2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

1列王記17章 露も雨も降らないであろう

1王17:1「ギルアデのティシュベの出のティシュベ人エリヤはアハブに言った。「私の仕えているイスラエルの神、主は生きておられる。私のことばによらなければ、ここ二、三年の間は露も雨も降らないであろう」」 この雨の降らない一連の出来事は、大雨が降るこ…

1列王記16章 オムリの子アハブは

1王16:29「オムリの子アハブは、ユダの王アサの第三十八年に、イスラエルの王となった。オムリの子アハブはサマリヤで二十二年間、イスラエルの王であった」 ユダ王アサはレハブアム、アビヤに次いで王になった3代目の王です。たった3人の王がダビデの血筋を保…

1列王記14章 名はナアマといい、アモン人

1王14:21「ユダではソロモンの子レハブアムが王になっていた。レハブアムは四十一歳で王となり、主がご自分の名を置くためにイスラエルの全部族の中から選ばれた都、エルサレムで十七年間、王であった。彼の母の名はナアマといい、アモン人であった」 国が2つ…

1列王記12章 イスラエル人と戦ってはならない

1王12:24「『主はこう仰せられる。上って行ってはならない。あなたがたの兄弟であるイスラエル人と戦ってはならない。おのおの自分の家に帰れ。わたしがこうなるようにしむけたのだから』」そこで、彼らは主のことばに聞き従い、主のことばのとおりに帰って行…

1列王記9章 このような仕打ちを

1王9:8「この宮も廃墟となり、そのそばを通り過ぎる者はみな、驚いて、ささやき、『なぜ、主はこの地とこの宮とに、このような仕打ちをされたのだろう』と言うであろう」 もちろんソロモンが即位したばかりで、バビロン捕囚は何百年もあとの出来事ですが、結果…

1列王記8章 あなたのもとに立ち返り

1王8:33「また、あなたの民イスラエルが、あなたに罪を犯したために敵に打ち負かされたとき、彼らがあなたのもとに立ち返り、御名をほめたたえ、この宮で、あなたに祈り願ったなら」 「立ち返る」ことは、主から赦しを受けるための条件です。罪を犯したのなら主…

1列王記3章 パロの娘をめとって

1王3:1「ソロモンはエジプトの王パロと互いに縁を結び、パロの娘をめとって、彼女をダビデの町に連れて来、自分の家と主の宮、および、エルサレムの回りの城壁を建て終わるまで、そこにおらせた」 反乱を起こしたアドニヤを打ち取り(2:25)、アブシャロムを殺し…

1列王記1章 アブシャロムの次に生まれた

1王1:6「彼の父は存命中、「あなたはどうしてこんなことをしたのか」と言って、彼のことで心を痛めたことがなかった。そのうえ、彼は非常な美男子で、アブシャロムの次に生まれた子であった」 「彼の父」はダビデのことです。数多くいる王の候補の中でも、父の命…

エレミヤ52章 エホヤキンを釈放し

エレ52:31「ユダの王エホヤキンが捕らえ移されて三十七年目の第十二の月の二十五日に、バビロンの王エビル・メロダクは、彼が即位した年のうちに、ユダの王エホヤキンを釈放し、獄屋から出し」 エホヤキンが釈放された記事は唯一エレミヤだけに書かれています。…

エレミヤ51章 荒らす者たちが来るからだ

エレ51:48「天と地とその中のすべてのものは、バビロンのことで喜び歌う。北からこれに向かって、荒らす者たちが来るからだ。―主の御告げ―」 歴史の教科書などにはバビロニア最後の王はナボニドゥスとなっています。しかし、ダニエル書はベルシャツァルがペルシ…

エレミヤ50章 バビロンの王とその国を罰する

エレ50:18「それゆえ、イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。「見よ。わたしはアッシリヤの王を罰したように、バビロンの王とその国を罰する」」 バビロンが滅ぶ様子はダニエル書に書かれています。バビロンは神に従わなかったユダヤ人を捕囚にあわせ、神…

エレミヤ49章 岩の住みかに住む者

エレ49:16「岩の住みかに住む者、丘の頂を占める者よ。あなたの脅かしが、あなた自身を欺いた。あなたの心は高慢だ。あなたが鷲のように巣を高くしても、わたしは、そこから引き降ろす。―主の御告げ―」 世界遺産のペトラ遺跡はもともとはエドム人の住んでいた岩…

