2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

エレミヤ32章 再び畑が買われるようになる

エレ32:43「あなたがたが、『この地は荒れ果てて、人間も家畜もいなくなり、カルデヤ人の手に渡される』と言っているこの国で、再び畑が買われるようになる」エレミヤは甥のハナムエルが、畑を買って欲しいと聞いたとき、あらかじめ主からのことばがあったので、…

エレミヤ31章 苦しみの嘆きと泣き声が

エレ31:15「主はこう仰せられる。「聞け。ラマで聞こえる。苦しみの嘆きと泣き声が。ラケルがその子らのために泣いている。慰められることを拒んで。子らがいなくなったので、その子らのために泣いている」」 この預言はイエス様が誕生したときに成就したとマタイ…

エレミヤ30章 ヤコブは帰って来て

エレ30:10「わたしのしもべヤコブよ。恐れるな。―主の御告げ―イスラエルよ。おののくな。見よ。わたしが、あなたを遠くから、あなたの子孫を捕囚の地から、救うからだ。ヤコブは帰って来て、平穏に安らかに生き、おびえさせる者はだれもいない」 この預言がハナ…

エレミヤ28章 すべての民の前でこう言った

エレ28:11「そしてハナヌヤは、すべての民の前でこう言った。「主はこう仰せられる。『このとおり、わたしは二年のうちに、バビロンの王ネブカデネザルのくびきを、すべての国の首から砕く。』」そこで、預言者エレミヤは立ち去った」ハナヌヤの自信はいったいど…

エレミヤ27章 呪術者に聞くな

エレ27:9「だから、あなたがたは、バビロンの王に仕えることはない、と言っているあなたがたの預言者、占い師、夢見る者、卜者、呪術者に聞くな」ヨシヤが死んでエホアハズが王になりますが、エジプトに連行され幽閉されます(2王23:33)。わずか3か月の治世の後、…

エレミヤ26章 私を遣わされたのです

エレ26:12「エレミヤは、すべての首長とすべての民に告げてこう言った。「主が、あなたがたの聞いたすべてのことばを、この宮とこの町に対して預言するよう、私を遣わされたのです」」 エレミヤが耳で聞いた通りの預言をしたので、死刑に当たると祭司や預言者たち…

エレミヤ25章 七十年の終わりに

エレ25:12「七十年の終わりに、わたしはバビロンの王とその民、―主の御告げ―またカルデヤ人の地を、彼らの咎のゆえに罰し、これを永遠に荒れ果てた地とする」エレミヤが初めて70年という数字を口にしています。それはダニエルが解き明かした「メネ、メネ、テケル…

エレミヤ24章 あの悪いいちじくのように

エレ24:8「しかし、悪くて食べられないあの悪いいちじくのように、―まことに主はこう仰せられる―わたしは、ユダの王ゼデキヤと、そのつかさたち、エルサレムの残りの者と、この国に残されている者、およびエジプトの国に住みついている者とを、このようにする」…

エレミヤ23章 預言者は夢を述べるがよい

エレ23:28「夢を見る預言者は夢を述べるがよい。しかし、わたしのことばを聞く者は、わたしのことばを忠実に語らなければならない。麦はわらと何のかかわりがあろうか。―主の御告げ―」イザヤやエゼキエルのように幻によって預言する預言者もいました(イザ1:1、エゼ…

エレミヤ21章 奇しいみわざを行なわれたように

エレ21:2「どうか、私たちのために主に尋ねてください。バビロンの王ネブカデレザルが私たちを攻めています。主がかつて、あらゆる奇しいみわざを行なわれたように、私たちにも行ない、彼を私たちから離れ去らせてくださるかもしれませんから」 おそらく「かつて…

エレミヤ20章 もう主の名で語るまい

エレ20:9「私は、「主のことばを宣べ伝えまい。もう主の名で語るまい」と思いましたが、主のみことばは私の心のうちで、骨の中に閉じ込められて燃えさかる火のようになり、私はうちにしまっておくのに疲れて耐えられません」エレミヤは足かせを付けられ、多くの…

エレミヤ19章 陶器師の器が砕かれると

エレ19:11「彼らに言え。『万軍の主はこう仰せられる。陶器師の器が砕かれると、二度と直すことができない。このように、わたしはこの民と、この町を砕く。人々はトフェテに葬る余地がないほどに葬る』」 土焼きのびんとありますが(1)、イスラエルの民を陶器師の…

エレミヤ18章 私たちは自分の計画に従い

エレ18:12「しかし、彼らは言う。『だめだ。私たちは自分の計画に従い、おのおの悪いかたくなな心のままに行なうのだから』と」主がわざわいを考えている(11)というのにも関わらず、なお自分の道を歩むのだと言い張っています。「だめだ」の英語は「its no use(NIV)…

エレミヤ17章 安息日に荷物を運んで

エレ17:27「しかし、もし、わたしの言うことを聞き入れず、安息日をきよく保たずに、安息日に荷物を運んでエルサレムの門のうちに入るなら、わたしはその門に火をつけ、火はエルサレムの宮殿をなめ尽くして、消えることがないであろう」 安息日に荷物を運ぶなら…

