2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ヨラムの最期

2歴21:20「彼は三十二歳で王となり、エルサレムで八年間、王であった。彼は人々に愛されることなく世を去った。人々は彼をダビデの町に葬ったが、王たちの墓には納めなかった」 ソロモンも自分の妻たちにそそのかされて異教の神を拝むようになったように、ヨ…

先見者

2歴19:2「すると、先見者ハナニの子エフーが彼の前に出向いて来て、ヨシャパテ王に言った。「悪者を助けるべきでしょうか。あなたは主を憎む者たちを愛してよいのでしょうか。これによって、あなたの上に、主の前から怒りが下ります」 ヨシャバテの父アサに…

ヨシャパテ

2歴17:10「そこで、主の恐れが、ユダの回りの地のすべての王国に臨んだため、ヨシャパテに戦いをしかける者はだれもなかった」 ユダの4代目王ヨシャパテは英語では「Jehoshaphat」、共同訳は「ヨシャファト」、原語ヘブル語では「yehhoshafat(エフォシャファ…

ご自身を示された

2歴15:15「ユダの人々はみなその誓いを喜んだ。彼らは心を尽くして誓いを立て、ただ一筋に喜んで主を慕い求め、主は彼らにご自身を示されたからである。主は周囲の者から守って彼らに安息を与えられた」 アサは善王として数えられており、主もご自身を示され…

主に仕えている

2歴13:11「彼らは朝ごとに夕ごとに全焼のいけにえを主にささげ、かおりの高い香をたき、並べ供えたパンを純金の机の上に整え、金の燭台とその上のともしび皿には、夕ごとに火をともしている。私たちは、私たちの神、主の戒めを守っている。それに反し、あな…

金666タラント

2歴9:13「一年間にソロモンのところに入って来た金の重さは、金の目方で六百六十六タラントであった」 666はめったに聖書に登場しない数字で、有名なものは黙示録にあり、サタンの数字とされています(黙13:18)。それがソロモンの金の重さの表示に突然登場し…

御名を呼び求めても

2歴7:14「わたしの名を呼び求めているわたしの民がみずからへりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求め、その悪い道から立ち返るなら、わたしが親しく天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地をいやそう」 とにもかくにも、主の御名を呼び求めることが…

罪を犯すひと

2歴6:36「彼らがあなたに対して罪を犯したため―罪を犯さない人間はひとりもいないのですから―あなたが彼らに対して怒り、彼らを敵に渡し、彼らが、遠くの地、あるいは近くの地に、捕虜として捕らわれていった場合」 厳密に言うならば罪を一度でも犯した者は…

金600タラント

2歴3:8「ついで、至聖所を造ったが、その長さはこの神殿の幅と同じ二十キュビト、その幅も二十キュビトとし、これに六百タラントに当たる良質の金を着せた」 タラントに関しては諸説ありますが、古代イスラエルとイエス様の時代では価値が違うようです。歴代…

富と知恵だけでは

2歴1:11「神はソロモンに仰せられた。「そのようなことがあなたの心にあり、あなたが富をも、財宝をも、誉れをも、あなたを憎む者たちのいのちをも求めず、さらに長寿をも求めず、むしろ、わたしがあなたを立ててわたしの民の王とした、その民をさばくことが…

御手から出たもの

1歴29:16「私たちの神、主よ。あなたの聖なる御名のために家をお建てしようと私たちが用意をしたこれらすべてのおびただしいものは、あなたの御手から出たものであり、すべてはあなたのものです」 ダビデの態度に「用意をして差し上げた」もっとくだけた言い…

月ごとに24000人

1歴27:1「イスラエル人、すなわち、一族のかしらたち、千人隊の長、百人隊の長たち、および彼らのつかさたちは、王に仕えて一年のすべての月を通じ、月ごとの交替制にしたがって、各分団のすべての事に当たったが、その人数は一つの分団が二万四千人であった…

死ぬ間際に見つかった勇士

1歴26:31「ヘブロン人のうち、エリヤは、その一族その家系によるヘブロン人のかしらであった。ダビデの治世の第四十年に、彼らは調べられ、そのとき彼らのうちにギルアデのヤゼルで勇士が見いだされた」 よりによってダビデの最後の治世の年に勇士が2700人も…

みな同じようにくじ

1歴25:8「彼らは、下の者も上の者も、達人も弟子も、みな同じように任務のためのくじを引いた」 何かしらのグループを組むなら、気の合う同士が一番でしょう。日本なら先輩、後輩だの、上司や責任者などの上下関係が面倒くさく、同じグループにするにはいろ…

