、律法学者たちがみな、集まって来た」 神殿ではどんなにイエス様を打ち負かそうとしても無駄でした。なんとかして、唱えている説教のアラを探そうとしても、イエス様は知恵ある答えで…

経済が傾いたとき

マコ13:32「ただし、その日、その時がいつであるかは、だれも知りません。天の御使いたちも子も知りません。ただ父だけが知っておられます」 ドルは信用できなくても円は信用できると思われ、円の異常高が続いています。いま、世界の経済は傾いています。世…

よみがえったら

マコ12:25「人が死人の中からよみがえるときには、めとることも、とつぐこともなく、天の御使いたちのようです」 死んだら即天国…というのは、聖書を深く読んでいる人には理解しがたいものだと思います。聖書には第一の復活と第二の死のことが書かれています…

山は動く

マコ11:24「だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります」 それならば「宝くじに当たりたい」「300歳まで生きたい」「世界一の美女と結婚したい」などと祈ってよいものでしょ…

塩気の話

マコ9:49「すべては、火によって、塩けをつけられるのです」 ゲヘナの話が一通り終わるころにこの言葉が語られています。よく見ると44節と46節がないことに気がつきます。新改訳の下の注解を見るならば44節と46節には48節と同じ文が入るものもある…と書かれ…

かごがいくつ?

マコ8:17「それに気づいてイエスは言われた。「なぜ、パンがないといって議論しているのですか。まだわからないのですか、悟らないのですか。心が堅く閉じているのですか」 辛らつな弟子への言葉です。さらに「目がありながら見えないのですか。耳がありなが…