2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ミカ5章 七人の牧者と八人の指導者

ミカ5:5「平和は次のようにして来る。アッシリヤが私たちの国に来て、私たちの宮殿を踏みにじるとき、私たちはこれに対して七人の牧者と八人の指導者を立てる 」 ベツレヘムから支配者になる者が出るのは(2)、イエス様の誕生で成就しました(マタ2:11)。また…

ミカ4章 その小道を歩もう

ミカ4:2「多くの異邦の民が来て言う。「さあ、主の山、ヤコブの神の家に上ろう。主はご自分の道を、私たちに教えてくださる。私たちはその小道を歩もう。」それは、シオンからみおしえが出、エルサレムから主のことばが出るからだ 」 終わりの日の預言です(1…

ミカ3章 力と、主の霊と、公義と、勇気とに満ち

ミカ3:8「しかし、私は、力と、主の霊と、公義と、勇気とに満ち、ヤコブにはそのそむきの罪を、イスラエルにはその罪を告げよう 」 ヤコブはサマリヤを持つイスラエル国のことであり、イスラエルはユダ国を指しています(1:5)。ここでは「そむきの罪」と「罪…

ミカ2章 たわごとを言うな

ミカ2:6「「たわごとを言うな」と言って、彼らはたわごとを言っている。そんなたわごとを言ってはならない。恥を避けることはできない」 「たわごと」のヘブル語「nataph(ナターフ)」はもともと「しずく」や「預言」の意味があります。預言をしずくのような…

ヨナ4章 惜しまないでいられようか

ヨナ4:11「まして、わたしは、この大きな町ニネベを惜しまないでいられようか。そこには、右も左もわきまえない十二万以上の人間と、数多くの家畜とがいるではないか 」 滅びを免れたニネベの人はその後どうなったのでしょうか?歴史ではアッシリアはBC612 …

ヨナ3章 神が思い直してあわれみ

ヨナ3:9「もしかすると、神が思い直してあわれみ、その燃える怒りをおさめ、私たちは滅びないですむかもしれない」 ニネベの人は断食までして赦しを乞おうとしました(5)。その様子を見られた神は災いを思い直しました(10)。これはアッシリアという異邦人がイ…

ヨナ2章 よみの腹の中から

ヨナ2:2「言った。「私が苦しみの中から主にお願いすると、主は答えてくださいました。私がよみの腹の中から叫ぶと、あなたは私の声を聞いてくださいました 」」 「主は大きな魚を備えて(1:17)」ヨナを飲み込ませました。「備えて」は英語では「appoint(NIV)…

ヨナ1章 あの大きな町ニネベに行き

ヨナ1:2「立って、あの大きな町ニネベに行き、これに向かって叫べ。彼らの悪がわたしの前に上って来たからだ」 ヨナはガテ・ヘフェルの出身だとされ、ガテヘフェルはゼブルンの土地でした(ヨシュ19:13)。列王記ではヨナはヤロブアム2世がイスラエルの領土を…

オバデヤ 英知を消し去らないであろうか

オバ1:8「その日には、ー主の御告げーわたしは、エドムから知恵ある者たちを、エサウの山から英知を消し去らないであろうか 」 エドムの滅亡を預言したのはオバデヤだけではありません。聖書の多くの預言者がエドムについて預言しています(イザ34:5、エレ49:…

アモス9章 そのぶどう酒を飲み

アモス9:14「わたしは、わたしの民イスラエルの繁栄を元どおりにする。彼らは荒れた町々を建て直して住み、ぶどう畑を作って、そのぶどう酒を飲み、果樹園を作って、その実を食べる」 「繁栄を元どおりにする」と預言したのはアモスだけではありません。エレ…

アモス7章 私は牧者であり

アモス7:14「アモスはアマツヤに答えて言った。「私は預言者ではなかった。預言者の仲間でもなかった。私は牧者であり、いちじく桑の木を栽培していた」 」 アマツヤはアモスのことを「先見者」だと呼んでいます(12)。先見者のヘブル語「chozen(ホゼン)」は…

アモス6章 大ハマテ

アモス6:2「カルネに渡って行って見よ。そこから大ハマテに行き、またペリシテ人のガテに下って行け。あなたがたはこれらの王国よりすぐれているだろうか。あるいは、彼らの領土はあなたがたの領土より大きいだろうか」 ハマテはもともとカナンから生まれた…

アモス5章 善を求めよ

アモス5:14「善を求めよ。悪を求めるな。そうすれば、あなたがたは生き、あなたがたが言うように、万軍の神、主が、あなたがたとともにおられよう 」 人の世界では善悪の基準は人や時代によって変わりますが、聖書で言う善悪ははっきりと定義が決まっていま…

