2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

あなたがたに勧告します

1テサ5:14「兄弟たち。あなたがたに勧告します。気ままな者を戒め、小心な者を励まし、弱い者を助け、すべての人に対して寛容でありなさい」 11節から怒涛の訓戒と勧めが書かれています。テサロニケではすでに互いに励まし合っているようです(11)。しかし…

兄弟愛と携挙

1テサ4:6「また、このようなことで、兄弟を踏みつけたり、欺いたりしないことです。なぜなら、主はこれらすべてのことについて正しくさばかれるからです。これは、私たちが前もってあなたがたに話し、きびしく警告しておいたところです」 兄弟愛はどの教会で…

生きがい

1テサ3:8「あなたがたが主にあって堅く立っていてくれるなら、私たちは今、生きがいがあります」 使徒として教会が成長することは親のように喜べることなのでしょう。パウロは「生きがい」を感じています。ギリシャ語では「zao(ザオ)」が使われ、「生きる」…

一度ならず二度までも

1テサ2:18「それで私たちは、あなたがたのところに行こうとしました。このパウロは一度ならず二度までも心を決めたのです。しかし、サタンが私たちを妨げました」 パウロの人生が順風満帆というわけではありませんでした。多くの迫害や妨害が彼に前に立ちふ…

来られるのを待ち望むように

1テサ1:10「また、神が死者の中からよみがえらせなさった御子、すなわち、やがて来る御怒りから私たちを救い出してくださるイエスが天から来られるのを待ち望むようになったか、それらのことは他の人々が言い広めているのです」 テサロニケへの伝道はパウロ…

兄弟アポロのこと

1コリ16:12「兄弟アポロのことですが、兄弟たちといっしょにあなたがたのところへ行くように、私は強く彼に勧めました。しかし、彼は今、そちらへ行こうとは全然思っていません。しかし、機会があれば行くでしょう」 使徒18章に初めてアポロの名前が出てきま…

霊と知性を使って

1コリ14:15「ではどうすればよいのでしょう。私は霊において祈り、また知性においても祈りましょう。霊において賛美し、また知性においても賛美しましょう」 パウロは異言よりも預言を推奨しています(2-3)。この手紙の内容から、コリントでは異言が多く語ら…

愛は決して絶えることがありません

1コリ13:8「愛は決して絶えることがありません。預言の賜物ならばすたれます。異言ならばやみます。知識ならばすたれます」 愛こそあらゆるものの頂点に立つ概念あるいは神の教えだとパウロは語ります。ヨハネは「神は愛(1ヨハ4:8)」だと言っており、愛を持…

調和させてくださった

1コリ12:24「かっこうの良い器官にはその必要がありません。しかし神は、劣ったところをことさらに尊んで、からだをこのように調和させてくださったのです」 「かっこうの良い」はギリシャ語で「euschemon(ユースケモン)」と言い、「優雅なかたち」という意…

食べるには

1コリ11:25「夕食の後、杯をも同じようにして言われました。「この杯は、わたしの血による新しい契約です。これを飲むたびに、わたしを覚えて、これを行ないなさい」 多くの教会では1コリント11章の24,25節を聖餐式のときに引用します。本来はコリント人へ…

つまずきを与えない

1コリ10:32「ユダヤ人にも、ギリシヤ人にも、神の教会にも、つまずきを与えないようにしなさい」 1コリント10章はおもに食べ物についての教義や説明が書かれています。「つまずき」は英語では「offence(NIV)」、ギリシャ語では「aposkopos(アポスカポス)」が…

すべての人の奴隷となりました

1コリ9:20「ユダヤ人にはユダヤ人のようになりました。それはユダヤ人を獲得するためです。律法の下にある人々には、私自身は律法の下にはいませんが、律法の下にある者のようになりました。それは律法の下にある人々を獲得するためです」 前の説では「すべ…

夫(妻)を救えますか

1コリ7:16「なぜなら、妻よ。あなたが夫を救えるかどうかが、どうしてわかりますか。また、夫よ。あなたが妻を救えるかどうかが、どうしてわかりますか」 「救う」はギリシャ語で「sozo(ソゾ)」で「危険から助け出す」という意味です。ここでは罪の状態から…