エレミヤ16章 そんなものは神ではない」

エレ16:20「人間は、自分のために神々を造れようか。そんなものは神ではない」と」ここで使われている「神」はすべて「elohiym(エロヒム)」が使われています。何の力も権威もないものを、あたかも万能かのように扱うのは人が犯しやすい間違いです。他の神を拝むのな…

エレミヤ14章 剣で刺し殺された者たち

エレ14:18「野に出ると、見よ、剣で刺し殺された者たち。町に入ると、見よ、飢えて病む者たち。しかし、預言者も祭司も、地にさまよって、途方にくれている」 バビロニアはエホヤキンをバビロンに連れて行き、多くの高官や兵士、職人たちを連行しました(2王24:15…

エレミヤ13章 王と王母に告げよ

エレ13:18「王と王母に告げよ。「低い座に着け。あなたがたの頭から、あなたがたの輝かしい冠が落ちたから」 聖書には王の名前が記されるとき、母の名前も書かれています。ソロモンの母はバテ・シェバで有名ですが(2サム12:24)、たとえば、ソロモンの子レハブアム…

エレミヤ12章 なぜ、悪者の道は栄え

エレ12:1「主よ。私があなたと論じても、あなたのほうが正しいのです。それでも、さばきについて、一つのことを私はあなたにお聞きしたいのです。なぜ、悪者の道は栄え、裏切りを働く者が、みな安らかなのですか」 エレミヤは主と論じ合うことがあったとしても、…

エレミヤ11章 あなたの町の数ほどもあり

エレ11:13「なぜなら、ユダよ、あなたの神々は、あなたの町の数ほどもあり、あなたがたは、恥ずべきもののための祭壇、バアルのためにいけにえを焼く祭壇を、エルサレムの通りの数ほども設けたからである」エレミヤが預言しているのはヨシヤ王の時代だとあり(1:2…

エレミヤ10章 天と地を造らなかった神々

エレ10:11「あなたがたは、彼らにこう言え。「天と地を造らなかった神々は、地からも、これらの天の下からも滅びる」と」この11節だけがアラム語で書かれています。旧約聖書はヘブル語で書かれていますが、それは読む対象がイスラエルの民に限定していたからです…

エレミヤ9章 わたしを知っていることを

エレ9:24「誇る者は、ただ、これを誇れ。悟りを得て、わたしを知っていることを。わたしは主であって、地に恵みと公義と正義を行なう者であり、わたしがこれらのことを喜ぶからだ。―主の御告げ―」 イザヤは主を知ることについて「それは知恵と悟りの霊、はかりご…

エレミヤ7章 『天の女王』のための供えのパン菓子

エレ7:18「子どもたちはたきぎを集め、父たちは火をたき、女たちは麦粉をこねて『天の女王』のための供えのパン菓子を作り、わたしの怒りを引き起こすために、ほかの神々に注ぎのぶどう酒を注いでいる」 エレミヤだけに「天の女王」についての記述があります。「女…

エレミヤ6章 戒めを受けよ

エレ6:8「エルサレムよ。戒めを受けよ。さもないと、わたしの心はおまえから離れ、おまえを住む人もない荒れ果てた地とする」 もし、この預言が3章から続く一連のものならば、このことばはヨシア王時代に語られたものです(3:6)。まだ、捕囚にあってないエルサレ…

エレミヤ5章 あなたがたはどうするつもりだ

エレ5:31「預言者は偽りの預言をし、祭司は自分かってに治め、わたしの民はそれを愛している。その末には、あなたがたは、どうするつもりだ」 主は公義を行ない、真実を求める者を見つけたなら、エルサレムを赦そうと言われています(1)。まだチャンスはあるよう…

エレミヤ4章 あなたの行ないとあなたのわざが

エレ4:18「あなたの行ないと、あなたのわざが、あなたの身にこれを招いたのだ。これがあなたへのわざわいで、実に苦い。もう、あなたの心臓にまで達している」神を信じるなら、神に導かれ正しい道を歩むようになる、というのは理想ですが、現実は生活の中で多く…

エレミヤ3章 妹のユダは恐れもせず

エレ3:8「背信の女イスラエルは、姦通したというその理由で、わたしが離婚状を渡してこれを追い出したのに、裏切る女、妹のユダは恐れもせず、自分も行って、淫行を行なったのをわたしは見た」イスラエルがアッシリアによって滅ぼされたときのユダの王はヒゼキヤ…

エレミヤ2章 質の悪い雑種のぶどうに

エレ2:21「わたしは、あなたをことごとく純良種の良いぶどうとして植えたのに、どうしてあなたは、わたしにとって、質の悪い雑種のぶどうに変わったのか」 何ごとも最初は新鮮で、うまく行くように思えるものです。主ご自身も荒野でイスラエルの民に律法を与えた…