2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

私の口に触れ

エレ1:9「そのとき、主は御手を伸ばして、私の口に触れ、主は私に仰せられた。「今、わたしのことばをあなたの口に授けた」 主がエレミヤの口に触れたのは「私はまだ若くて、どう語っていいかわかりません(6)」と言ったからです。モーセも主のことばを取り次…

ダビデの勇士たち

2サム23:8「ダビデの勇士たちの名は次のとおりであった。補佐官のかしら、ハクモニの子ヤショブアム。彼は槍をふるって一度に八百人を刺し殺した」 歴代誌では800人は300人となっています(1歴11:11)。仮にサムエル記の数字を信用するなら、ヤショブアム一人…

あなたを殺さない

2サム19:23「そして王はシムイに、「あなたを殺さない」と言って彼に誓った」 シムイはベニヤミン出身でダビデがアブシャロムから逃げるときに、ダビデの一行を呪ったり、石を投げたりしてついて来た男です(16:5-9)。本来ならすぐにでも捕らえられ、首をはね…

わが子よ。わが子よ

2サム18:33「すると王は身震いして、門の屋上に上り、そこで泣いた。彼は泣きながら、こう言い続けた。「わが子アブシャロム。わが子よ。わが子アブシャロム。ああ、私がおまえに代わって死ねばよかったのに。アブシャロム。わが子よ。わが子よ」」 ダビデは…

そばめたちのところに入った

2サム16:22「こうしてアブシャロムのために屋上に天幕が張られ、アブシャロムは全イスラエルの目の前で、父のそばめたちのところに入った」 これはナタンの預言した「その人は、白昼公然と、あなたの妻たちと寝るようになる(12:11)」の成就です。皮肉なこと…

アムノンの死を嘆き悲しんで

2サム13:37「アブシャロムは、ゲシュルの王アミフデの子タルマイのところに逃げた。ダビデは、いつまでもアムノンの死を嘆き悲しんでいた」 アムノンは確かにダビデの長男でしたが(3:2)、タマルとの事件を聞き相当に怒っていたはずです(21)。いくら異母兄弟…

私だけが家に帰り

2サム11:11「ウリヤはダビデに言った。「神の箱も、イスラエルも、ユダも仮庵に住み、私の主人ヨアブも、私の主人の家来たちも戦場で野営しています。それなのに、私だけが家に帰り、飲み食いして、妻と寝ることができましょうか。あなたの前に、あなたのた…

ロ・デバル

2サム9:4「王は彼に言った。「彼は、どこにいるのか。」ツィバは王に言った。「今、ロ・デバルのアミエルの子マキルの家におられます」 ユダ、ベニヤミン以外の10支族は、サウルの子イシュ・ボシェテを次期王だと担ぎ上げてきましたが、その子つまりサウルの…

ツロの王ヒラム

2サム5:11「ツロの王ヒラムは、ダビデのもとに使者を送り、杉材、大工、石工を送った。彼らはダビデのために王宮を建てた」 ツロは歴史や地理の教科書などでは「ティルス」と表示される方が多いようです。新共同訳は「ティルス」です。ダビデにはペリシテの…

ベニヤミンに属するとみなされていた

2サム4:2「サウルの子イシュ・ボシェテのもとに、ふたりの略奪隊の隊長がいた。ひとりの名はバアナ、もうひとりの名はレカブといって、ふたりともベニヤミン族のベエロテ人リモンの子であった。というのは、ベエロテもベニヤミンに属するとみなされていたか…

ヤシャルの書

2サム1:18「この弓の歌をユダの子らに教えるように命じた。これはヤシャルの書にしるされている」 ヤシャルの書には、ヨシュアが太陽と月を留めたことが書かれています(ヨシュ10:12)。さらに、ダビデが代々歌い続けるように教えた「弓の歌」もヤシャルの書に…

さばきを彼らの間で行なう

詩149:9「また書きしるされたさばきを彼らの間で行なうため。それは、すべての聖徒の誉れである。ハレルヤ」 5節以降の「彼ら」は、「聖徒たち(5)」を指しているのだと思います。聖徒たち(英語では「faithful people(NIV)」と訳され、信仰熱き人たちのこと…