彼らはくじを引いて

1歴24:5「彼らはくじを引いて互いにそれぞれの組に分かれた。聖所の組のつかさたち、神の組のつかさたちは、エルアザルの子孫の中にも、イタマルの子孫の中にもいたからである」 くじを引くことは人の思いから開放されることでもあります。くじはヘブル語で…

もう運ぶ必要はない

1歴23:28「彼らの役目は、アロンの子らを助け、庭のこと、脇部屋のこと、きよめて聖なるものとすることに関する主の宮の奉仕をし、神の宮で奉仕をすることである」 モーセが十戒をもらって山から下りてきたとき、イスラエルの民は金の子牛を作って宴会をして…

ラファは巨人

1歴20:4「その後、ゲゼルでペリシテ人との戦いが起こり、そのとき、フシャ人シベカイは、ラファの子孫のひとりシパイを打ち殺した。こうして、彼らは征服された」 ペリシテはラファやガテ人という多数民族の集まりなのでしょうか?5節には「ガテ人ゴリアテ」…

主の前でほめたたえる

1歴16:4「それから、レビ人の中のある者たちを、主の箱の前で仕えさせ、イスラエルの神、主を覚えて感謝し、ほめたたえるようにした」 ほ めたたえるはヘブル語で「halal(ハラル)」で「ハレルヤ」の「ハレル」にあたります。イスラエルの民がエジプトを脱出…

ダビデの名声は全地に

1歴14:17「こうしてダビデの名声はあまねく全治に及んだ。主はすべての国々に彼に対する恐怖を起こされた」 「こうして」と言われても、書かれているのはペリシテ人との戦いが書かれてあるだけです。サムエル記には多くの戦いがあり、ダビデがバテ・シェバと…

心を一つにして

1歴12:38「誠実な心で、並び集まったこれらの戦士たちは、ヘブロンに来てダビデを全イスラエルの王とした。イスラエルの残りの者たちも心を一つにして、ダビデを王にした」 まだサウルが生きているときの話です(1)。サウルはアマレクを聖絶するように主に言…

人生の最後

1歴10:4「サウルは道具持ちに言った。「お前の県を抜いて、それで私を刺し殺してくれ。あの割礼を受けていない者どもがやってきて、私をなぶり者にするといけないから」しかし道具持ちは非常に恐れて とてもその気になれなかった。そこでサウルは剣を取り、…

生涯専門職

1歴9:30「祭司の中にはバルサム油の香料を調合する者たちもいた」 昭和天皇の崩御の際に京都から現れた八清童子(やせどうし)と呼ばれる集団が、天皇の棺おけをかつげるように政府に嘆願しました。昭和天皇の棺おけはほとんどが車の移動だったので、式場内だ…

ベニヤミン族の系図

1歴8:33「ネルはキシュを生み、キシュはサウルを生み、サウルはヨナタン、マルキ・シュア、アビナダブ、エシュバアルを生んだ」 ベニヤミン族と言えばサウル王が有名ですが、士師の時代には600人まで人数が減ったことがあります(士20:47)。それはベニヤミン…

アザルヤの名前

1歴6:10「ヨハナンはアザルヤを生んだ。これは、ソロモンがエルサレムに建てた宮で、祭司の務めを果たしたアザルヤのことである」 アザルヤがヨハナンを生み(9)、ヨハナンがアザルヤを生んだなら矛盾していることになります。唯一考えられるのが同名の祖父…

ユダの系図

1歴4:40「豊かな良い牧場を発見した。その土地は広々としていて、静かで安らかだった。以前そこに住んでいた者はハム系の人々だったからである」 4章はユダの子孫の系図が書かれ、ユダには5人の子どもがいたことになっています。2節ではその5番目の息子シ…

60の町を取った二人

1歴2:23「ところが、ゲシュルとアラムは、その中からハボテ・ヤイルおよびケナテとそれに属する村落など六十の町を取った。これらはみな、ギルアデの父マキルの子であった」 2章では15節までにユダからダビデに至る、いわゆる聖書の中の本家の流れが書かれて…

エサウ、エリファズ、テマン

1歴1:35「エサウの子は、エリファズ、レウエル、エウシュ、ヤラムとコラ」 創世記36章に書かれている系図と同じものですが、ここでは「ヤコブ」という名前はもう使われていません。エサウは赤いレンズ豆を欲しがったために、「赤い」という意味のエドムが彼…