互いに訴え合うことが敗北

1コリ6:7「そもそも、互いに訴え合うことが、すでにあなたがたの敗北です。なぜ、むしろ不正をも甘んじて受けないのですか。なぜ、むしろだまされていないのですか」 「訴え合う」のギリシャ語「krima(クレマ)」は「さばく」という意味もあり、お互いにさば…

父の妻を妻にしている

1コリ5:1「あなたがたの間に不品行があるということが言われています。しかもそれは、異邦人の中にもないほどの不品行で、父の妻を妻にしている者がいるとのことです」 父はギリシャ語で「pater(パテア)」で「祖先」とか「年長者」の意味もあります。イエス…

力を見せてもらいましょう

1コリ4:19「しかし、主のみこころであれば、すぐにもあなたがたのところへ行きます。そして、思い上がっている人たちの、ことばではなく、力を見せてもらいましょう」 パウロの書いた一連の手紙は教会宛で、多くの人が読むようになっていました。もちろんの…

肉に属しているからです

1コリ3:3「あなたがたは、まだ肉に属しているからです。あなたがたの間にねたみや争いがあることからすれば、あなたがたは肉に属しているのではありませんか。そして、ただの人のように歩んでいるのではありませんか」 いよいよパウロの本格的なコリントへの…

この世の知恵でもなく

1コリ2:6「しかし私たちは、成人の間で、知恵を語ります。この知恵は、この世の知恵でもなく、この世の過ぎ去って行く支配者たちの知恵でもありません」 「成人」のギリシャ語は「teleios(テレイオス)」は「成熟した」以外に「終わりをもたらす」とか「完全…

彼と私との母によろしく

ロマ16:13「主にあって選ばれた人ルポスによろしく。また彼と私との母によろしく」 「ルポス」をコンコルダンスで探してみると、イエス様の十字架を無理やり背負わされたクレネ人シモンの息子の名前が出てきます(マコ15:21)。聖書では年齢順に名前を書くので…

約束を保証するため

ロマ15:8「私は言います。キリストは、神の真理を現わすために、割礼のある者のしもべとなられました。それは父祖たちに与えられた約束を保証するためであり」 イエス様がユダヤ人として生まれたのは聖書に書かれてある多くの預言を成就するためであり、また…

さばかれない人は幸福です

ロマ14:22「あなたの持っている信仰は、神の御前でそれを自分の信仰として保ちなさい。自分が、良いと認めていることによって、さばかれない人は幸福です」 クリスチャンとして行なう行為もある人にはさばきの対象になり得ます。ある人はお酒を飲み、ある人…

愛は貸せない

ロマ13:8「だれに対しても、何の借りもあってはいけません。ただし、互いに愛し合うことについては別です。他の人を愛する者は、律法を完全に守っているのです」 「この前愛したから、その愛を返してください」ということはできません。恩を返すのとは違う感…

思うべき限度を越えて

ロマ12:3「私は、自分に与えられた恵みによって、あなたがたひとりひとりに言います。だれでも、思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。いや、むしろ、神がおのおのに分け与えてくださった信仰の量りに応じて、慎み深い考え方をしなさい」 パウロが…

イスラエルはみな救われる

ロマ11:31「彼らも、今は不従順になっていますが、それは、あなたがたの受けたあわれみによって、今や、彼ら自身もあわれみを受けるためなのです」 「彼ら」とはユダヤ人のことです。パウロは福音を語っていますが、同時に異邦人の完成のときまで、イスラエ…

つまらないことに用いる器

ロマ9:21「陶器を作る者は、同じ土のかたまりから、尊いことに用いる器でも、また、つまらないことに用いる器でも作る権利を持っていないのでしょうか」 大預言者イザヤもエレミヤもダニエルも陶器師のことに触れています(イザ64:8、エレ18:2、ダニ2:41など)…

「もし」ではなく、確実に

ロマ8:11「もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられる御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださる…