2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

7にまつわる話

箴24:16「正しい者は七たび倒れても、また起き上がるからだ。悪者はつまずいて滅びる」 7は完全数字で神の数字でもあります。それゆえ6は7に一つ足りない不完全な数字と言われています。黙示録の有名な獣の数字「666」はまさに不完全な者の象徴と言え…

悟ってやめるべきこと

箴23:4「富を得ようと苦労してはならない。自分の悟りによって、これをやめよ」 生活の中で欲しいものは多々あります。しかし、必要なものとなると、ある程度数が絞られるのではないでしょうか?富を追いかけて、富に仕えることは主の御心ではありません。た…

三十句

箴22:20「私はあなたのために、勧告と知識についての三十句を書いたではないか」 キングジェームスやNASBの訳では「30」という数字は書かれておらず、excellentという単語が使われています。これはヘブライ語の「shaliysh(シャリーシュ)」という言葉が、「…

わいろを贈る

箴21:14「ひそかな贈り物は怒りをなだめ、ふところのわいろは激しい憤りをなだめる」 まるでわいろを認めるかのような言葉です。聖書には「わいろを取ってはならない。わいろは聡明な人を盲目にし、正しい人の言い分をゆがめるからである(出23:8)」とあり…

異なる2種類のおもり

箴20:22-23「『悪に報いてやろう』と言ってはならない。主を待ち望め。主があなたを救われる。異なる二種類のおもりは主に忌みきらわれる。欺きのはかりはよくない」 俗に言う「ダブルスタンダード」は、異なる2種類のおもりのことだと思います。立場が逆の…

主のはかりことだけ

箴19:21-22「人の心には多くの計画がある。しかし主のはかりごとだけが成る。人の望むものは、人の変わらぬ愛である。貧しい人は、まやかしを言う者にまさる」 人がどんなに人生計画を練ったとしても、その通りにいかない場合が多いでしょう。それでも、政治…

金で知恵を買う?

箴17:16「愚かな者が思慮もないのに、知恵を買おうとして、手に代金を持っている。これはいったいどうしたことか」 英語訳(NIV)を直訳すると「愚かな者が知恵を理解できないくせに、知恵を買うために金を持っているのはなぜか?」という風になります。役に…

悪者さえも造られた

箴16:4「主はすべてのものを、ご自分の目的のために造り、悪者さえもわざわいの日のために造られた」 悪者は主が目的を持って造られたのだと書かれています。すべては主のご計画が働き、主を信じる者が途切れることのない信仰を持ち続け、主にだけに目を留め…

いのちの道

箴15:24「悟りのある者はいのちの道を上って行く。これは下にあるよみを離れるためだ」 よみはヘブライ語で「sheowl(シェオール)」で、一般的に日本語表記として「シェオル」が使われています。ここでは上と下の対比として「いのちの道」と「よみ」が書かれ…

まっすぐに見える道

箴14:12「人の目にはまっすぐに見える道がある。その道の終わりは死の道である」 「まっすぐ」はヘブライ語では「yashar(ヤシャー)」という言葉が使われており、まっすぐのほか「正しい」とか「義」の意味もあります。人には正しく、まっすぐに見える道でも…

子どもを愛するなら

箴13;24「むちを控える者はその子を憎む者である。子を愛する者はつとめてこれを懲らしめる」 現代ではむちで子どもをたたくなら、虐待容疑で逮捕されることもありえます。特にアメリカでは実の親であっても、子どもにあざや傷が残るような行為が発見される…

忠告を聞き入れる心

箴12:15「愚か者は自分の道を正しいと思う。しかし知恵のある者は忠告を聞き入れる」 知恵のある者は何をしゃべるかによって、その価値が問われます。この章では「くちびる」が3回、「口」「ことば」「舌」がそれぞれ2回書かれています。いかに人の生活と…

くちびるを制する者

箴10:19「ことば数が多いところには、そむきの罪がつきもの。自分のくちびるを制する者は思慮がある」 ヤコブは「舌を制御することはだれにもできません(ヤコ4:8)」と語っており、口から出る言葉をコントロールすることがいかに難しいかを教えています。ソ…

盗んだ水は甘い

箴9:18「しかしその人は、そこに死者の霊がいることを、彼女の客がよみの深みにいることを、知らない」 また「女」のことについてです。騒がしい女(13)の「女」はヘブライ語で「'ishshah(イシャー)」で、創世記でアダムのあばら骨から造られたときの「女」…

