2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧
ミカ5:15「わたしは怒りと憤りをもって、わたしに聞き従わなかった国々に復讐する」アッシリアとバビロンは現在のイラクの位置にあり、イラクやイラクに与するイスラム諸国を指しているのだと思われます。主は7人の牧者と8人の指導者を立てて、アッシリアからエ…
ミカ4:6「その日、―主の御告げ―わたしは足のなえた者を集め、追いやられた者、また、わたしが苦しめた者を寄せ集める」 現在のイスラエルの国民性は、堅実で合理的な考えを持っていると言えます。イスラエルの歴史を考えるなら、迫害が続き頼れるものは金銭と物…
ミカ2:12「ヤコブよ。わたしはあなたをことごとく必ず集める。わたしはイスラエルの残りの者を必ず集める。わたしは彼らを、おりの中の羊のように、牧場の中の群れのように一つに集める。こうして人々のざわめきが起ころう」 イスラエル再建国にはテオドール・ヘ…
ミカ1:13「ラキシュに住む者よ。戦車に早馬をつなげ。それはシオンの娘にとって罪の初めであった。イスラエルの犯したそむきの罪が、あなたのうちに見つけられたからだ」 ラキシュといえばヨシュアがまだ約束の地を占領する前に、5人の王と戦った場所の1つです(…
ヨナ4:6「神である主は一本のとうごまを備え、それをヨナの上をおおうように生えさせ、彼の頭の上の陰として、ヨナの不きげんを直そうとされた。ヨナはこのとうごまを非常に喜んだ」 あたかも主がヨナに対して機嫌を取るような行為ですが、実はこの直後虫を備え…
ヨナ3:8「人も、家畜も、荒布を身にまとい、ひたすら神にお願いし、おのおの悪の道と、暴虐な行いから立ち返れ」 獣や牛や羊にも断食させるのはアッシリア特有なのでしょうか。家畜にも荒布をまとわせるのは、聖書の教えとは違っています。ただ、王が王座から降…
ヨナ2:6「私は山々の根元まで下り、地のかんぬきが、いつまでも私の上にありました。しかし、私の神、主よ。あなたは私のいのちを穴から引き上げてくださいました」ヨナの祈りを見る限り、ヨナが海に投げ出されてからすぐに大魚に飲み込まれたわけではなさそうで…
ヨナ1:9「ヨナは彼らに言った。「私はヘブル人です。私は海と陸を造られた天の神、主を恐れています」」 このヨナの言葉は他の船員や乗客には衝撃でした。なぜなら、ヘブル人の神はエジプトから脱出するとき、多くの奇跡を起こし、葦の海を2つに分けた神だったか…
アモス9:10「わたしの民の中の罪人はみな、剣で死ぬ。彼らは『わざわいは私たちに近づかない。私たちまでは及ばない』と言っている」 預言者の中にもわざわいは自分たちに起こらない、と預言した者もいました(エレ14:13)。おそらくそのころにはモーセ5書は存在して…
アモス8:5「あなたがたは言っている。「新月の祭りはいつ終わるのか。私たちは穀物を売りたいのだが。安息日はいつ終わるのか。麦を売りに出したいのだが。エパを小さくし、シェケルを重くし、欺きのはかりで欺こう」」 自分たちの利益のために、新月の祭りや安息…
アモス7:1「神である主は、私にこのように示された。見よ。王が刈り取ったあとの二番草が生え始めたころ、主はいなごを造っておられた」 出エジプトの際も神はいなごを準備されていたのでしょうか。エジプトでは歴史上かつてなかったほどの蝗害だったと記されてい…
アモス6:14「まことに、イスラエルの家よ、今、わたしは一つの民を起こしてあなたがたを攻める。―万軍の神、主の御告げ―彼らはレボ・ハマテからアラバの川筋まで、あなたがたをしいたげる」アモスがヤロブアム2世の時代の預言者ならば(1:1)、「私たちは自分たちの…
アモス5:15「悪を憎み、善を愛し、門で正しいさばきをせよ。万軍の神、主は、もしや、ヨセフの残りの者をあわれまれるかもしれない」 ヨセフの残りの者は、エフライムを代表とするイスラエル全家のことです。1000人が出征していた町には100人、100人出征させた町…