エレミヤ47章 アナク人の残りの者よ

エレ47:5「ガザは頭をそられ、アシュケロンは滅びうせた。アナク人の残りの者よ。いつまで、あなたは身を傷つけるのか」 アナク人はネフィリムの生き残りではないかと思われます(民12:28)。彼らは背が高く、おそらく2メートルは超えていて、同じく巨人族のエミム…

エレミヤ46章 この者はだれか

エレ46:7「ナイル川のようにわき上がり、川々のように寄せては返すこの者はだれか」 この問いかけはエジプトがいかに強かったかを表わすものです。ネブカデネザルはエジプトを打ち破りましたが(2)、その預言の前にエジプトがすぐれた騎馬隊や騎兵を持っていたこ…

エレミヤ45章 私は嘆きで疲れ果て

エレ45:3「あなたは言った。『ああ、哀れなこの私。主は私の痛みに悲しみを加えられた。私は嘆きで疲れ果て、いこいもない』」 エレミヤにつき従うと確かに疲れると思います。エレミヤが庭に監禁されているときも(32:2)、エジプトに連れて行かれるときも(43:6)、…

エレミヤ44章 どちらのことばが成就するかを知る

エレ44:28「剣をのがれる少数の者だけが、エジプトの国からユダの国に帰る。こうして、エジプトの国に来て寄留しているユダの残りの者たちはみな、わたしのと彼らのと、どちらのことばが成就するかを知る」 「どちらのことば」と言われても、聖書を読む者にとって…

エレミヤ43章 死に定められた者を

エレ43:11「彼は来てエジプトの国を打ち、死に定められた者を死に渡し、とりこに定められた者をとりこにし、剣に定められた者を剣に渡す」 カルバンの唱えた「予定説」では、世の初めから救われる者はあらかじめ定められており、その逆の救われない者もすでに神に…

エレミヤ42章 エジプトであなたがたに追いすがり

エレ42:16「あなたがたの恐れている剣が、あのエジプトの国であなたがたに追いつき、あなたがたの心配しているききんが、あのエジプトであなたがたに追いすがり、あなたがたはあそこで死のう」 多くの異論はあるかもしれませんが、人生には主とともに歩む道と神…

エレミヤ40章 、散らされていたすべての

エレ40:12「そこで、ユダヤ人はみな、散らされていたすべての所からユダの地に帰って来て、ミツパのゲダルヤのもとに行き、ぶどう酒と夏のくだものを非常に多く集めた」 イスラエルに在留異国人がいたように、ユダヤ人もまたモアブやアモン、エドムの地で生活し…

エレミヤ39章 その目の前で虐殺し

エレ39:6「バビロンの王はリブラで、ゼデキヤの子たちをその目の前で虐殺し、またユダのおもだった人たちもみな虐殺し」 王という単語が最初に聖書に出てくるのはソドムとゴモラの記事のときです。そのときすでに王国が乱立して4王がソドムとゴモラを含む6王が連…

エレミヤ38章 知らせてはならない

エレ38:24「ゼデキヤはエレミヤに言った。「だれにも、これらのことを知らせてはならない。そうすれば、あなたは殺されることはない」」 なぜゼデキヤはエレミヤのことばを隠そうとするのでしょうか。エレミヤは早く主からのことばを伝え、ユダが悔い改めてバビロ…

エレミヤ37章 兵士たちだけが残ったとしても

エレ37:10「たとい、あなたがたが、あなたがたを攻めるカルデヤの全軍勢を打ち、その中に重傷を負った兵士たちだけが残ったとしても、彼らがそれぞれ、その天幕で立ち上がり、この町を火で焼くようになる」 ここまで言われているのにもかかわらず、王も民もエレ…

エレミヤ36章 ことばをみなそれに書きしるせ

エレ36:2「あなたは巻き物を取り、わたしがあなたに語った日、すなわちヨシヤの時代から今日まで、わたしがイスラエルとユダとすべての国々について、あなたに語ったことばをみな、それに書きしるせ」 エレミヤが最初に主からのことばを授かったのは、ヨシヤ王治…

エレミヤ35章 立つ人が絶えることはない

エレ35:19「それゆえ、イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。『レカブの子、ヨナダブには、いつも、わたしの前に立つ人が絶えることはない』」 レカブの出身はケニ人で、ケニ人はモーセの義兄弟だったと書かれています(士1:16)。サウル王の時代、サウル…

エレミヤ33章 正義の若枝を芽ばえさせる

エレ33:15「その日、その時、わたしはダビデのために正義の若枝を芽ばえさせる。彼はこの国に公義と正義を行なう」 その日というのはある限られた日のことを指しています。英語では「in these days」となっており、複数形になっています。それは原語ヘブル語に「he…