わたしは知恵

箴8:12「知恵であるわたしは分別を住みかとする。そこには知識と思慮とがある」 4節から始まるカギ括弧内のこの人の発言は8章が終わる36節まで続きます。この人は、わたしは「知恵」であると名乗った後に、驚くべきことを語るのです。それははるか昔から存在…

たそがれの日の沈むころ

箴7:9「それは、たそがれの、日の沈むころ、夜がふける、暗やみのころだった」 若者がたそがれを待ち、日が暮れ暗やみになるのを待って町に出たことには意味があると思います。日が暮れ、人の目も視界が狭まり、昼間見えるものさえ見えなくなったとき、心に…

忌み嫌うもの7つ

箴6:16-9「主の憎むものが六つある。いや、主ご自身の忌みきらうものが七つある。高ぶる目、偽りの舌、罪のない者の血を流す手、邪悪な計画を細工する心、悪へ走るに速い足、まやかしを吹聴する偽りの証人、兄弟の間に争いをひき起こす者」 おそらく7つ目は…

肉体が滅びるとき

箴5:11「そして、あなたの終わりに、あなたの肉とからだが滅びるとき、あなたは嘆くだろう」 諸悪の根源は「肉の思い」です。肉さえなければ純粋な霊とたましいを持って主を礼拝することも可能でしょう。人が完全なら主は憐れむことができません。「神はすべ…

主の知恵、人の知識

箴3:26「主があなたのわきにおられ、あなたの足がわなにかからないように、守ってくださるからだ」 知恵があるなら自分の悟りに従わず、主の教えを守りその道を歩むはずです。なぜなら主を恐れることが知識のはじめだからです(1:7)。これは神との契約です…

身を避けるべきもの

箴2:16「あなたは、他人の妻から身を避けよ。ことばのなめらかな、見知らぬ女から」 ソロモンには700人の妻と300人のめかけがいましたから、不倫とは無縁のはずです。それでも天からの知恵は情に燃えた、ふしだらな女から身を避けよと警告します。言葉巧みに…

主の知恵

箴1:23「わたしの叱責に心を留めるなら、今すぐ、あなたがたにわたしの霊を注ぎ、あなたがたにわたしのことばを知らせよう」 わたしとは「知恵」のことです(20)。霊を注ぐからには主のことを指しているのだと思います。叱責は語意の強い言葉で英語では「re…

安息を取り戻す70年

2歴36:21「これは、エレミヤにより告げられた主のことばが成就して、この地が安息を取り戻すためであった。この荒れ果てた時代を通じて、この地は七十年が満ちるまで安息を得た」 70年は出エジプトで荒野にいた40年よりはるかに長い年月です。それは主の…

マナセの悔い改め

2歴33:13「神に祈ったので、神は彼の願いを聞き入れ、その切なる求めを聞いて、彼をエルサレムの彼の王国に戻された。こうして、マナセは、主こそ神であることを知った」 マナセが一度バビロンに連れて行かれたのは、背後に主が働いていたからです(11)。主…

ヒゼキヤのへりくだり

2歴32:36「しかしヒゼキヤが、その心の高ぶりを捨ててへりくだり、彼およびエルサレムの住民もそうしたので、主の怒りは、ヒゼキヤの時代には彼らの上に臨まなかった」 ヒゼキヤの感心なところは、高ぶりを捨てることができたということです。心は常に主に向…

ヨタムのトラウマ

2歴27:2「彼はすべて、主の目にかなうことを行なった。父ウジヤが行なったとおりである。ただし、彼は、主の神殿に入るようなことはしなかった。民はなお滅びに向かっていた」 父ウジヤが神殿で香をたこうとしてツァラトになったことは息子のヨタムも知って…

高慢になったウジヤ

2歴26:19「ウジヤは激しく怒って、手に香炉を取って香をたこうとした。彼が祭司たちに対して激しい怒りをいだいたとき、その祭司たちの前、主の神殿の中、香の壇のかたわらで、突然、彼の額にツァラアトが現われた」 ウジヤも最初は主の目にかなうことを行な…

エホヤダとヨアシュ

2歴24:19「主は、彼らを主に立ち返らせようと預言者たちを彼らの中に遣わし、預言者たちは彼らを戒めたが、彼らは耳を貸さなかった」 エホヤダは幼いヨアシュを助け、ヨアシュ王が主の道から離れないように最大努力しました。聖書には2人の妻までめとらせた…