みことばを送って

詩147:18「主が、みことばを送って、これらを溶かし、ご自分の風を吹かせると、水は流れる」 主の創造は6日間で終わったわけではありません。今もみことばを使ってあらゆることをコントロールしておられます。氷を溶かすことでさえ、主のみことばが働…

霊が出て行くと

詩146:4「霊が出て行くと、人はおのれの土に帰り、その日のうちに彼のもろもろの計画は滅びうせる」 146篇から150篇までの5つは、「ハレルヤ」で始まり、終わりの節も「ハレルヤ」で終わる同じ形式の歌が続きます。「ハレルヤ」は「ハレル(誉める)」と「…

生ける者はだれひとり

詩143:2「あなたのしもべをさばきにかけないでください。生ける者はだれひとり、あなたの前に義と認められないからです」 新共同訳では「御前に正しいと認められる者は命あるものの中にはいません」となっています。これはパウロが引用した「義人はいない、…

彼らは私よりも強い

詩142:6「私の叫びに耳を留めてください。私はひどく、おとしめられていますから。どうか、私を迫害する者から救い出してください。彼らは私よりも強いのです」 マスキールは〇〇の調べにあわせてという詩がいくつかあり(45,53篇など)、音楽用語だととらえる…

それは頭にそそがれる油

詩141:5「正しい者が愛情をもって私を打ち、私を責めますように。それは頭にそそがれる油です。私の頭がそれを拒まないようにしてください。彼らが悪行を重ねても、なおも私は祈ります」 あたかも叱責を喜んでいるようですが、ダビデの基本姿勢だと思います…

まむしの毒

詩140:3「蛇のように、その舌を鋭くし、そのくちびるの下には、まむしの毒があります。セラ」 イエス様が「まむしのすえ」だと名指しで非難したのはパリサイ人たちでした(マタ23:33)。彼らは表向きは、神に仕える律法の番人のようでしたが、その実は宴会や会…

あなたの書物

詩139:16「あなたの目は胎児の私を見られ、あなたの書物にすべてが、書きしるされました。私のために作られた日々が、しかも、その一日もないうちに」 「胎児」にあたるヘブル語「golem(ゴーレム)」は、聖書にたった一度この箇所だけに使われた特別な言葉で…

口のみことばを聞いた

詩138:4「主よ。地のすべての王たちは、あなたに感謝しましょう。彼らがあなたの口のみことばを聞いたからです」 「感謝しましょう」は口語訳では「感謝するでしょう」となっており、これから起きることのように書かれています。「口のみことば」は「主の言…

エモリ人の王シホン

詩136:19「エモリ人の王シホンを殺された。その恵みはとこしえまで」 出エジプトをして荒野にいるときに、エモリ人の土地を通らなければなりませんでした。「あなたの国を通らせてください(民21:22)」と頼んでもシホンはイスラエルを迎え撃つために兵を差し…

ヤコブの母マリヤとサロメ

マコ16:1「さて、安息日が終わったので、マグダラのマリヤとヤコブの母マリヤとサロメとは、イエスに油を塗りに行こうと思い、香料を買った」 イエス様の墓に行ったのは、各福音書で「マグダラのマリヤと、ほかのマリヤ(マタ28:1)」「女たち(ルカ24:1)」「マ…

くじ引きで決めた

マコ15:24「それから、彼らは、イエスを十字架につけた。そして、だれが何を取るかをくじ引きで決めたうえで、イエスの着物を分けた」 この文だと、着物のどのパーツを取るかくじで決めたように感じますが、ヨハネによれば兵士の数は4人で、すでに4つの着物…

死刑に当たる罪がある

マコ14:64「「あなたがたは、神をけがすこのことばを聞いたのです。どう考えますか。」すると、彼らは全員で、イエスには死刑に当たる罪があると決めた」 そもそもなぜイエス様が逮捕されたかもわかりません。祭司長レベルの決定では、イエス様を死刑にでき…