アモス4章 種を入れたパンを焼き

アモス4:5「感謝のささげ物として、種を入れたパンを焼き、進んでささげるささげ物を布告し、ふれ知らせよ。イスラエルの子ら。あなたがたはそうすることを好んでいる。ー神である主の御告げー」 和解であっても(レビ7:12)、穀物のささげ物であっても(レビ2:…

アモス3章だれが預言しないでいられよう

アモ3:8「獅子がほえる。だれが恐れないだろう。神である主が語られる。だれが預言しないでいられよう 」 「このことばを聞け(1)」とは、アモスが主からのことばもないのに、適当に預言していることではないことを指しています。仲の良い二人(3)、獅子(4)、…

アモス2章モアブに火を送ろう

アモス2:2「わたしはモアブに火を送ろう。火はケリヨテの宮殿を焼き尽くす。モアブは、どよめきのうちに、角笛の音と、ときの声のうちに死ぬ 」 アモスの隣国へのさばきは「三つのそむきの罪、四つのそむきの罪 (1)」と「火を送ろう」が1セットになり、慣用…

ホセア14章喜んでこれを愛する

ホセ14;4「わたしは彼らの背信をいやし、喜んでこれを愛する。わたしの怒りは彼らを離れ去ったからだ」 「喜んで」のヘブル語「nedabah(ネダバー)」は、ほかの個所では「心から進んで(出35:29)」と訳されています。「背信」は裏切ることで、それをいやすこと…

ホセア13章子を奪われた雌熊

ホセ13:8「わたしは、子を奪われた雌熊のように彼らに出会い、その胸をかき裂き、その所で、雌獅子のようにこれを食い尽くす。野の獣は彼らを引き裂く 」 イスラエル近辺に生息しているのはヒグマの一種で、北極熊に次いで大きいクマです。一般的にヒグマは雑…

ホセア12章ヤコブの行ない

ホセ12:2「主は、ヤコブを罰するためにユダと言い争う。ヤコブの行ないと、そのなすことに応じて、主は彼に報いる」 イスラエルはヤコブが神からつけられた名前です(創32:28)。主はイスラエルの最初の名前のヤコブを思い返しています(2-5)。ヤコブは兄のかか…

ホセア11章 わたしはエフライムに歩くことを教え

ホセ11:3「それでも、わたしはエフライムに歩くことを教え、彼らを腕に抱いた。しかし、彼らはわたしがいやしたのを知らなかった 」 イスラエルとエフライムが入り混じり、どちらが本当の名前かわからなくなってしまいます(8)。イスラエルが相続の地に入った…

シャレマン

ホセ10;14「あなたの民の中では騒動が起こり、あなたの要塞はみな打ち滅ぼされる。シャレマンがベテ・アレベルを踏みにじったように。その戦いの日には、母親が、その子どもたちの上で八つ裂きにされた 」 シャレマンは列王記に出てくるアッシリア王「シャル…

すべての悪はギルガルにある

ホセ9:15「彼らのすべての悪はギルガルにある。わたしはその所で彼らを憎んだ。彼らの悪い行ないのために、彼らをわたしの宮から追い出し、重ねて彼らを愛さない。その首長たちはみな頑迷な者だ」 ホセアはギルガルとベテ・アベンに行ってはいけないと警告を…

生焼けのパン菓子

ホセ7:8「エフライムは国々の民の中に入り混じり、エフライムは生焼けのパン菓子となる 」 7章では2つのパンにまつわる話がされています。4節では「パン」そのものの単語は出てきませんが、「焼く」という「aphah(アファー)」や「発酵させる」の「meror(メ…

後の雨のように

ホセ6:3「私たちは、知ろう。主を知ることを切に追い求めよう。主は暁の光のように、確かに現われ、大雨のように、私たちのところに来、後の雨のように、地を潤される」 「暁」はヘブル語の「shachar(シャヘール)」で「明け方」を指す言葉です。毎日太陽が昇…

ミツパでわなとなり、タボルの上に

ホセ5:1「祭司たちよ。これを聞け。イスラエルの家よ。心せよ。王の家よ。耳を傾けよ。あなたがたにさばきが下る。あなたがたはミツパでわなとなり、タボルの上に張られた網となったからだ 」 ミツパはヤコブとラケルの父ラバンとが和解した地であり(創31:49…

この地には真実がなく

ホセ4:1「イスラエル人よ。主のことばを聞け。主はこの地に住む者と言い争われる。この地には真実がなく、誠実がなく、神を知ることもないからだ」 「真実」と訳されているヘブル語「checed(ヘセッド)」は「あわれみ」とか「やさしさ」の意味があり英語NIVで…