アモス4:13「見よ。山々を造り、風を造り出し、人にその思いが何であるかを告げ、暁と暗やみを造り、地の高い所を歩まれる方、その名は万軍の神、主」 もし、主が存在するだけで人と何の関わりも持たないのなら、どうやって人は神を知ることができるでしょうか。…
アモス2:10「あなたがたをエジプトの地から連れ上り、荒野の中で四十年間あなたがたを導き、エモリ人の地を所有させたのは、このわたしだ」 約束の地、カナンはエモリ人の地であったと書かれています。歴史の教科書には「アムル人」と呼ばれていますが、シュメール…
アモ1:1「テコアの牧者のひとりであったアモスのことば。これはユダの王ウジヤの時代、イスラエルの王、ヨアシュの子ヤロブアムの時代、地震の二年前に、イスラエルについて彼が見たものである」「牧者」であったアモスの預言は、次第に人々に広まり、ついには王の…
ホセ14:4「わたしは彼らの背信をいやし、喜んでこれを愛する。わたしの怒りは彼らを離れ去ったからだ」 この後、イスラエルの王ホセアはアッシリアに反旗を翻し、朝貢をやめたためにホセアは捕らえられアッシリアに連行されます(17:4-6)。イスラエル国の歴史は…
ホセ13:2「彼らは今も罪を重ね、銀で鋳物の像を造り、自分の考えで偶像を造った。これはみな、職人の造った物。彼らはこれについて言う。「いけにえをささげる者は子牛に口づけせよ」と」 職人が作ったものを、さも大切な何かのように扱うのは、洋の東西を問わず…
ホセ12:12「ヤコブはアラムの野に逃げて行き、イスラエルは妻をめとるために働いた。彼は妻をめとるために羊の番をした」 ヤコブが逃げなければならなかったのは、ラケルと話し合って兄エサウの受ける祝福を横取りしたからです(創27:18ー29)。ホセアの預言にもあ…
ホセ11:9「わたしは燃える怒りで罰しない。わたしは再びエフライムを滅ぼさない。わたしは神であって、人ではなく、あなたがたのうちにいる聖なる者であるからだ。わたしは怒りをもっては来ない」 イスラエルに対する思いが伝わってきます。それは前節の「エフラ…
ホセ10:12「あなたがたは正義の種を蒔き、誠実の実を刈り入れよ。あなたがたは耕地を開拓せよ。今が、主を求める時だ。ついに、主は来て、正義をあなたがたに注がれる」 神がエフライムにくびきを掛け、ユダが耕し、ヤコブがまぐわをひく、とあるように(11)、神…
ホセ8:2「彼らは、わたしに向かって、「私の神よ。私たちイスラエルは、あなたを知っている」と叫ぶが」 「あなたを知っている」の「知っている」はヘブル語「yada(ヤーダ)」が使われており、知識だけでなく、経験的にも理解しているというニュアンスがあります。また…
ホセ7:13「ああ、彼らは。彼らはわたしから逃げ去ったからだ。彼らは踏みにじられよ。彼らはわたしにそむいたからだ。わたしは彼らを贖おうとするが彼らはわたしにまやかしを言う」預言者ホセアの時代は、ヤロブアム2世の時代だとあります(1:1)。北イスラエル国…
ホセ6:2「主は二日の後、私たちを生き返らせ、三日目に私たちを立ち上がらせる。私たちは、御前に生きるのだ」 「3」は神の数字で三位一体は、一つでありながら3つの性格を持つ神のことを指しています。同様に「7」も神の数字で、「6」を数えて安息に入る周期は神のも…
ホセ5:4「彼らは自分のわざを捨てて神に帰ろうとしない。姦淫の霊が彼らのうちにあって、彼らは主を知らないからだ」 姦淫の罪が子供のうちにあるのなら、父なる神はすぐに取り除こうとしないでしょうか。これが多くの神を信じない人の持つ疑問です。なぜ、神は…
ホセ4:14「わたしは、あなたがたの娘が姦淫をしても罰しない。また、あなたがたの嫁が姦通をしても罰しない。それは男たちが遊女とともに離れ去り、神殿娼婦とともにいけにえをささげているからだ。悟りのない民は踏みつけられる」 主は忍耐強いお方なので、もし…