2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ヨシュア1章 強くあれ。雄々しくあれ

ヨシュ1:6「強くあれ。雄々しくあれ。わたしが彼らに与えるとその先祖たちに誓った地を、あなたは、この民に継がせなければならないからだ」 モーセがヨシュア励ますときに「強くあれ。雄々しくあれ(申31:23)」と言い、主がヨシュアに語りかけたときにも同じ…

詩篇65篇 地の下ごしらえをし

詩65:9「あなたは、地を訪れ、水を注ぎ、これを大いに豊かにされます。神の川は水で満ちています。あなたは、こうして地の下ごしらえをし、彼らの穀物を作ってくださいます」 情報が氾濫すると、本来あるべき姿に目を向けなくなってしまいます。テレビもイン…

詩篇63篇 砂漠の衰え果てた地で

詩63:1「神よ。あなたは私の神。私はあなたを切に求めます。水のない、砂漠の衰え果てた地で、私のたましいは、あなたに渇き、私の身も、あなたを慕って気を失うばかりです」 ダビデが羊飼いであったころ、羊をおって荒野にでかけることはよくありました(1サ…

詩篇62篇 息より軽い

詩62:9「まことに、身分の低い人々は、むなしく、高い人々は、偽りだ。はかりにかけると、彼らは上に上がる。彼らを合わせても、息より軽い」 ダビデは身分が低くても、高くてもそれは重いものではない、「息より軽い」と歌っています。ソロモンは知恵ある者…

詩篇61篇 いつまでも王座に着いている

詩61:7「彼が、神の御前で、いつまでも王座に着いているようにしてください。恵みとまこととを彼に授け、彼を保つようにしてください」 「彼」とは前節の「王(6)」のことです。人には寿命があり、いくら「どうか王のいのちを延ばし(6)」と願ったところで、永…

詩篇60篇 出陣なさらないのですか

詩60:10「神よ。あなたご自身が私たちを拒まれたのではありませんか。神よ。あなたは、もはや私たちの軍勢とともに、出陣なさらないのですか」 表題にある塩の谷での戦いはサムエル記では12,000人ではなく、18,000人を打ち殺したとあります(2サム8:13)。この…

詩篇59篇 どうか目をさまして

詩59:4「私には、咎がないのに、彼らは走り回り、身を構えているのです。どうか目をさまして、私を助けてください。どうか、見てください」 表題にあるように、ダビデがサウルによって家を見張られていたのは、まだミカルと一緒に暮らしていたころのことです…

詩篇58篇 呪文を唱える者の声も、聞こうとしない

詩58:5「これは、蛇使いの声も、巧みに呪文を唱える者の声も、聞こうとしない」 「滅ぼすな」という歌はダビデが57,58,59篇と続けて歌ったものです。58篇には表題にサウルの名前は登場しませんが、詩篇の編さん者はおそらく、57と59篇と同じ境遇のときのもの…

詩篇56篇 私に戦いをいどんでいる者が

詩56:2「私の敵は、一日中、私を踏みつけています。誇らしげに私に戦いをいどんでいる者が、多くいます」 「ガテでダビデを捕らえたときに」と表題にありますが、実際にはダビデは気がふれた芝居をしてその場を乗り切っています(1サム21:10-15)。ここでは「…

詩篇55篇 ことばを混乱させ

詩55:9「主よ。どうか、彼らのことばを混乱させ、分裂させてください。私はこの町の中に暴虐と争いを見ています」 詩篇51篇から続く詩は「バテ・シェバとの姦通(詩51)」「エドム人ドエグの密告(詩52)」「ジフ人たちの密告(詩54)」となり、詩篇56篇では「ガテ…

詩篇54篇 見知らぬ者たちが

詩54:3「見知らぬ者たちが、私に立ち向かい、横暴な者たちが私のいのちを求めます。彼らは自分の前に神を置いていないからです。セラ 」 周りの人たちには、サムエルがダビデに油注ぎ(1サム16:13)、サウルから神の霊が去ったことは知らされていません(1サム1…

詩篇53篇 善を行なう者はいない

詩53:3「彼らはみな、そむき去り、だれもかれも腐り果てている。善を行なう者はいない。ひとりもいない」 パウロは「すべての人が罪の下にある(ロマ3:9)」という根拠にこの詩篇53篇と詩篇14篇(詩14:3)の「善を行なう者はいない、ひとりもいない」を挙げてお…

詩篇52篇 神を力とせず

詩52:7「見よ。彼こそは、神を力とせず、おのれの豊かな富にたより、おのれの悪に強がる」 ダビデがサウルから追われていることは周囲に知れ渡っていたようです。祭司アヒメレクは最初ダビデを見たときに恐る恐る尋ねたとあります(1サム21:1)。アヒメレクも…

詩篇51篇 あなたは正しく、さばかれるとき

詩51:4「私はあなたに、ただあなたに、罪を犯し、あなたの御目に悪であることを行ないました。それゆえ、あなたが宣告されるとき、あなたは正しく、さばかれるとき、あなたはきよくあられます」 ダビデは主のさばきが正しいことをしっていました。自分が何を…

詩篇49篇 よみの手から買い戻される

詩49:15「しかし神は私のたましいをよみの手から買い戻される。神が私を受け入れてくださるからだ。セラ」 「人は、その栄華のうちにとどまれない(12)」とあります。さらに、「人は、死ぬとき、何一つ持って行くことができず(17)」とも書かれ、地上の栄華は…

詩篇48篇 聞いたとおりを、そのまま見た

詩48:8「私たちは、聞いたとおりを、そのまま見た。万軍の主の都、われらの神の都で。神は都を、とこしえに堅く建てられる。セラ」 「ご自身をやぐらとして示された(3)」とあるように、周りから主の存在が見えるようになっています。それを見た王たちは驚き…

詩篇47篇 手をたたけ

詩47:1「すべての国々の民よ。手をたたけ。喜びの声をあげて神に叫べ」 「幸せなら手をたたこう」の作詞者、木村利人氏は戦後フィリピンでボランティアしているときに、この歌詞を思いついたそうです。木村さんは改革長老派の教会で洗礼を受けたクリスチャン…

申命記34章 その墓を知った者はいない

申34:6「主は彼をベテ・ペオルの近くのモアブの地の谷に葬られたが、今日に至るまで、その墓を知った者はいない」 約束の地に入れなかったのは、メリバの事件のゆえだとあります(民20:24)。それほどメリバの水の事件は大きかったのでしょうか?モーセは命じ…

申命記33章 あなたの勝利の剣

申33:29「しあわせなイスラエルよ。だれがあなたのようであろう。主に救われた民。主はあなたを助ける盾、あなたの勝利の剣。あなたの敵はあなたにへつらい、あなたは彼らの背を踏みつける」 2018年で建国70周年を迎えるイスラエルで、5月14日(建国記念日)に…

申命記32章 近ごろ出てきた新しい神々

申32:17「神ではない悪霊どもに、彼らはいけにえをささげた。それらは彼らの知らなかった神々、近ごろ出てきた新しい神々、先祖が恐れもしなかった神々だ」 新しい神を信仰したのはエシュルン(15)だと書かれています。イザヤ書では「わたしのしもべヤコブ、…

申命記30章 そこからあなたを連れ戻す

申30:4「たとい、あなたが、天の果てに追いやられていても、あなたの神、主は、そこからあなたを集め、そこからあなたを連れ戻す」 あたかもイスラエルの民がどこかに追放されて、散り散りになって全世界に行ってしまうような言い方です。実際にバビロン捕囚…

申命記29章 悟る心と、見る目と、聞く耳を

申29:4「しかし、主は今日に至るまで、あなたがたに、悟る心と、見る目と、聞く耳を、下さらなかった」 たとえ40年間マナを食べ続けようと(出16:35)、雲の柱や火の柱(出13:21)を見ても、「身に着けている着物はすり切れず、その足のくつもすり切れなかった(5…

申命記28章 息子や娘の肉を食べるようになる

申28:53「あなたは、包囲と、敵がもたらす窮乏とのために、あなたの身から生まれた者、あなたの神、主が与えてくださった息子や娘の肉を食べるようになる」 57節にも自分の子どもを食べる記述があります。レビ記には偶像崇拝を禁じ、もしこれに従わなければ7…

申命記27章 みおしえのことばを守ろうとせず

申27:26「「このみおしえのことばを守ろうとせず、これを実行しない者はのろわれる」民はみな、アーメンと言いなさい」 ゲリジム山に6部族(12)、エバル山に6部族(13)が立ち、それぞれ祝福と呪いを宣言します。15節からのかぎ括弧で区切られ、民に「アーメン…

申命記26章 乳と蜜の流れる地

申26:9「この所に導き入れ、乳と蜜の流れる地、この地を私たちに下さいました」 アブラハムがカナンの地へ行くように命じられた時には「乳と蜜が流れる地」などとは言われませんでした(創12:1)。ところが出エジプトを経て荒野での40年が終わるころに主が導き…

申命記25章 うしろの落後者をみな、切り倒した

申25:8「彼は、神を恐れることなく、道であなたを襲い、あなたが疲れて弱っているときに、あなたのうしろの落後者をみな、切り倒したのである」 エサウの子エリファズのめかけがエサウに産んだ子がアマレクとなり、アマレクはエサウの孫に当たります(創35:12…